http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/229.html
Tweet |
8月8日の野田総理と谷垣総裁の党首会談で「消費税増税の3党合意」と「解散は近いうちに」という合意がなされ、自民党は当初予定していた内閣不信任案と問責決議案の提出を見送ったようだ。ところで「3党合意より解散を」という自民党側の脅しに対し野田総理側に危機感はほとんど無かった。
この野田総理の余裕の背景には、野田、谷垣を操る財務省の秘策があったようだ。両党の台所事情をみると、現時点で民主党議員の多くは落選確実であり、従って早期解散には絶対応じられないし一方、自民党議員の多くは野田総理に解散させ早期に政権を取り戻したいという気持ちが強い。
財務省の秘策は、この対立する両党議員の要望を満足させるものであったようだ。それでは野田、谷垣秘密会談でどんな談合がされたのか、政界内部情報に詳しいベテラン記者の発言から次のような推測ができる。すなわち消費税増税法案が通ったあと野田総理が総辞職し、政権を自民党に渡す(=民主党は首班指名で谷垣氏を指名)というものだ。
民主党のマニフェストをいとも簡単に反故にできる野田総理であれば、小沢氏が勝ち取った民主党の政権を自民党に渡すぐらい平気の平左であろう。こうなれば自民党は待望の政権を取り戻せることができるとともに、反消費増税、反原発世論が吹き荒れる現在の状況の中で、民主党も自民党も今すぐ解散総選挙を実施する必要は無くなる。
恐らく来年の任期が切れる7月までには国民の意識から消費増税や原発問題は忘れ去られ、総選挙は別の争点で争えるとも考えるだろう。これで野田、谷垣両氏は9月の代表、総裁選挙でめでたく再任される。もしこのような自公民の大連立が具体化すれば、「国民の生活が第一」など野党はきわめて厳しい立場に追い込まれる。
しかし反面、「国民の生活が第一」を中心とした「オリーブの木」などの組織つくりや選挙対策、市民運動との連携など民主主義復権のための活動時間が確保されるというメリットもある。我々ネット市民も漫然と政局を眺めるだけではなく、デモ活動や寄付などで「オリーブの木」の強化に力を注ぎたいものだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK134掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。