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東京第五検察審査会の「架空議決」説の限界と「議決誘導」説
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/296.html
投稿者 和モガ 日時 2012 年 8 月 11 日 13:37:08: PVnDA2aQ4uvco
 

「架空議決」説
「審査員は存在せず小沢氏の起訴議決は架空議決で最高裁が開示した資料は捏造である」というもの。

「議決誘導」説
「欠陥選定くじソフトを使って審査員ではないものを潜り込ませ、審査会の議論を起訴相当に誘導した」というもの。
平成21年4群から平成22年第3群まで4日の選定作業(裁判官と検察官の2人の立会人の目を誤魔化すことが必要)だけ捏造すれば後は正規のルートに乗るのでその他の書類に捏造はないとするもの。
 詳細はこれ→http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/659.html

この説をもとに「8 月7日 検審事務局(=最高裁)は、「吉田審査補助員の交通費請求書」偽造でも大失敗!」で投稿された内容を検討してみよう。
 投稿内容→http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/155.html

この種の2つ書類を「議決誘導」説で見ると「書類間には合理性」があるとの結論になる。
・7月分 吉田審査補助員出張2回→審査会開催7/13と7/27で合致。
・8月分      〃   3回→審査会開催8/4、8/24、8/31で合致。
・9月分      〃   2回→審査会開催9/6、9/14で合致。
 ここで問題になるのが請求書の提出日の28日。これは9/14に起訴議決しているので9/28に決議書の検討と署名の予定であったと思われる。このため吉田審査補助員は9/28に審査会に出向いた。ところが、決議したメンバーの一人(130346番)が欠席したため、この作業が出来ず以前の旅費を請求しただけで帰った。これが28日の請求書の理由であり、議決書の署名・提示が10/4に遅れた理由でもある。
 審査状況→http://wamoga.web.fc2.com/sinsa.pdf

新しい資料が開示される度に「架空議決」説は後退していく運命にあり、段々とその先の展望が掴めなくなっていくのではないかと思うがどうであろう?
また、「架空議決」説をとったときに生じる以下の疑問にはどのように答えるのであろう?

@ 審査会は個別案件に対して徴集されるものでなく常時開催の体制にあり、そこに案件が持ち込まれ審査されるもので小沢案件とはいえ審査会にとっては案件の一つに過ぎない。果たして小沢案件だけ切り取って捏造することが可能か?

A 架空の議決であればいくらでも怪しまれない年齢にすることが出来るのに何故、平均年齢を30.9歳と発表したのか?

B 審査員・補充員(任期は6ヶ月)は3ヶ月毎に群が入れ替わるので、少なくとも小沢案件以外を審査するため、平成21年11月から平成22年1月まで(最初の平成21年第4群)と平成22年11月から平成23年1月まで(最後の平成22年第3群)は審査員・補助員がいなければならない。このことは、少なくとも小沢案件の審査員の半分は実在(偽の審査員であっても)することを意味する。

C 資料を捏造するには膨大な手間と時間がかかる。宣誓書と(旅費)請求書だけでも約44人分、合計約400枚作らなければならない上、期間としては平成21年9月(1回目審査員の選定)から平成23年1月(2回目審査員任期終了)まで1年3カ月に渡り捏造しなければならない(書類は整理番号等が振られ後からまとめて作れるようにはなっていない)。果たしてそんな長期に渡る捏造が可能であろうか?
 

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コメント
 
01. 2012年8月11日 13:56:24 : 9Ni0RoXeLg
一市民Tです。反論です。
@小沢事件もその他の事件も捏造です。
A検審事務局は発表前まで「30.9歳」を怪しまれると思っていなかった。
 浅はかなことですが。彼らはそのレベル。何度も会ってよくわかっています。
B第五検審の審査員はいない。従って、小沢事件もその他事件の審査事件票も捏造。
C捏造資料作成は簡単。
これら資料を作成するのは日常作業だから。

ぜひ、検察審査会、最高裁に行って、職員と会話し、開示請求をなさった下さい。


02. 和モガ 2012年8月11日 14:28:06 : PVnDA2aQ4uvco : FsuoGBaCX2
一市民Tさま
 反論の意味が不明です。
@は小沢案件そのものが存在しないということでしょうか?
B第五検察審査会の審査員は21年4月から現在まで全く存在しないということでしょうか?

03. 2012年8月11日 14:42:22 : 0n8z9YJFnM
一市民Tさんの見解に賛成。

もし一連の処理が正しいと仮定するなら、第5検察審査会事務局や最高裁事務総局はなぜ堂々と胸を張って証拠を提示し説明しないのだ?個人情報を知りたいと言っているのではない。一連の処理が適切に行われていたかどうかの証明を問うているのだ。

もし一連の処理が正しいと仮定するなら、当然のこととして、その正しい処理を第三者である国会や会計検査院に対し、納得できる説明ができなければならない。一点の曇りもないのであれば、粛々と、正々堂々と証明すればいいではないか?

正しい処理を正しいと証明するのがそんなに難しいことなのか?

