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消費増税 成立 不安、不信「声聴いて」「子供が増税のだしに」(東京新聞)
東京新聞2012年8月11日(書き起こし)
◆高 齢 者
「景気がこれほど落ち込む中、このタイミングでは絶対にすべきではない」。
東京都豊島区の、巣鴨地蔵通り商店街。ベンチに座つていた須田政男さん(64)=台東区=は、説明を尽くさないまま増税に踏み切る政治家に不信を抱く。「テレビで有識者との討論をよく見るが、増税を決める前に、
政治家は私たち一般市民と議論する場をつくるべきだ」
とげぬき地蔵近く、昭和八年創業の衣料品店の元経営者男性(77)は「増税は死活問題」と伏し目がちにつぶやく。「今でも商売の先行きが不安なのに、増税になれば仕入れ代金が増え、お客さんに負担をかけるのは目に見えている。
こうなったら、反対デモでもやるしかないか・・・」。
夫(70)と、とげぬき地蔵を訪れた北区の女性(68)は「国民のことを考える、きちんとした政治家が本当に少なくなった。身を切る努力をしていないのに増税は許せない」。
一方で、新宿区の田中勇さん(64)は「国の財政を考えれば、やむを得ない」。
ただし「増税で得たお金を公共事業に回すのはやめてほしい。震災復興や福祉の充実、景気回復に優先して使うべきだ」と要望した。
父の経営する総菜店で働く女性(45)は「仕方がない」とあきらめ顔。でも「増税するなら、せめて老後に安心して暮らせる社会にしてほしい」と話した。
◆子育て世代
子育て中の母親からは、負担増への不安が相次いだ。小学四年と幼稚園年長の女児二人を育てる江戸川区の主婦宮田麻津子さん(35)は「一番影響するのは生活費。こまめに電気を消すなど節約を心掛けているけど、これから子どもの教育費もかかるし、食費を削るといつっても・・・」と戸惑う。
「増税のために子どもがだしにされた」と憤るのは、大田区の団体職員坂井和歌子さん(34)「(政府は、増税分を)子育て支援に使うと言っていたけれど、そういう話が少しも聞こえてこない。増税するなら、安心して預けられる保育所を増やすために使ってほしい」と訴える。
一方で、「いま負担しないと、子どもたちにしわ寄せがいく。増税は仕方ない」と話すのは生後八ヵ月の長女を連れ、中央区銀座で買い物をしていた横浜市の三十代の主婦。 「国会議員を選んだのも私たちですから」と淡々と話した。
※コメント
消費税の欠点として、所得の低い人ほど、所得に対する負担率が高い、即ち逆進的だと言われます。いまどき、子連れで銀座で買い物できる女性にとっては、消費増税は痛くもかゆくも無いのでしょうね。
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