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小沢が突きつけた踏み絵…問責決議案と2つの不信任案を巡って
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2012/08/06 【稗史(はいし)倭人伝】
自民党は、のらりくらりと逃げ回る野田を仕留めようと躍起になって脅しをかけ続けている。
始めは問責決議だけで脅しをかけていたが、それだけでは効き目が薄いとみて、不信任案まで持ち出してきた。
理由は消費税増税法案を8月8日までに採決すると確約しないかららしい。
野田は8月20日までの採決を言い出していたが、それまでは待てないらしい。
するとこんどは8月10日という声が民主党から流れてくる。
26年4月施行の法案の成立が、一日単位で争うことなのか?
今延長国会は9月8日までである。
それまでに成立させなければならないという事情がある。
さらにもう一つのタイムリミットがある。
8月24日で法案の参院送付後60日になる。
この日までに採決がなければ、参院否決とみなされる。
衆議院で再議決、3分の2以上の賛成で成立ということになる。
これには320議席前後が必要になる。
ここまではやりたくないだろう。
タイムリミット前の、なるべく遅く、というのが野田の腹づもりだったと思われる。
8月20日というのもそこらへんから出た期限だったのだろう。
民主党の代表選挙が9月21日らしい。
一方の谷垣総裁の任期は9月30日までだが、こちらは選挙日程までは決まっていない。
野田にしろ谷垣にしろ、最大関心事はこれであろう。
彼らにしてみれば、いろいろと日程に追われているのだ。
お互いに自分の再選に向けての勝手な思惑で動いている。
二人だけで駆け引きをしているつもりだったが、いきなり敵が現れた。
もう一つの不信任案の出現である。
「小沢色」消して民自公と勝負 ただし成算は? (産経ニュース 2012.8.4)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120804/stt12080408020001-n1.htm
■7党で不信任案
自民、公明両党を除く野党7党は内閣不信任決議案の共同提出を決めたが、「陰の主役」は「国民の生活が第一」の小沢一郎代表だった。小沢氏は自らが前面に出ないようにすることで、自公両党が不信任案に賛成しやすい環境をつくり、民主党に残る反増税勢力が呼応しやすいよう配慮した。ただ、不信任案可決の見通しはたっていないのが実情だ。
これまでの野田・谷垣の狎れ合いの駆け引きが吹き飛ばされそうだ。
これは民主党議員一人一人に小沢一郎が突きつけた踏み絵である。
「民主党に残っているからこそできることがある」などと言い訳していた連中が実際の行動を問われることになる。
もはや、詭弁も言い訳も効かない。
脅しの材料に過ぎなかった問責決議や不信任案が脅しで済まなくなってしまった。
自民党の問責決議案・不信任案の動機のいかがわしさやデタラメさも明らかにされてしまう。
つい先頃までは、一国会一不信任案と言われていた。
一事不再議とか。
自民党は理由が違えばかまわないなどと言い出している。
慣例程度のことらしいからこだわらなくてもいいだろうが、内閣不信任案に反対しておいて、何も新しい材料もないのに数日後にまた内閣不信任案を出せるのか?
小沢一郎の突きつけた踏み絵は自民党にも向けられているのだ。
消費税を上げる野田内閣は信任するが、解散を先延ばしする野田内閣は不信任か!
「三党合意を貫き通す覚悟がみえない」
そんなことが不信任の理由になるのか?
政策では狎れ合い、おのれの利害だけで駆け引きする。
そんな国会に小沢一郎が突きつけた匕首は鋭い。
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