いまだにそれが証明されないから、おかしいと言っているのだよ。


04. 和モガ 2012年8月11日 14:58:02 : PVnDA2aQ4uvco : FsuoGBaCX2
>03番さま

 審査会の審査が正規のルートに乗ってると言えども、基本的なところで審査会事務局は審査員をねつ造していますから証拠は提示し説明することはないでしょう。潜り込んだ人物が明らかになると最高裁の上部から政界に繋がる大きな闇が暴かれる可能性があります。


05. 2012年8月11日 15:18:09 : RsreIIQ23Y
あくまで荒唐無稽な仮説であるが
第5検察審査会の設立目的は
裁判員裁判と検察審査会強化に伴った
もともと、政治冤罪案件を作る目的の
始めから特定の審査員が決められた
審査会なのでだ
秘密で好評できないと言う以上
最高裁と検察庁合体の
戦前の治安維持法見たいな
脱法的機関と断じられても
言い訳できないし
甘んじてそういわれべきものだ
最高裁が法の番人とは思われなくっている
現実を法曹関係者が疑問にもたない
本当にすべてが腐っている

06. 2012年8月11日 15:24:03 : 9Ni0RoXeLg
一市民Tです。
架空議決の根拠となっている「14の疑惑」を挙げておきます。
この疑惑に検審事務局(=最高裁)は何も答えることはできません。

<審査員は本当に存在したのか?審査会議は開かれたのか?>
疑惑1:検察審査会事務局は、2010年9月8日大手6紙に「審査補助員がやっと決まった。これから審査が本格化し、議決は10月末になる」とリークした(9月8日大手6紙報道参照)。ところが、10月4日「9月14日代表選投票日に議決されていた」と発表された。検察が大捜査をした末不起訴とした事件を、9月8日からわずか6日間で、検察審査会で起訴議決と判断したということだ。現実にはありえない。
疑惑2:朝日新聞10月5日朝刊・夕刊および読売新聞10月6日は、審査会関係者のリークで議決の模様をこと細かく伝えている。わざとらしく信憑性が疑われる記事だ。
疑惑3:前記の記事では「(審査会議は)8月は隔週、9月は13日までに平日頻繁に開いた」とある。ところが検審事務局が開示した審査員日当請求書によると、「8月は、4、10、24、31日の4回、9月1〜13日は、6日の1回」となる。審査会議が本当に開かれていたのなら、このような大きな違いは発生しない。
疑惑4:前記の請求書等の資料によると、9月6日以降審査会議は一度も開かれず、9月14日に議決したことになっている。新聞報道では「議論が煮詰まったので、急遽議決をすることにした」とあるが、一度も審査会議が開かれていないのにどうして議論が煮詰まるのか?
疑惑5:私の知人が、9月28日、検察庁で斉藤隆博東京特捜副部長に会った。斉藤副部長は「これから検察審査会に説明に行く」と言ったそうだ。議決後であれば法違反だ。読売記事では9月上旬説明したことになっているが、検察および検審事務局は説明日の開示を拒否している。検察庁で8月1日〜9月14日までの間の出張管理簿(徒歩圏の出張も記入することになっている)閲覧したところ、斉藤副部長が検察審査会に赴いたという記載はない。
疑惑6:検審事務局は、再三の開示請求にもかかわらず、審査会議の開催日、開催回数、会議室名を明らかにしない。会議録(存在するといっているが?)の開示も拒否している。
疑惑7:彼らが呈示した審査会議開催のアリバイを示す唯一の資料は歳出・支出証拠書類だが、これらも審査員氏名、出頭日、振込先等がマスキングされている。出金が事実なのか?出金されたとしても、支払先が誰だかわからない。架空請求書の可能性もある。
疑惑8:審査員くじ引き責任者兼広報担当の手嶋課長は、週刊プレイボーイ記者「審査員はホントにいたのか」の質問に、「いた…と思います」と答えている。当事者が「いた…と思います」はありえない。
疑惑9:小沢検審では審査員・補充員は44名が選ばれたはずだ。議決に至るまで、不可思議なことやありえないことが多数報道されている。44名が存在したら、「事実はこうだ」と声を上げる者がいるはずであるが、その声はない。
疑惑10:小沢検審直前の2009年4月に、東京第五検察審査会という職員2人の小事務局が新設され、そこで小沢事件が議決されたことも単なる偶然と考えていいのだろうか。
疑惑11:「別の小沢案件(2007年分の記載ずれ)」が東京第一検審に申し立てられ、一回目審査で「起訴不当」になった。議決に加わった平均年齢も50歳である。第五検審に申し立てられた分だけが2回とも「起訴相当」になったことも不可解だ。

<審査員(テーブル上の審査員?)選定にもイカサマがあった?>
検察審査会法では、選挙管理委員会が審査員候補者を400人に絞り、検審事務局が、この中から年間44人の審査員・補充員をくじ引きで選ぶことになっている。くじで選ばれた議決審査員の平均年齢が、一回目議決34.27歳から34.55歳に、二回目30.9歳から33.91歳にさらに34.55歳と言い換えられた。
疑惑12:2回とも34.55歳になる確率100万分の1。事務局は「それが遇ったんです」とうそぶくが、数学的には起こりえない。
疑惑13:11人の平均年齢計算を間違えるはずがない。検審事務局の説明にも納得がいかない。
参考:「年齢言い直し」についての私の推理
最初に呈示した一回目議決34.27歳、二回目議決30.9歳は、事務局が恣意的に決めた「テーブル上の審査員」の平均年齢。「30.9歳は若すぎる」と指摘され、37歳足し忘れ(実際は足し忘れをしていない)があったとして平均年齢かさ上げを試みたが、算出方法を間違えたため元に戻れなくなった。「これまでのことはお忘れください」と言って、別集団である審査員候補者名簿から11人を抽出し、それを「テーブル上の審査員」(実在するが、本人には告知されていない)とした。1回目も2回目もそのように恣意的に選んだら、たまたま平均年齢が34.55歳となってしまった。(2回とも、合計年齢が 34.55×11=380になったということ)
疑惑14:森議員および市民は、審査員および審査員候補者の、個々の年齢、生年月日、生年月などの開示請求をしたが、事務局(=最高裁)は筋の通らぬ理由で拒否している。事務局はこれらを呈示することはできない。呈示すればイカサマがばれるから。


07. 2012年8月11日 15:50:06 : 9Ni0RoXeLg
02様
一市民Tです。
@について
小沢案件が存在しないということではありません。
審査会事務局が小沢事件およびその他の事件で、捏造議決書を作成したということです。
Bについて
その通りです。
スタートから、小沢起訴議決まで審査員は存在していないと判断しています。


