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民自公3党独裁とこの国のこれから 野田と役人とマスコミに騙され泣きを見る国民
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2012/8/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
この国は、ちょっと異常すぎないか。いや、ちょっとどころか、異常の極みに達している。デタラメだらけの消費増税法案が先週末にあっけなく成立してしまったことだ。
デフレ不況下の大増税。しかも公約違反だし、3党合意なんて、国民は頼んだ覚えもない。どう考えても、認められない暴挙なのだが、参院でも悪法がラクラクと可決・成立である。
民主・自民・公明の談合3党は、あまりに順調すぎるので、最後には“内紛”の田舎芝居まで打つ余裕だった。「翼賛体制だ」「密室談合だ」と言われたくないから、野田と谷垣がケンカのフリをしていたが、裏に回れば、「ラクなもんだったな」と舌を出してニンマリである。
異常はそれだけじゃない。民意が完全に無視され、それが堂々とまかり通ってしまったことだ。どの世論調査でも、国民の6割は増税法案に反対し、「今国会で急ぐ必要はない」と繰り返し意思表示していた。おまけに野田内閣は2割台、民主党にいたっては1ケタの支持率しかない。野田政権も3党談合も「ノー」を突きつけられ、そもそも増税をやる資格なんてなかったのだ。
◆世界の先進国でも例がない独裁
普通だったら、民主党政権も自民党も躊躇(ちゆうちよ)しそうなものだが、この連中は民意なんて歯牙にもかけず、好き勝手に押し切った。国民はとことんナメられ、眼中になかったのである。二重三重の暴挙だし、そこが恐ろしい。気づいている国民は少ないだろうが、これは完全にファッショ政治の始まりなのである。
筑波大名誉教授の小林弥六氏が言う。
「正義も大義もない増税法案がなぜ簡単に成立したのか。国会の3分の2以上を占める民自公が手を組んだだけでなく、官僚や財界、マスメディアが一体化したからです。国家権力がみんなで一つに固まり、手を組めば、何でもできてしまう。嫌がる世論も簡単に踏みにじれる。今回の消費増税法案で、それが証明されたのですが、これは異常も異常です。世界の先進国を見渡せば分かるように、与党第1党と野党第1党が合体した国はありません。民主主義と選挙の否定になるからです。米国も英仏独も、そこだけはわきまえています。ところが日本は、進んで独裁体制に突き進んでいる。警告を発すべきメディアまで応援している。戦前の悪夢の再現です。こんな異常な政治は戦後初めてですし、このままファッショ体制が固定化したら、戦後の民主政治は本当におしまいですよ」
戦後最悪のファッショ政治が許されたら、日本の米隷属化はさらに進み、TPP参加はもちろん、沖縄の基地固定化も決まりとなる。そうやって、やりたい放題はどんどんエスカレートし、原発だって、そのうち全部再稼働となり、被災地復興は忘れ去られ、切り捨てられていく。大マスコミと官僚がボディーガードをつとめる民自公独裁に、盾突く勢力はいなくなる。そんな恐ろしい時代の入り口を、いま通りすぎてしまったのだ。
◆増税はやらすぶったくりの国民騙しの収奪だ
いい加減、国民は賢くならないと、本当にヤバい。法案成立の日、「借金を子孫に残すべきではない」「福祉に回されるのなら増税も仕方ない」とテレビの取材に答えているサラリーマンがいたが、そんな考えだと、野田極悪政権と大マスコミのカモになるだけだ。
「民自公はペテン集団。消費増税は詐欺。ひとことで言えば、そういうことです。12兆から13兆円の増税分が福祉に回されれば、家計負担が減るから行って来いだと甘く考えている国民が多いようですが、それはありません。今回の法案は、“福祉目的税”になっていないし、福祉予算が拡大される約束もない。また軽減税率とか、低所得者への補填を期待させるような報道がありますが、全部ウソです。騙(だま)しです。そもそも財務省が増税を進めたのは、自分たちのサイフを豊かにし、差配の権力を強化するのが狙いだから、税収が減ることをするわけがないのです。一体改革どころか、やらずぼったくりの庶民収奪。それが消費増税の正体なのです。国民は本気で怒らないと、後でホゾをかむことになります」(経済アナリスト・菊池英博氏)
戦後、アメリカの3S政策に洗脳され、おとなしい羊のような民族に飼いならされた日本人。オリンピックに浮かれ騒ぐのもいいが、国家の企みを見抜き、自分の生活は自分で守るしかないという強い意志を持たないと、いいようにやられてしまうのだ。
◆子孫の人生を台無しにする現代人
「その意味で、次の選挙が歴史の分岐点だと思います。危険極まりない3党独裁政治の始まりに、国民がノーを突きつけられるかどうか。ただ、結託した今の権力の騙しは非常に巧妙です。選挙では、民自公3党が間口を広げ、それぞれ与野党を演じながら票を集めようとする。マスメディアや役人は有権者を撹乱(かくらん)してくる。それを考えると、選挙後も民自公の3党独裁体制が続いてしまうんじゃないかと非常に不安です。もし、そうなったら、野田民主党と自民党の合体政権は、ますます世論に耳を傾けることなく、政治は一気に右傾化する。言論統制も強まる。それは間違いないでしょうが、そこで良識ある国民まであきらめてしまい、大勢に従うようになったら、この国は最後です。貧困にされた揚げ句、煽(あお)られて太平洋戦争に突入した状況を再び迎えることになってしまう。“子孫のための増税容認”が、むしろ子孫の人生を台無しにする国になってしまうのです」(小林弥六氏=前出)
戦前・戦中の天皇制ファッショのひどさ、怖さを一番身にしみて経験したのは日本共産党だ。こういうときこそ、武装革命でも何でも始めないと間に合わないのだが、その兆しは見えないし、他の野党も音なしである。異常な政情に陥った国にいながら、異常に静かで、お人よしばかりの国民。
末期は確実にそこに迫っている。
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