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【 本澤二郎の「日本の風景」(1122)<解散時期は会期末から秋の臨時国会>、<反民自公政権で10%廃案・再稼働ストップへ>(「ジャーナリスト同盟」通信)】
2012年08月09日
<解散時期は 会期末から秋の臨時国会>
民主党の公約を真っ向から否定して10%消費大増税を強行する民主党の野田内閣は、亀井静香ならずとも「狂っている」、言い換えると「精神分裂病」とでも決めつけられよう。67年余の官僚政治にメスを入れないで、大増税を強行することに大義名分はない。こんな政党を支持する国民はわずかだ。自民党は「10%大増税に賛成するから解散を確約せよ」とこぶしを振り上げたものの、なんと公明党にも反対されて不発に終わった。
<公明が 大増税成立の立役者>
公明党が大増税成立の功労者となったのだが、裏返すと、民主党と共に、自民党の弱体化を裏付けたことにもなる。つまりは、公明の協力がないと当選する自民党議員はいない、というありさまなのだ。
ところで、解散時期はいつなのか、野田は昨日の午前中までは「近い将来」という毛バリを投げた。むろん、谷垣は食いつかない。やむなく夜中の会談で「近いうちに」と新たな毛バリと交換した。これに谷垣も仕方なく食らいついた。一体、谷垣を譲歩させたものは何か。
双方に信頼関係がないという玉虫色の「話し合い解散」ということになろうか。早ければ会期末か秋の臨時国会が「近いうちに」というのだろう。永田町住人は、一斉にポスターを印刷、選挙態勢に突入する。
<野田タヌキと谷垣キツネの化かし合い>
野田のタヌキと谷垣キツネの化かし合い、軍配はどちらなのか。谷垣にすれば8月解散に持ち込んで、壊滅的敗北必死の民主党の議席を、少しでも奪回したいところだった。
どうやらタヌキが先行した格好である。もっとも、時期がずれたからと言って、公約違反の民主党の議席落ち込みが少なくなるわけではない。悪名高い野田の評価が変わるわけでもない。
野田は悲願の国民泣かせの10%消費税を勝ち取った。あとは野となれ花となれ、なのであろう。彼は闇の指令に応えられるのだから。
「近いうちに」に折れたキツネに敗北濃厚である。本来であれば、大増税を潰して野田を追い込めば、もっと良かったのだが、夜中にタヌキに呼ばれてタヌキの意向を受け入れた。
水面下の公明党の脅迫もあったかもしれない。それだけではない。不甲斐ないキツネに何があったのか。
<財界・CIA・フィクサーの圧力>
谷垣が折れた裏事情がしかし、気にはなる。スポンサーの財閥は10%強行論である。むろん、官閥も。政界の黒幕であるフィクサーも、である。むろん、CIAも、だ。この三方、四方からの矢に屈したのであろう。
少なくとも3本、4本の毒矢が谷垣の胸に突き刺さったのではないか。筆者の憶測なのだが。そもそも自民党と民主党の黒幕・スポンサーは同じなのだから。
当然、財務省からの矢も突き刺さったのだろう。満身創痍にさせて、その上で夜中に谷垣を呼んで、格好をつけさせた、とみたい。最初から勝負ありである。とはいえ、解散・総選挙は10%大増税の後に間違いなくやってくる。
<10%大増税の 民自公の憂鬱度>
誰が得したのか。それは野田の背後の黒幕たちだ。野田も含めて民主党は真っ暗闇の世界に押し込められる。民主党公認で当選できる議員数は知れたものだ。今回は、金は当てにならない。
自民党も、である。かつての政権党の存在感はない。支持率ゼロのような死に体の野田を叩きつぶせないほど、無力化してしまっていることを、改めて内外にさらけだしてしまった。政権与党として復権は無理だろう。
庶民の味方の公明党は、一部の富豪の味方、せいぜい官閥・財閥の味方を演じたわけだから、これまた市民の支持が膨らむことはない。
<踏んだり蹴ったりの庶民>
踏んだり蹴ったりの庶民・大衆ということになろう。明日に希望を持てなくなっている無数の弱者は、民自公の悪政の犠牲者となるのだから。
ただし、政治論からすると、有意義な政治環境を庶民・無党派に植え付けてくれた。60余年の膿を抱え込む旧体制である民自公、官閥・財閥・CIAに操られる民自公を、政治に無知な大衆に教え込んでくれたことである。
確かににんまりの霞が関であろう。あるいは大手町の財閥も。ほっと安堵の胸をなでおろしたワシントンに違いない。政界に巣食うマスコミを背景に蠢くフィクサーも、そんな思いかもしれない。
<反民自公政権で 10%廃案・再稼働ストップへ>
腐敗した民自公に対抗する小沢の「生活が第一」や「みんなの党」「社民党」「共産党」である。彼らが総選挙でうまい具合、連携すると、民自公を上回る議席を確保できるだろう。
無党派の多くは「官閥や財閥・CIAに屈しない小沢新党」に期待をかけることになろう。総選挙後に新しい政権が生まれるが、そこで10%を廃案にする、原発再稼働にブレーキをかければ、今回の野田悪政を元に戻せるのである。
まるで民自公による大増税・原発再稼働路線は、ブッシュのイラク戦争のように大義がない。大義のない政治・政策が勝つことはない。
2012年8月9日8時00分記
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