08. 2012年8月11日 16:26:32 : 8hk0duzcU2
よこから口出しをするようで非常に申し訳ないのですが。

>疑惑5:私の知人が、9月28日、検察庁で斉藤隆博東京特捜副部長に会った。斉藤副部長は「これから検察審査会に説明に行く」と言ったそうだ。議決後であれば法違反だ。

架空議決であるとすれば「これから検察審査会に説明に行く」と言った斉藤隆博東京特捜副部長の発言も嘘ということになりますか。
あるいは「私の知人」が嘘を言っているか。
あるいは9月28日以降に議決はされたと言う事でしょうか。それなら第五検察審査会は存在することになります。

どちらにしても「一市民T」さんは粘り強く良く調査されていると思います。市民の誇りです、敬服しております。



09. 和モガ 2012年8月11日 16:55:01 : PVnDA2aQ4uvco : FsuoGBaCX2
>06 一市民Tさま

・疑惑1〜4:新聞記事は憶測記事も多いです。これらについては単なる憶測記事だと思います。
・疑惑5::審査会ではもともと9月14日に決議するつもりはなく28日に検察官の説明を受け10月に起訴相当の議決をする予定だったと思われます。それが民主党の代表選がからんできて小沢氏の当選を阻止するため、急遽14日に決議するよう圧力を受けたものと思われます。この指令に基づき14日にあわてて議決に持ち込んだのでしょう。「議決誘導」説をとればこれは可能なことと思われます。結局、斉藤検事の説明は吹っ飛んでしまったことでしょう。
・疑惑6:開催日と開催回数はその他の資料でほぼ解明されています。会議録は公開されることはないでしょう。
・疑惑7:口座振り込みのため、キッチリ形跡が残るので捏造は無理でしょう。
・疑惑8:手嶋課長の答え方からみると選定に何らかの不正があったという認識をしているのでは?「議決誘導」説を裏付ける答え方とも受け取れます。
・疑惑9:潜り込んだ人物以外は、みんな同じように選ばれた仲間と思っているので誰もおかしいとは思わないでしょう。
・疑惑10:審査会が出来た時点で西松建設事件が既に捜査されているのでその可能性は否定出来ないですね。
・疑惑11:これはまさに「議決誘導」説の言わんとするところです。第五検察審査会の審査員がまともに選定されていたら不起訴不当で終わっていたと思います。
・疑惑12:合計380歳ですから、どちらも若年者を選んでいけば結果的にそうなる確率はそれ程低い確率ではないと思います。
・疑惑13:第2回目の起訴議決の審査員に追加補充員の133566番がいますがもともとの審査員130362番と入れ替わっており、これが何度も計算を間違えた原因であるように思います。
・疑惑14:潜り込ませた審査員がわかれば大変なことになると思うので相手も必死で隠すと思います。


10. 2012年8月11日 16:57:43 : w8YZsfIjXk
ぐじゃぐじゃ言うなら全ての情報を開示すればよいだけだ。

最高裁事務総局は年齢、開催日時、場所、会議録、すべて開示すればいい。

誰も困らないはず。仮に審査委員自身が特定されてもどこにも不利益を受けることなどないはず。裁判員は特定され意見も述べている。

どうやって審査員を選んだのかも公開すればいい。どんな報道でどんなソフトを使って選んだのか。そのソフト制作会社とはどういう契約内容だったのかも。

ふざけるでない。すべて公開しないから疑われる。公開しないもののためになぜ我々は税金を払う必要があるのだ。

改めて言う。全部出せ。出せないのならこんなやり方はやめろ。


11. 大阪都民N 2012年8月11日 17:07:43 : Bgxu4vtAPr0EY : VTPSRvVXXw
和モガさま 一市民Tさま

大阪都民Nです。
私は、一市民Tさんやhanakoさんらが大変な熱意と労力をもって直接に検察審査会事務局・最高裁等を訪問して情報開示をさせてこられたことに、心から敬意を抱き深く感謝しております。

私が「傳田事務局長の実在」を疑った際にも、一市民Tさまから「傳田みのりは実在する」とのコメントを寄せて戴き、その「現場に触れてきた方」の直感・理解を尊重しつつ論考を深めねばならない、と感じた次第です。

私はまた、自分以上に慎重に論理的に、そして理路整然と問題を整理してこられた和モガさまを深く尊敬しております。

直接的に現場を訪れず、自ら開示請求していない私は、重要な情報を見落としていることをたびたび発見します。本日もhanakoさまから、私の見落としていた重要な資料の存在を教えて戴いたばかりです。

私は、まだ一市民Tさま、森ゆうこ議員らの集めてこられた事実に基づく確信に追いつけていない部分が多々あるのだということに注意を払っております。

理論物理学者も、観測された事実を知らずに論理を組み立てることはできません。しかし、観測された事実について、論理によって理解を深め、実験によって立証していく姿勢は、それぞれの立場で貫いていきたいと考えております。

和モガさまの投稿に対して、一市民Tさまがコメントされ、そこに私がこのようなコメントを入れていいのかどうか、書きながら迷っているのですが、何卒、気持ちだけはご理解戴きたく、お願い申し上げます。

