http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/172.html
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“達増岩手県知事・小沢一郎VS村井宮城県知・野田佳彦”と云う関係に目がいった
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/71bf9d89dbdfaad4aee87d744e429f8a
2012年08月08日 世相を斬る あいば達也
アップする寸前、ネットを眺めていたら、朝日新聞が社説で「民・自対立―3党合意に立ちかえれ」と死ぬ物狂いで叫んでいる(笑)。特長は泣きながら、恫喝の限りを尽くして必死こいている点が注目だ。この社説を参考に掲載すると、読者の方々が腹を抱えて笑いすぎて、本文を読んで貰えなくなりそうなので、あえてURLだけ示しておく。是非読んで嗤ってやってください。論評する気にもなれませんので。ちなみに、読売・毎日の社説もトーンは異なるものの、同じような内容で、筆者のようなヒネクレ者が読むと、財務官僚が書いたものじゃないの?と思うくらいである。未だに、日本国債危うし論を展開している(笑)。
参考URL: http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
野党7党合意の野田内閣不信任案、問責決議案が衆参両院に提出された。7野党の不信任の趣旨は極めて明確、「野田内閣が強行しようとしている消費税増税は、平成二十一年総選挙の民主党政権公約に違反するものである。国民の多くは消費税増税法案に反対しており、今国会で成立させるべきではないとの声は圧倒的多数となっている。国民への約束、国民の声に背く政治姿勢をとり続ける野田内閣は信任に値しない。」である。仮に自民党が出すかもしれないと言われる不信任案の理由が如何なるものか、考えただけでも笑止千万なものだろう。解散総選挙するからって約束したのに、破るから怒っちゃった、文面は別にしても、そう云う趣旨なのだから、自民党は政権与党復帰の道を自ら閉ざした。
鳩山由紀夫に連なる面々も、まさに口先介入政治屋だと云うことが、徐々に見えてきている。正直、このままクーデター民主党の末席に座り、外野から反対、反対。民主党内に、突如「社会党」が出現したようなもので、呆れてものが言えない。増税に反対票を投じた、鳩山グループに属さぬ20人前後の政治屋も、党内野党の役回りをしている大根役者に過ぎない。まぁ、野党7党の果実は、今回の不信任決議案が成立する事ではなく、まさに「国民の敵の炙り出し」が主たる目的であり、国賊の炙り出しは次期衆議院選における、有権者の選択を容易なものにする事になる。
それで、不成立を承知でも提出する「隠れた大義」が存在する点が見事な決断である。選挙の絡んだ“政治権力闘争”の醍醐味を、我々はリアルタイムに見られるのだから、非常に貴重な体験をしている。野党7党全員に感謝しよう。そんなわけで、筆者は今回の不信任に纏わる政局を離れ、あらぬ方向で政治家の背景なんぞを観察してみた。その結果、今夜の見出しになるのだが、この達増岩手県知事、小沢一郎、村井宮城県知、野田佳彦と云う4人の政治家を調べてゆくと、面白い図式が存在することに気づいた。否、対比するのが簡単と云う意味である。
筆者は村井宮城県知事の怪しさは、拙ブログ11年7月4日付「松本龍復興担当相の発言すべてが暴論か 村井知事の経歴の方が注目だ」(
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/3e4ac1c7b986335280d3d03e63654cd6) で述べているので参考にして欲しいが、極めて野田佳彦との共通点が多い。あの悪名高き松下政経塾の先輩後輩、その上にコテコテの自衛隊出身者(村井)と尊敬する実父が自衛隊員(野田)、感覚的にふたつの怪しさがある。勿論筆者の個人的肌感覚だが、最近の野田の言動を見聞きしていると、この二人だけの関係ではない、松下政経塾・自衛隊・米軍・官僚・CIAと奇妙な関連を感じざるを得ない。現時点でデータが足りないので、詳細は後日書いてみようと思うが、相当大がかりな“日本支配構想”が練られているような嫌な気分だ。
鳩山由紀夫、村井嘉浩、野田佳彦と今さらどうでも良い政治屋の話をしている内に、男子サッカーがメキシコに見事に破れた。サッカーにも一家言の筆者だが、ここは我慢で肝心の見出しの話に戻ることにする。実は小沢一郎の腰巾着の一人の政治家だと思っていた(失礼)岩手県知事の達増拓也の一声明文に触れ、“おや、この政治家は本物じゃないのか?”と云う感覚に襲われた、と云うことが書きたいだけである(笑)。清武の意欲が空回り、扇原の技量不足…、いや申し訳ないつい愚痴がキーを叩いてしまった(笑)。先ずは、筆者がはたと気づいた一文を読んで頂こう。
≪ 鳩山内閣瓦解の罠
2012年08月01日 :(日本一新の会。)
日本一新の会 達増拓也(岩手県知事)
http://nipponissin1.blog136.fc2.com/blog-entry-168.html
