http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/272.html
Tweet |
うえまつ恵美子 活動日記
2012年08月10日
消費税増税法案について
本日、14時より本会議場にて社会保障と税の一体改革関連法案の採決がありました。
7月13日より参議院で審議が開始されて、私自身も社会保障と税の一体改革に関する特別委員会にて、野田総理はじめ岡田大臣(社会保障・税一体改革担当)にも質問をする機会もいただきました。
また、週末は地元香川県にて消費税増税に対する様々なご意見をいただいて参りました。
現在の日本の財政状況の改善や少子高齢化が著しい現状の社会保障制度の維持のために必要な財源確保のための増税が必要なことは充分に理解は出来ています。
ただ、野田総理大臣にも質疑の中で申し上げさせていただいたように、地方の中小零細企業の景気は回復に至っていません。デフレが続く中での消費税の価格転嫁は68%の中小企業が不可能だと回答しています。
身を切る改革もままならない状況下での増税ですが、中小企業者、そして生活者としての立場から言えば身を切る改革以上に景気回復、経済成長政策、中小企業支援策が重要であり、現況ではその具体策がはっきりと示されているとは言い難いと思っています。
私は議員になってこの5年間、党議拘束に反したことは一度もありませんでしたので、ぎりぎりまで悩み抜きました。
当然のことながら、消費税増税とは政局目的で考えるような軽々しいテーマでは決してなく、そうした動きとは一切無関係のところで、自分自身の信念や経験に基づいて自ら判断すべきであることは言うまでもありません。
日夜、自問自答を繰り返す中で、なぜ政治家を志したかという私自身の原点に立ち戻って決断をすべきとの結論に至りました。
私は、8年前に初めて立候補をした時に、生まれて初めて行った高松三越前での街頭演説をはっきりと今でも覚えています。
クレーンに乗って工事現場で働いていた時、一緒に汗をかいた現場の人たちの話。中小企業の温泉施設の経営者としてスタッフと一緒に働いている話。年金生活の中でやりくりして、お風呂を楽しみに通ってくれるお客さんのこと。「国民が働いて税金として納めている10円の重みとそれを無駄使いしている政府の10円の重みがあまりにも違いすぎる。政治に国民の金銭感覚が必要だ。」とマイクを握りました。その後、3年間の落選中も同様に街頭にて訴えてまいりました。
政治家としての原点と軸足は決してブレさせることは出来ません。
社会保障と税の一体改革に対しての理解は出来ていますが、消費増税先にありきの手法に対してやはり納得に至りませんでした。
政党人として組織のルールにの逸脱いたしますが、どうしても白票を持つことは出来ませんでした。
これまで、応援をいただいたすべての皆様の意向に沿うことが出来ていないことは承知していますが、悩み抜いた上で下した私の判断にどうぞご理解をいただけることを願っております。
http://blog.livedoor.jp/emikouematsu/archives/51735112.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK134掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。