この和モガさんの投稿についての私の考えについては、また後ほど書き込ませて戴きたく思います。

私たちは、それぞれに自立した上で、同志でありたいと思っています。


12. 2012年8月11日 17:33:44 : jphAaTG9gI
私には架空議決なのか審査員捏造なのか判断がつきませんが、34.55歳の話はよく判らないので、最初の10人分の合計を11で割ったら30.9歳になり、11人分の合計を11で割ったら33.91歳になったという話だけでシミュレーションをして見ました。この計算では最初に足し忘れた人の年令は33歳でこの人を除く10人の年令の合計は340歳です。審査員になりうる年令は20歳〜69歳までですので、20〜29歳→20歳,30〜39歳→30歳・・・・・60〜69歳→60歳と置き換えてシミュレートしたところ、10人の合計が340になる組み合わせは31通りあり、各年令層の平均内訳は60歳台0.48人ー50歳台1.32人ー40歳台2.39人ー30歳台3.19人ー20歳台2.61人となりました。因みに2010年の国勢調査による人口比率に基づいて各層から均等に選ばれるとすると60歳台2.02人ー50歳台2.10人ー40歳台1.92人ー30歳台2.21人ー20歳台1.75人となりこの組み合わせでの平均年齢は40.43歳となりました。33.91歳という数字が人口統計に比べると40歳台以下の層に偏った選ばれ方がされていると言えます。
この作業をやっていて気付いたのは10歳の間隔を一の位ゼロで計算して31通りで、実際の年令を元に10人の年令を合計したときそれがピッタリ340歳になることは果たしてありうるのかと感じました。

13. 大阪都民N 2012年8月11日 17:34:20 : Bgxu4vtAPr0EY : VTPSRvVXXw
審査員がまったく存在しない「架空議決」か、選定の正統さは疑われても形としての審査員が存在した上で「議決誘導」されたのか、という問題は、いくつかの象徴的場面を想定することによって、整理できるかと思います。


1)宣誓書の存在。 名前はマスキングされていて日付だけが読み取れる状態で開示されている。その日付の筆跡は、大半が「同一人物の手による可能性がある」と私は見ています。日付欄の数字「22」を並べてみると、角度を変えつつも同じ筆圧、同じ癖で書かれた文字のように(私には)見えます。

2)審査補助員の問題。 適正に開催されていたら7〜8回は検察審査員と顔を合わせている吉田弁護士。審査補助員が架空なら、吉田弁護士は名も顔も晒した極悪人であると言わねばなりません。この企みに加わった動機や報酬、その他の諸条件に疑問が残らないか、検討したいと思います。

3)旅費請求書の存在。 一応は、日付・整理番号・出欠遅刻などのリアリティは備えているように思います。が、「こんな複雑な捏造はできないだろう」との推測だけで検察審査員と補充員がいた、と断定することもできません。私自身は「債主番号」のバラツキから、不正な選定による身内メンバーが存在しているのではないか、と考えているところです。毎回彼らが出席した、という意味ではありませんが。

4)10月4日に関する新聞記事。 あの具体的記述のある記事が、事務局リークのみから作られたものだとしたら、新聞社はどこまで知っているのか、知らずに提供されたリーク内容だけで記事をつくったのか。表現がかなり共通していることから、少なくとも、各社独自取材の記事ではなく、あきらかに「リークに基づく記事だ」と私は受け止めています。

5)9月28日の検事の説明。 検事の話として出てくる「あまり熱意がない」とか「質問がでなかった」というのがありました。この話が新聞報道ではなく、市民側から聞こえてきたことを考えると、28日に斎藤検事は説明に行き、そこに「誰か」がいたのは事実である、と考えた方が筋が通ります。私は、この日、斎藤検事は吉田弁護士とふたりで議決書の打合せをした、とも考えていますが。

6)検察審査会事務局で目撃された三文判の束。 これは審査員架空を裏付ける側の情報です。指印の例がある中で、審査員から印鑑を預かっていた、という推理には、私は説得力を感じません。むしろ架空請求の道具の可能性が高いです。が、やはりどちらにも断定はできません。

今日は、コメント欄に直接打ち込んでいますので、あまり考えが整理できません。
また出直してきます。


14. 2012年8月11日 19:45:20 : JjSQKQLkmo
 ここまで証拠を挙げるには並大抵の行動力と知力がないとできない。一市民Tさんに脱帽です。
 そこで、一市民tさんに対する考察等々は分からないでもないですが、情報公開をしないことが、何よりの検察・裁判所等々の後ろめたさからくる捏造は論より証拠、実際開かれていたらこのような重大疑惑には、正々堂々と天下に公表し、”捏造などしていません”といえば事足りる。
 そうしないという事は審査員はいなかったと私は結論付ける。Tさんの疑惑列挙は恐ろしいほど真実味があり、そして真実と確信している。

15. 和モガ 2012年8月11日 19:47:21 : PVnDA2aQ4uvco : FsuoGBaCX2
>07 一市民Tさま
@、Bではちょっとスケールが大きすぎるのでは?
人員、期間、捏造資料どれをとっても半端でないスケールです。内部告発等非常にリスキーだと思われます。この計画でゴーサインを出す役人は誰もいないと思います。小沢氏を強制起訴する目的ならもっと簡単な方法を考えるのでは。

16. 2012年8月11日 20:55:24 : 9Ni0RoXeLg
>15和モガさま

最高裁は皆様が考えるほどまとも人達の集団ではありません。
小沢氏を確実に封じ込めるのは、架空議決がベストです。誘導だの中途半端な手は取っていません。
平均年齢呈示を失敗したことと、9月14日議決をしたのと、私のようなしつこい人間がいたことで、ばれそうになっていますが、そうでなければもう終わっています。
絶対ばれないと思っ他たので、大胆になったのです。今頃青くなっています。


17. 和モガ 2012年8月11日 21:21:25 : PVnDA2aQ4uvco : FsuoGBaCX2
>16 一市民Tさま
対象のものだけを追いかけてもなかなか実体が掴めません。第一検察審査会で小沢一郎氏の別案件が審査されていますが、第五検察審査会と同じ内容の情報開示をしてみてはいかがでしょう。比較対照することにより今まで見えなかったものも見えてくるのではないでしょうか。

18. カッサンドラ 2012年8月11日 22:37:43 : Ais6UB4YIFV7c : TuB3Er34dE
私も「今は」議決誘導説に傾いています。 しかし和モガさんの述べるような「一部審査員を取り替える」方式ではなく、審査員・補助員をそっくり入れ替えてしまう方式です。
誘導などというものは結果が確実ではありません。 どうしても起訴議決が欲しいときには、第三者委員会方式の「議決に必要な数の学者を前もって用意する」ことです。

