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「国民の生活が台無し」な政党よりも
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12/08/09 新党日本 田中康夫 にっぽん改国
「官邸前に原発再稼働反対という一点で多くの国民が集うように、国会内でも消費増税撤回の一点で7党が結束した事を誇りに思う」。
先週末3日(金)、「消費税増税法案の今国会での成立を阻止し廃案とする為に、野田内閣不信任決議案を共同で提出する」事を野党7党首で合意・確認した直後の会見に於ける僕の発言です。
「誤送船団・忌捨クラブ」とは異なり、常に洞察力に富む分析が密かに耳目を集める「日刊スポーツ」連載「政界地獄耳」は週明け6日(月)付で記しています。
「野党7党首会談。中央にみんなの党代表・渡辺喜美がどっかり座り、渡辺、共産党委員長・志位和夫、社民党党首・福島瑞穂、新党改革代表・舛添要一、新党日本代表・田中康夫、国民の生活が第一代表・小沢一郎、新党きづな代表・内山晃の順で発言する等、それぞれが弁(わきま)えた段取りだ」
「政界関係者が言う。『この動きは自民、公明には全く察知されずに水面下で進められた。・・・小沢主導で動けば他の野党が同調しにくくなり、小沢サイドが後から同調させて頂くという形にした、良く計算された作戦』」
「小沢はこの不信任を否決させてもいいと考えているのではないか。それによって民主、自民、公明が増税賛成政党で自民、公明は民主を支える事実上の連立政党を印象付け、今後も談合政治を司る事を国民に明確化させる。3党合意で野党抜きの国会をコントロールしようとした反発をエネルギーに野党の結束を図る事を目的として、3党で進める政治の不当性と、返す刀で今後不信任や問責を仕掛ける自民を強く牽制した」
民自公3党幹部の周章狼狽振り。その後の3党間の温度差、認識差に見られる七転八倒振りは、オザワンを始めとする野党7党首の想像をも超えた化学変化を齎(もたら)し、今や集団迷走状態です。
こうした中、今も民主党「体制内変革」を夢見る福田衣里子嬢や有田芳生氏を始めとする「真の一体改革を実現する一期生の会 略称:真実の会」衆参両院24名は昨日、消費増税の増収分を社会保障財源以外に充てるな、と「消費増税を事実上容認する青年の主張」を前原誠司政策調査会長に提出。
「重く受け止める」との口先番長の詭弁を信じて疑わぬ性善説議員諸氏を僕がツイッターで慨嘆すると、幾つもの反応が。
曰く、「消費増税分のお金だけ別の色でも付けるんですか?w一ヶ所に集めりゃ見分け付かなくなるでしょうにね」「ダメだこりゃ。未だに条件交渉が可能な場面、相手だと考えてる時点で」「頭の中がお花畑のようで」「戦術も何も有ったもんじゃない」「立派な民主党中間層にはなれそうですね。この先、分厚い中間層が民主に有ればの話ですが」「状況を見極められない時点で国会議員としては致命的ですな」等々。
「国民の生活が台無し」な政党よりも、余程、市井の人々の方が真っ当です。
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