民主党による政権交代の失敗は、鳩山内閣の瓦解から始まる。鳩山総理が辞任しなければならなかった決め手は、普天間問題で社民党を連立内閣から追い出してしまったので、参議院で首相問責決議案が可決される状況になったことだった。参院選直前に総理問責を受けるくらいなら、潔く辞任する方がよいと小沢一郎幹事長が判断し、総理、幹事長、そろって辞任となったのである。
その後、菅総理の下、民主党は参院選に大敗し、衆参のねじれ国会となるのだが、普天間問題で社民党を切り捨てた時から、ねじれは始まっていたと言える。そこまでする必要はあったのか。当時、普天間米軍基地の県外、国外への移設はまるっきり非現実的な無理筋で、鳩山総理の主張は無知に基づく愚かなものであるとみなされ、今もそのような否定的評価が支配的だが、本当にそうだったのか。
鳩山総理退陣の年、米国の国際関係論文誌『フォーリン・アフェアズ゙』2010年3・4月号で、米日財団の会長である知日派、ジョージ・パッカード氏は、政権交代直後の10月に訪日したゲイツ国防長官が、辺野古移転合意の実行を求めたことを批判した。パッカード氏は、大統領府と国務省が対日政策について大局的な調整をすべきだった、国防省が発足1ヵ月後の鳩山内閣にごり押しをしたのは愚かだった(foolish)、と述べている。米国政府と日本政府は、普天間問題の話からではなく、日米安保全体についての丁寧な再検討から始めていればよかった、とパッカード氏は言う。
その翌号、5・6月号の『フォーリン・アフェアズ』では、安全保障関係の著作が多い米国のジャーナリスト、ロバート・カプラン氏が、中国封じ込めの戦略を主題とする中で、鳩山政権の問題提起は何年も前にあってもおかしくなかった、と述べている。カプラン氏は、中国封じ込めは米国と同盟国や民主主義国の海軍力をもってすべきで、そのための米軍基地はグアム、カロリン、マーシャル、北マリアナ、ソロモンのラインに置くべきとする。そしてカプラン氏は、日本、韓国、フィリピンの過剰な米軍基地は第二次大戦や朝鮮戦争という過去の遺産であり、永続させるべきものではない、と述べる。
日本国内で鳩山内閣が普天間問題で行き詰っていく頃に、米国を中心とする国際関係の論壇では、米国の有識者たちが鳩山総理の主張に耳を傾け、対話の姿勢や、賛意を示していたのである。私は、日米の政府間協議に加え、賢人会議のような有識者同士の対話の場も活用し、日米双方の国民的な合意の下で、普天間基地をはじめ沖縄の米軍基地を移転・縮小していくことは、可能だと思う。鳩山総理の主張は、決して非現実的なものではなく、まして愚かなものではなかったの だ。
日本国内で、普天間問題について鳩山包囲網が作られ、鳩山総理自身が県外・国外移転をあきらめ、福島みずほ大臣を更迭することになってしまったのは、鳩山内閣瓦解の罠にはまってしまったのだと言えよう。
アメリカについて言えば、米国政府には、およそ政府というものにつきものであるタテ割りの弊害とか、組織間の不毛な権限争いとか、そういうものが普通にあると思う。政府が巨大で力も大きいので、質が普通でも量は普通以上になる。気を付けなければならない。
一方、様々なイシューについて広く議論が行われ、質の高い意見が存在するので、そこを味方にしていくのが大事だ。こちらから高邁な意見を発信していく と、受け止めてくれる人は出てくる。鳩山総理の普天間基地県外・国外移設についても、受け止められていたのである。
アメリカ相手には、高邁な意見を発信していくことが大事だと思う。一定の合理性や利益追求のタフさは普通にあったほうがいいと思うが、アメリカ相手に決め手になるのは、志の高さではないか、と私は考えている。
ちなみに、去年の今頃、日本に来ている米国政府関係者から、東日本大震災からの復興支援には何がいいか、と訪ねられた。私は、米国が日本にできる最高の事は米国での教育や交流の機会を提供することで、子どもや若者を対象にしたホームステイや留学をやってもらうといいと思う、と答えた。今年に入って、それがトモダチ・イニシアティブとなって実現しているのは、喜ばしい。
追記 ☆本号は無限拡散希望につき、転載許諾を必要としませんので、お取り扱いをよろしくお願い申し上げます。≫(日本一新の会 達増拓也)
読んだ感想は人それぞれなので、筆者は特に評論はしない。ただ、小沢一郎が側近中の側近、手中の玉と思っている気持がよく判る、達増知事の声明文である。後数人、達増知事並の側近が小沢についていれば、もう少し楽な展開もあるのだろう。集票力が一人で600万票であっても、国政における守備範囲は一人で賄えるものではない。ここは「国民の生活が第一」のウィークポイントかもしれない。あまりにも小沢一郎が大き過ぎることが仇。この世は、思い通りには行かないものである。
まぁ、直近の政局が、どちらに転ぼうと、小沢一郎に向かって“風”は吹いている。民主党、自民公明党は総選挙が近づくにつれ、グチャグチャになるだろう。小沢の軍門に屈したくない連中は、橋下との連携を視野に入れているようだが、大阪維新塾の中身空っぽ度も徐々に知られる事になり、メッキは剥げ始めている。少なくとも、中に入るべき相手ではない。精々、一時の連携が関の山のタレント政治家である。今夜は、意志疎通と丁寧さを欠いた日本男子サッカー観戦でほとほと疲れたので、寝ることにする。オヤスミナサイ!
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