さて「架空議決」の問題点ですが、真実が判明しない段階ではすべての説が存在を否定されるものではありません。 たとえば

@の他件審査との並立は可能か?ですが、他件の審査は審査員が通常通り行なっていてもいいのです。 小沢氏案件のみ切り離して架空審査をやればよいのです。 通常の審査員から特に文句は来ないでしょう。 とりあえず外向けには一緒にやったことにして。

Aの平均年齢の若さですが、30.9歳は審査員がいてもいなくても異常な数字に変りはありません。 審査員がいたからほかの数字は発表できなかったというのは、検察審査会を買いかぶっています。 審査員がいても必要と分かっていれば、平均年齢をいじるぐらいのことはやったかもしれません。 それに「議決誘導説」にはなぜ30.9歳になったかを説明しなければならない宿題があります。 「架空議決説」にはその必要がありません。 なんせ架空の審査員ですから。

Bの半数ずつ交代するシステムの件ですが、たしか第5検察審査会は平成21年にできたばかりと聞いています。 半数ずつずれて遡っていったとしても、すぐに始まりにぶつかります。 第1検察審査会のような昭和23年頃から開設している所とは歴史が違いますから、それほど大事には至らないと思いますが。

Cの資料を捏造する手間と時間の問題ですが、外向けには「氏名」と「住所」と「生年月日」は金輪際開示しないのですから、作業は思いのほか楽になります。 たとえば「宣誓書」や「旅費請求書」や「議決書」に使用する審査員名は、ほかの164箇所の検察審査会の過去の年度のデータをそっくり使用しても分かりません。 使用された本人も気がつかないでしょう。 マスキングされていては。

「宣誓書」に書き込むのは「氏名」と「宣誓年月日」だけだと思いました。 こんなものは種データがあれば、1枚数分でできます。
あとは「旅費請求書」の枚数だけですが、氏名の手書きの部分はマスキングされていました。 であれば1枚手書きで作り、あとはコピーして「請求月日」だけ変えて書き入れればこれも1枚数分です。 氏名の筆跡がまったく同じことはマスキングで隠せます。
以上のことを暇な検察審査会なら1週間もあれば1年分は偽造可能です。 だってたかだか44人分だけですから。


19. 和モガ 2012年8月12日 00:18:30 : PVnDA2aQ4uvco : FsuoGBaCX2
>18 カッサンドラさま

文中にもあるようにこの「議決誘導」説は開示された資料を信頼出来るものとして考察しています。一部審査員の取り換えも開示された審査員の氏名番号を考察して得た結論です。

@ それだとすぐ自分は第5検察審査会にいたが小沢案件を審査していないと内部告発が出るでしょう。
A 東京第5検察審査会の新しい疑惑(組織的犯罪)にその理由は書いています。
B の意味は小沢案件を審査する最初の平成21年4群の審査員は11月から1月までは平成21年3群(小沢案件とは無関係な群)と一緒に別案件を審査しなくてはならないという意味です。
C 外部に出すときにマスキングされるだけで部内では筆跡、印鑑等はそのまま残ります。44人分の筆跡、印鑑を変えて別々の書類に同じように記入することは実際問題として不可能でしょう。また、最大の難関は口座振り込みで振り込み先を捏造するのは困難だと思います。


20. 大阪都民N 2012年8月12日 00:34:24 : Bgxu4vtAPr0EY : VTPSRvVXXw
この直接対峙してきた一市民Tさんの「架空議決」説を素直に受け止めると

1)9月28日に斎藤副部長は、誰に向かって説明したのか。

2)議決書の署名は誰がしたのか。

3)宣誓書の署名は誰がしたのか。

4)旅費請求書の名義人は誰か。

5)議決が架空であることを明確に認識していたのは誰か。

6)期の重なる前後の審査員との整合はどうなるか。

7)小沢案件以外の審査は第五でなされなかったのか。

このあたりを解決していく必要がありますね。
一市民Tさんも、少なくとも9月28日と10月4日には(ダミーの)検察審査員がいた、と考えておられたのではなかったでしょうか。

ダミーは秘密を守らねばなりませんから、単なるアルバイトではないでしょう。
「コネ採用の臨時職員」というのは私の考えですが、どなたか「自民党の秘書じゃないか」というような話もされていました。いずれにしても、箝口令が完全に効くダミーでないと、とても危ないことになります。

はじめから起訴議決の結論が決まっていたのなら、ダミーが会議を繰り返し開催し、資料に目を通して議論する必要もありません。「検察審査会を開催した」という書類だけがあればいい訳です。

検察審査会事務局(東京地裁・最高裁)は、請求関係については開示してきました。しかし、会議室の使用記録は開示しません。

新聞記事と会計書類から明らかになった会議期日は違いすぎます。新聞記事が出た9月8日と10月5、6日までは、まだ誰も検察審査会に対して強い追究をしていませんでしたから、リーク元の事務局も「決議日付を9月14日にした」ことによって以前の報道に矛盾が生じるのを承知で強行したのでしょう。会計書類から明らかになる開催日との齟齬は、さらにあとになってから判明しています。

9月8日の新聞の「遅れていた審査補助員が決まった」という内容も、検察審査会事務局のリークとすれば、7〜8月の開催は疑うべきだと思います。


現時点の私の考えは、

・9月28日と10月4日にはダミーの審査員がいた。

・しかし7月13日から9月14日までの開催には疑いが残る。

こんな感じです。

しかし、請求書から解析した出欠データのリアリティは、まったくの架空、でっちあげとは思えないものがありますから、確信は持てません。

お盆の間、資料を眺めて考えてみます。


21. 2012年8月12日 00:41:07 : Ts9jcx3p1o
一市民Tさま

例えば、最高裁事務局を相手取り、国家賠償訴訟が起こせないでしょうか?
集団提訴なら、裁判費用の分担も可能だし。

森ゆうこ議員の国会質問の中、第五検察審査会審査委員の生年月日を求めたのにたいし、法務官僚の答弁は、「個人情報であり、検察審査会法にのっとり開示できない」としました。

