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「総理候補」22人を採点する 政治部、経済部記者70人大アンケート
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/421
「文藝春秋」2012年9月特別号
野田61.8点、谷垣47.1点、小泉進次郎63.4点、では橋下は? 見抜かれたニューリーダーの実力
永田町には現在、450名ほどの政治記者が活動していると言われる。約50名の取材陣を誇るNHK、朝日、読売、共同を筆頭に、日経、毎日、産経、時事が約30名ずつ、そのほかに民放テレビ、ラジオ、地方紙の記者が取材に駆け回り、日々の政治ニュースは報道されている。
今回、本誌編集部は、彼ら政治部に所属する記者、そして経済部の記者ら、あわせて70名にアンケート取材を行なった。
政治記者は永田町、霞が関で政治家や官僚を取材するのみならず、野党議員の動静もチェックし続けている。また、時にはプライベートに入り込み、政治活動だけではうかがい知れない人間性まで知る機会を持つ。彼らはリーダー候補の将来性をはかるうえで、最適の立場にあると言えるだろう。
また、現在の日本が抱える最大の懸案は経済の立て直しであり、また増税法案が国論を二分していることから、経済を見るプロである経済記者にも評価をしてもらった。
この9月には、民主党代表選、自民党総裁選が予定されており、また解散総選挙も近いと見られている。09年から3年間続いた民主党政権はすでに分裂、政権を維持する力は乏しく、再び政権交代を迎える可能性が濃厚だ。
今回のアンケートでは、野田佳彦首相をはじめ、22人の有力政治家について、「リーダーシップ」「政策実行力」「人望・人脈」「発信力」の観点から100点満点で評価をしてもらい、その理由もたずねた。「取材したことがない」などの理由で、評価を控えた記者もおり、本ページのランキングは、「総得点÷評価を下した記者数」で算出した平均点を掲載している。ちなみに全体の平均点は47.3点。トップと最下位の得点差は32.4点におよんだ。
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/421?page=2
トップは、わずか当選1回の小泉進次郎(31=63.4点)だった。
「まだ若く、評価に値しない」などという理由で7人が無回答だった一方、評価した大半の記者が「将来に期待する」と回答した。
「国会質問を聞いていても、1年生とは思えないほど勉強しており、的を射ている。もちろんルックスもよく礼儀正しい。裏では深夜までディベートの練習をしたり、早くも一部の官僚が集まって帝王学が施されている。出席した人物によると、理解力が高いとのこと。将来、間違いなく首相になる人物ではないだろうか」(テレビ経済部)
「議員になる前、彼が米国のシンクタンクにいた時代に会ったことがあるが、当時から気さくで礼儀正しかった。議員になりたての頃は、父親を意識しすぎて大げさな言い回しが多かったが、最近の世論をうまく汲み取った発信力には目を見張るものがある」(テレビ政治部)
「野党の1年生のため、政策実行力は未知数だが、自民党で国会対策、青年局長、復興支援などで地道に汗をかいている。国会質問等で見せた与党を攻撃する能力は申し分ないが、自らが与党の議員となり守勢になったときにどこまで耐えられるかがポイントだ」(新聞政治部)
「自民党が賛成した4月の郵政民営化法改正案が衆院通過した際には、珍しく歯切れが悪かった。父親の意思を引き継ぐつもりならば、本当に離党するかは別にして、離党の覚悟を示すべきだったのではないか」(新聞政治部)
■3党合意への評価は?
現在首相を務める野田佳彦(55=61.8点)は、平均点において2位だったものの、総得点は4326点で最多だった。高得点をつけた記者たちは、成立不可能と見られた消費増税法案を自民、公明党との3党合意に持ち込んだことを評価する。
「『後世の歴史家が評価してくれる』とよく周囲に話すように、消費増税法案に対する信念たるや、自民党政権の歴代首相と比べても並々ならぬものがある」(新聞政治部)
「小沢氏と決別してまで増税法案の成立を目指したことに対して、国民は野田氏の覚悟を見たと思う。与党の結束より、国家財政の行方を優先させたことは、首相として当然だが、高く評価したい」(新聞政治部)
「何も決められなかった小沢、鳩山、菅という民主党の第1世代と比べて、決定的に違うリーダーである。3党合意の際、自民党の谷垣総裁から信頼を得たのも、野田氏が実直な人柄であったからこそだ」(テレビ政治部)
しかし、増税法案への執念に対して「財務省の言いなり」という批判が多く、消費増税以外の成果となると、「何1つ結果を出していない」という厳しい声も数多くあった。
「財務省の振り付け通りの政権運営には失望の一言しかない。社会保障と税の一体改革といいながら、社会保障制度改革は進まず、公務員制度改革、国会議員の定数削減には着手しようとしないのは大きな問題だ」(テレビ経済部)
「就任以来、景気対策には一切手をつけていないし、東日本大震災の復興に関しても指導力を発揮できていない。仮に在任期間が延びたとしても、増税法案以外のビジョンを持っているのか疑問だ」(テレビ政治部)
また、政権運営の手腕にも多くの疑問符がついた。「人を見る目がない」(テレビ政治部)ことに起因する「人事下手」「人脈不足」である。
「最大の失敗は輿石東氏を幹事長に据えたこと、そして一川保夫、田中直紀両防衛大臣の起用など、輿石氏の推薦する人事を行ってしまったことだ」(新聞政治部)
「自身のグループ、花斉会は20人ほどしかおらず、側近は手塚仁雄首相補佐官ぐらいしかいない。人望はあるものの党内の人脈基盤が弱すぎる」(通信社政治部)
この続きは「文藝春秋」2012年9月特別号でご覧ください。
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