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ペテン首相 これからの欺瞞作戦 この国のマスコミ情報の大嘘
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2012/8/11 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「近いうちに解散」などするはずがない民主党の内部事情と野田首相居座りの破廉恥
「近いうちに解散」――。
野田首相と谷垣総裁が確認した合意を巡って、ああでもない、こうでもないと、さまざまな臆測が飛び交っている。
自民党は「もう首相は終わりだ」と、すっかり早期解散の言質を取ったつもりでいるらしい。麻生太郎元首相は「『近いうちにメシを食う』と言ったら、2週間かそこらだ。それが社会常識だ」と勝ち誇っていた。ホテルのバーは安い」という人の常識では、そうなるようだ。
大マスコミも「会期末も視野、解散風」(朝日)、「10、11月との見方も」(読売)などと書き、今国会会期末(9月8日)までか、秋の臨時国会召集後の早期解散をにおわせている。つまり、総選挙は早ければ10月上旬、遅くとも11月上旬という読みなのだが、いやはや、お人よしというか、アホじゃないか、と言いたくなってくる。
いつ解散するか、そもそも本気で解散する気があるのかどうかは、野田の腹ひとつだ。外野がいくら詮索したところで、分かるはずがない。早期解散の見方が広がっている理由について、大新聞は「2人の合意には『密約』のにおいも漂う」と書いているが、だから何なのか。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「『近いうちに』という言葉が独り歩きしていますが、たとえ、野田首相と谷垣総裁との間で、何らかの密約が結ばれていたとしても、それを守るかどうかは首相の胸三寸です。しょせんは密室会合での口約束に過ぎないし、文書を取り交わしているわけでもありません。できるだけ解散したくない、というのが首相の本音でしょうから、約束が履行されるとは限りません」
◆ドジョウに一杯食わされた坊ちゃん総裁
谷垣が「話が違う」と怒ったところで、野田にトボケられたらそれまで。野田の周辺は「9月の党代表選で首相が再選される可能性は高まった」とイケイケドンドンで、「完勝だ。解散時期を明示せずに自民の協力を取り付けた」と、笑いが止まらない様子だ。解散要求なんて蹴散らすということなのだろう。
「国民の生活が第一」の小沢一郎代表は、「『加藤の乱』と同じだ。谷垣は野田にダマされた」と周囲に話し、呆れていた。これがプロの見方なのだ。政治評論家の本澤二郎氏がこう指摘する。
「実際、解散の保証なんてどこにもありませんからね。お坊ちゃんの谷垣総裁が、ドジョウ首相に一杯食わされたということです。首相は解散権をちらつかせていれば影響力を維持できる。首相にとっては、願ったりかなったりの展開でしょう」
国民の過半数が反対している消費増税法案は、きのう(10日)、参院本会議でまんまと可決、成立してしまった。消費税率は14年に8%、15年には10%にハネ上がる。国民は「痛み」を強いられ、血を流すのに、増税に「命をかけた」野田は無傷のまま、世紀の悪法だけが成立してしまったわけだ。野田の高笑いが聞こえてきそうだ。
◆野田の戦略は解散引き延ばし「来夏の衆参ダブル選」
恐らく、野田は解散なんかしない。選挙になれば大敗するのは見えているからだ。
政治評論家の森田実氏は「民主党は次の衆院選で選挙区25、比例区25の計50議席まで減らす」と予測したし、あちこちで民主惨敗予想が躍っている。バタバタと討ち死にするのが分かっているのだ。
それでも野田が解散に突っ走ろうとすれば、党内で羽交い締めにされ、引きずり降ろされるだけ。輿石幹事長は「2人(野田か谷垣か)がいなくなったら(3党合意の)話は終わりだろう」と言っている。いざとなれば代表を代えればいい。それでご破算というわけだ。
「野田首相の戦略は、特例公債法案や衆院の選挙制度改革に手を付けながら、できるだけ解散を先送りし、来年度の予算編成になだれこむことです。自民党は大型公共工事の復活をもくろみ、『国土強靱化基本法案』を提出しているから、バラマキで自民の協力が取り付けられると思っているのです」(政界関係者)
野田はきのうの国会でも、解散の時期について「特定の時期を明示的に、具体的にお示しするということはふさわしくない」とゴニョゴニョごまかし、「特例公債法案と政治改革ですね。一票の格差の是正と定数削減と選挙制度改革は、一日も早くやらなければいけない」と言っていた。
こうして、ノラリクラリと逃げ回り、ズルズルと来夏の衆参ダブル選まで引き延ばす。総理のイスに居座り続けられるし、そのうち選挙の風向きも変わるかもしれない。そんな魂胆なのだ。
◆3党談合を「3本の矢」に例える大新聞
自民はいいツラの皮だが、後になってわめこうが、騒ごうがダメだ。国民の過半数が反対している増税法案に協力しておいて、「やっぱり内閣不信任案だ」じゃあ、大義がないし、恥の上塗り。ますます国民から呆れられるだけである。
それに、そんな事態になったら、不信任案で造反した小泉進次郎ら若手、中堅が黙っていない。自民党内だってシッチャカメッチャカだ。
「今回、自民党だけが損をした格好です」と言うのは政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏。
「不信任案を巡り、いったんは野田政権と闘う姿勢を見せながら、結局は3党合意の元のサヤに戻ってしまった。国民からすると、日和見を決め込んだ印象はぬぐえません。選挙になったら、確実に議席を減らすことになると思います」
悪知恵だけは一人前のペテン首相のことだから、すべて計算ずくだろう。
でも、大メディアはそうは書かない。3党合意を「立派」ともてはやしている。野田の欺(ぎ)瞞(まん)、破廉恥を暴かないのだ。
読売なんかは民・自・公を「3本の矢」になぞらえ、3党合意を「選挙後も維持できるよう、今から知恵を絞るべきだ」なんて書いていた。これでは野田がやりたい放題を続けるのも当然だ。
「3党合意は国民の声を無視し、少数意見をかき消す談合政治です。戦前の翼賛体制と変わりません。マスコミは国民の立場から、これを批判しなければダメ。それが本来の役割なのに、デタラメ増税と密室談合を支持して、首相の延命を手伝っているのだから話にならない。野田政権と同様、メディアも狂っているとしか思えません」(本澤二郎氏=前出)
こうやって大マスコミの大嘘報道は続く。野田はペロリと舌を出している。罪つくりな連中だ。
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