ならば、法廷では開示可能ということなんだろうなと。
第五検察審査会で小沢事案が本当に行われたか、重要な点がいくらも矛盾しており、合理的理解が不可能。審査が行われた形跡の説明が未だなされていない。
訴訟要件、被害と被害者の当事者性、ほかは、有志の弁護士さんらが考えてくれないかな。



22. 2012年8月12日 00:50:54 : Ts9jcx3p1o
21です。

審査会をともなった行政資料というのは、どこも同じですね。
最高裁事務局だからとか、検察だから、など価値なく、裏金つくりのためだけでなく保有金のためや、業界のためだろうと推測可能な業界有利の資料ばかり。

厚生労働省なら医薬品被害救済の審査会など却下事案が殆どで、その理由もめちゃくちゃ。審議は殆ど黒塗りで責任者の顔が見えず、審査基準もないのに、適当な1行理由をつけてあっけなく却下。
ちょいと深く追求すれば、これまたあっけなくボロがボロボロ連なって出てきます。
国民をバカにしていた証左です。

全行政実務が、この低たらくなんだろうと確信しました。最高裁事務総局も同様。司法云々の世界ではなかったわけです。


23. 2012年8月12日 00:58:17 : SzynvxRXkA
裁判所を使って裁判所を訴えることは実質出来ない。

そのための、国政調査権であり裁判官を罷免することができる国民審査制度である。裁判官、裁判所自身が正義などと考えるから間違った判断になるわけだ。


24. 2012年8月12日 00:59:23 : Ts9jcx3p1o
一市民Tさんが、「青くなっていた」というのは、その通り理解できます。

彼らは虚偽など日常茶飯事の業務としか思っていない。でも国会などで追及されたからこそ、青くなった。

裁判するぞ、との情報が拡大されたら、慌てふためくでしょう。内部告発も出てくると想定できます。

下級裁判所に、最高裁事務総局に対する提訴なんて、結果など関係なく、すごい報道性があるし。
裁判には相当理由がないとなぁ。


25. 2012年8月12日 01:01:45 : Ts9jcx3p1o
>>23さん、そうですか。

残念です。最高裁事務総局も裁判所職員でしたね。

つまり、国会議員に奮闘してもらうことしかないわけだ。了解。


26. 2012年8月12日 02:57:23 : Ts9jcx3p1o
>>23さま

何度も失礼。

>例えば、最高裁事務局を相手取り、国家賠償訴訟が起こせないでしょうか?
集団提訴なら、裁判費用の分担も可能だし。

21で上記のように、国賠訴訟などと書いたために、無効と分かりました。

しかし、
>>23.
>裁判所を使って裁判所を訴えることは実質出来ない。

刑事事件は可能ですよね。
裁判官であれ、検察官であれ、最高裁事務総局職員であれ、「公文書偽造罪」は、その疑いのあるものには、身分は関係ないですね。

国賠訴訟は間違っていましたが、刑事事件として立件は可能性あり。立件されてほしいものです。


27. 2012年8月12日 03:24:00 : YKOewYbpBI
これは、もっと早く出てきてほしかった見解の整理ですが、なんとなく混乱していたものが整理されました。

で、私の場合、ここにおられるみなさんほど詳しいわけではなく、どっちが正しいという私見はありませんが、両方の疑いがあるということは、わかっていました。ただ、それがあちこちでばらばらに論じられるので、混乱していたのは私だけではないと思います。

ですから、ここで両説を二項対立で論じるのは、整理されるという点で非常に意義があることだと思います。


で、話はすこし飛びますが、東京地検特捜部の佐久間氏がアンダーラインを引いたり小沢=悪を強調するような報告書をつくったというものが流出していますが、これは今のところ、私が見聞する限りでは、それなりの信憑性があると思っています。

そこで、この佐久間氏の行為を考えるときに、この投稿における二つの説との関係、整合性が非常に気になってくるわけです。

すなわち、

佐久間氏が主導したとされる恣意的な報告書が本物という前提に立てば、【議決誘導説】と佐久間氏の行為が整合しますね。この場合は、検察と裁判所の連携が疑われます。佐久間氏との関係でみれば、こちらのほうがすっきりするわけです。

これに対して、【架空議決説】が正しいのであれば、佐久間氏はいったい何がしたかったのかということになります。場合によっては、インターネットに流出したものは、ねつ造という考え方もあるでしょう。

しかし、この場合は、裁判所と検察特捜部の連携がなく、裁判所、検察それぞれが、それぞれの思惑で、小沢を犯人にしたてあげようとしていたとすれば、両者織りなす関係で、同時に進行していたという可能性もあります。

また、架空議決をしようと努力もし、途中の流れで議決誘導になったという可能性もあるでしょう。

(かなり飛躍したたとえになりますが)上の論議で物理学の話が出ていますが、量子論では、本来、相反するような存在が、同時的に存在するということがあるという話です。粒子であると同時に波であるという・・・(専門でないので細かいことはわかりませんが)

どちらか一方だけを成立させるのではなく、複合的、同時進行的、変な言い方かもしれませんが、量子論的な視点もあっていいのではないかと思います。

それこそ人のやることが折り重なっているわけですので、経済学のように、非常に複雑な要素がからみあって、直接の因果関係がよく見えないまま、進行しているようにも思います。

しかし、俯瞰すれば、小沢を陥れようとする空気が全体を覆っていることはだけは、はっきりしています。


28. 2012年8月12日 07:23:13 : AP7CynF84l

 日本を救った 大スクープであると未来永劫語られる。
 

29. 2012年8月12日 08:29:10 : RsreIIQ23Y
第五検察審査会のメンバーは
現役国家公務員に限定されて任命される
としたら、34.5才でもおかしくない
しかしメンバーの構成がはじめから
いびつであることを除いては
選定方法以外には違法性はないだろうが
選定方法に致命的な偏りがある
そもそも審査会が秘密でなければいけない
根拠や必然はどこにあるのだろう
検察官に復讐されないためであるなら
判検交流ですぐ誰が審査官かばれる
公判とは公正公平な裁判を行うために
公開されているのであって
裁判所の権利でなく国民に対しての義務だ
税金を使う公務員の仕事には
国民に対してガラス張りの説明責任が伴う
検察審査会も同様の透明性が伴う
この国の官のあり方は民主国家ではない
情報開示は当たり前になる社会こそが
民主国家というものだ

30. カッサンドラ 2012年8月12日 09:02:12 : Ais6UB4YIFV7c : 8uwuPwSA1g
和モガさんと一市民Tさんのそもそもの違いは、発表されたものを「真」とするか否かだと感じました。 発表された月日・人員は「すべて真実を写している」と素直に信じるか、一市民Tさんのように「それさえも疑わしい」と判断するかの差だと思います。 刑事は「真犯人が見つかるまでは、すべてが容疑者だ」とか言っていましたが、一市民Tさんはまさにそれを地で行っているだけです。

@の反論に対しては、和モガさんの「一部の審査員を差し替える」方式であっても、内部告発は出てきませんね。 プロと素人の混在は最も危険な状態です。 素人は次の行動が読めませんから。 ましてや、自分たちの審査会で審査していない小沢氏案件に対して、内部告発など為されるでしょうか?

Cの反論に対しては、和モガさんはなにを恐れて言っているのか分かりません。 たとえ44人の筆跡が同じであったとしても、外部の人間は目にすることはありません。 見られるのは、内部の人間と会計検査院ぐらいなものです。 内部で組織的に行なっている行為なら、見られても何の心配もありません。 あとは外部の会計検査院ぐらいですが、はたしてマスキングなしで検査を受けているかは定かではありません。

最後に口座振り込みの件ですが、方法自体は銀行に必ず送金データ残るすぐれたものです。 しかしそれは「振込依頼書」があってのことです。 「確かに送った」という証拠書類を見ないかぎり、口座振り込み方式が完全に機能したかは判断できません。


31. 2012年8月12日 12:00:33 : ppyfPYLcJU
■我々の議論の前提条件として常に意識しておきたい点があります。

まず、一市民Tさん、和がもさん、大阪都民N、hanakoさん、八木啓代さん、もちろん森ゆうこ議員のご努力に敬意を表するとともに、深く感謝致します。

●急遽民主党党首選当日に議決をすることとなったことによる混乱と犯罪行為(?)の強行の動機。

これは我々には全て周知のことですがあえて確認しておきたいと思います。

犯罪を行うには犯罪を行う動機が必要です。

第五検察審査会を使って犯罪を行う動機は十分すぎるほどありました。

当時、小沢総理実現の可能性が極めて高かったという事実があり、即ち「官主主義」が崩壊する危機的状況であったということです。

検察・最高裁事務総局は「官主主義」崩壊を阻止するために、また仙谷一派は権力奪取のために「小沢総理実現阻止」のなりふり構わぬ犯罪行為に走る強い動機があったのです。

検察と最高裁事務総局は民主党党首選当日に合わせてなにがなんでも強制起訴議決をして、議員投票直前の刻限までにその情報を民主党議員に流さなければならなかった。

第五検察審査会の議決予定の日程を大幅に早めて、しかも議決刻限まで指定されてどれだけあわてふためいたことか想像に難くない。

一方、仙谷一派は民主党党首選が公職選挙法の対象にならないことをいいことにサポータ票の不正集計を強行した。

こうした犯罪行為の結果ぎりぎり「小沢総理実現阻止」を、そして「官主主義」維持を果たしたのだ。

それは同時に我々にとっては「民主主義」回復の希望の芽が犯罪行為で踏みつぶされたということであった。

●検察・最高裁事務総局と仙谷一派の犯罪行為強行のもう一つの動機

当時、最高裁には、香川保一元最高裁判事の「民事法情報センター」に係る金銭スキャンダルがあった。

この件が第五検察審査会の議決を民主党党首選当日のタイミングで恐懼するための取引材料として使われたらしい。(2月22日付『日刊ゲンダイ』他)。

即ち、当時の民主党(仙谷一派)が香川保一元最高裁判事の金銭スキャンダルをもみ消すことで最高裁に貸しを作り取引の材料にしたというのだ。
http://nipponissin1.blog136.fc2.com/blog-entry-130.html

これはいわゆる最高裁と仙谷一派が「獣道(けものみち)」に深く入り込んで行った理由であり、第五検察審査会の犯罪行為強行の極めて強い動機付けの一つとなったはずだ。

第五検察審査会の異常を分析するにあたって、こうした背景を常に意識して置く必要があると思うのです。

■これからの我々の「民主主義回復」に向けての闘いに関して。

消費税増税は国会を通ってしまいました。我々の負けです。

前原達は「国会で議決された消費税増税は選挙の際の争点にはならない」とうそぶいている。国会で議決してしまった消費税増税をどう選挙の争点にするのか難しくなる事は事実だ。

また、脱原発の流れは止まず、何時頃までに脱原発をするかの時間軸の問題にすり替えられるであろう。基本的には脱原発も争点になりにくいだろう。

我々の闘いの焦点はやはり「自立した国」「国民のための政治」、そしてやはり「政治主導」の政治の回復であろう。

国民から搾取するばかりの「官主主義」からの脱却が一番の争点だと思う。

●「第五検察審査会」の闇の解明は「民主主義」回復の入り口だと考える。

今後もこの闇を徹底的に追及していきましょう。

脱原発デモはついに大きな流れとなって政治を動かしはじめた。

「第五検察審査会」の闇の解明も大きな流れになるまで粘り強く闘い続けなければならない。

必ず明らかにしましょう。

【捕捉】『小沢氏の「強制起訴」に民主党政権が関与した疑惑を究明すべきだ』
http://nipponissin1.blog136.fc2.com/blog-entry-130.html

−−−−−(引用します)

 小沢氏の検察審査会による「強制起訴」は、民主党政権の有力閣僚が関与していたとの情報がある。この問題は、統治権力の腐敗として究明されなければならない。情報の要点を説明しておく。
@平成22年4月13日、民主党による「事業仕分け」で、法務省所管の「事前調査」が行われた。その時、社団法人「民事法情報センター」の香川保一理事長の金銭スキャンダルが判明した。
A香川氏は最高裁判所判事、法務省官房長や民事局長などを歴任し、最高裁と法務省のパイプ役として戦後活躍した大物法曹人であった。
B同月16日、衆議院法務委員会で事業仕分けの事前調査を行った民主党委員が、この問題を採りあげ、千葉景子法務大臣に質疑を行った。それが読売新聞に小さな記事として報道された。
Cこの問題は、香川元最高裁判事が刑事責任を問われる可能性があること。また、法務省の監督責任を問われることになるので千葉法相は対応に悩み、政権幹部に相談することになる。
D連休明けの五月八日、社団法人「民事法情報センター」は突然解散し、多数の有料会員や利用者を困惑させた。

 この問題は、単なる社団法人の不詳事件として処理されるべきことではない。元最高裁判事・元法務省官房長や民事局長などを歴任した香川保一理事長という法曹界の重鎮の刑事責任や社会責任をもみ消し、不問にした千葉法相の責任は重大である。千葉法相ひとりの判断で決めたことではなく、民主党政権の弁護士資格を持つ有力閣僚の動きがあったとの情報があり、真相の究明が必要である。

 法曹界に詳しい専門家の情報によれば、香川理事長を不問として問題をもみ消した有力閣僚は、最高裁と法務省に絶大な「貸し」をつくったことになる。その貸しを政治的に利用したのか、しなかったのか。きわめて重大な問題であるとのこと。政局は、同年六月に鳩山政権から菅政権に交代し、小沢元代表は排除される。7月には参議院選挙が行われ、九月始めには民主党代表選挙となる。

 そして、検察から不起訴とされていた小沢民主党元代表は検察審査会によって強制起訴となり、東京地裁で裁判を受けることになる。同時に、民主党党員資格停止処分をうける。検察審査会の構成、審査、議決の有無や手続きなどについて、さまざまな疑惑が報じられている。その中に菅政権の有力閣僚の関与という情報もある。それらは、強制力を持つ国家権力の腐敗、否犯罪の疑惑でもあり、国会において徹底的に真実を究明すべきである。

 国民の、国家に対する信頼の回復が、消費税増税よりも優先することは自明の理である。

−−−−−−−−−−



32. 和モガ 2012年8月12日 12:32:58 : PVnDA2aQ4uvco : FsuoGBaCX2
>30 カッサンドラさま
@ ちょっと意味するところが理解できませんが、どうも議論がかみ合っていないようですのでもう一度。
「第五検察審査会の審査員(実在)は小沢案件以外を審査し、小沢案件は架空議決する」というものであれば、新聞が「第5検察審査会が9/14に起訴議決しました」と発表した瞬間に、実在の第五検察審査会の審査員が「そんな小沢案件など審査した覚えはない」と告発するだろうということです。
C については内部監査や会計監査また担当者の異動等も考えられ、見た瞬間に見破られるように捏造することはないだろうという話です。口座振り込みについては役所は予算管理していますので口座振り込みが機能していなければ年度末決算で発覚します。

新聞記事をベースに考えられている人が多いですが、これをベースに思考する事は危険です。新聞記事はあくまでも参考程度にすべきです。この2つ記事を見て私が思ったのは次のようなものです。

・審査会事務局は小沢案件が審査中に注目を浴びるのを嫌った(出来たら起訴議決してから発表したかった)。
・新聞記者に立ち話で聞かれたのでしかたなく、まだまだ先とあいまいに答えたがまさか新聞に書かれるとは思わなかった。
・10/4は議決書を張り出したので答えない訳にはいかなかったが、既に9月に書かれた事と辻褄を合せるよう答えた。まさか、開示請求で開催日を公開されると思っていなかった。


33. 2012年8月12日 14:32:00 : miSYjnI08M
ならば斎藤氏の証人喚問がいちばんはやいですね

34. カッサンドラ 2012年8月12日 16:11:27 : Ais6UB4YIFV7c : 7zlbU47Gsk
32. 和モガさんへ

Cの件ですが、第5検察審査会だけで不正を働けば和モガさんの言うとおり引っ掛かります。

しかし組織ぐるみで不正を働けば、監査員も組織内の人ですから見えていても指摘はしません。 現に旅費不正支給事件は長い間、監査で指摘されずにいました。 同じ事務屋さん同士だから分かっているはずなのにです。

年度末決算で発覚しない場合もあるのです。 実際に日当・旅費が支出されてさえいれば、「本人に渡ったか?」などとまでは追求はしません。


35. 和モガ 2012年8月12日 17:45:14 : PVnDA2aQ4uvco : FsuoGBaCX2

旅費の不正支給事件については知識がないので分かりませんが、現金支給の時代ではないですか?
口座振り込みで旅費を支給するのであれば44人の実在の人物が必要ですが、高々数万円の金で詐取の犯罪者(犯罪の形跡が通帳に残る)になるようなものに手を染める人物はいるでしょうか?一人も見つけられないと思います。

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