http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/868.html
Tweet |
迷える民主党の子羊議員たちよ、あなたがたの救いは「内閣不信任案」に賛成することだ!(日々坦々のブログ)
日々坦々のブログ
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1616.htmlposted on 04/08
ここにきて政局が一挙に混沌となりかけている。
一番は自民党の混乱で、増税法案の採決日をお盆前にこだわり、8日でなければ7日には問責決議を提出すると強行な態度をとっている。
民主党は20日だと言っていたが、びびった野田総理は輿石幹事長を説得し10日という折衷案を出してきた。
通常ならば、自民、公明はこれで妥協すると思えたが、あくまでも8日は譲れないとして7日には問責決議案を出すと意地を見せている。
これは、野党7党が衆議院において内閣不信任案を提出することが決まり、野党第一党としてのプライドなんだろうが、自民党としては、兎にも角にも民主党政権の時に消費税の増税はなんとしても通し、早期解散にもっていきたいというのが本音だろう。
************
野田民主は、消費増税に党首の安っぽい命が懸かっているため、結局、党内事情よりも自公の要望を優先させ8日採決ということになる。
これだけでも野田首相とともに特に輿石幹事長の求心力はかなり低下し、参院民主党からも有田芳生議員がいうには4、5人とツイートしていたが、これよりも多くの議員がこぼれ落ちてくる可能性もある。
そうなると、野党7党の内閣不信任案は増税法案採決前ということで7日提出になり、増税法案に反対票を投じた議員や棄権した議員などの動向が注目される。
民主党はこれでメルトダウンからメルトスルーということか。
反主流派といわれた小沢系議員たちが離党し、鳩山政権以降、民主党を牛耳ってきた主流派といわれる議員達のやりたい放題の環境が整ったといえる。
今の民主党議員の立場でものを考えると、主流派にいるのか、中間派なのか、鳩山派みたいに一見反目しているのか、などの立場によって勿論違いはあるだろうが、党の今の現状を見ればどこに所属していようが近い将来にあるだろう次期総選挙での落選の危機など相当不安要因が多く、眠れない日々が続いているのではないかとお察し申し上げる。
どう取り繕ってみても、2009年のマニフェストにはなく増税は4年間しないと言ってきたのに、増税法案に賛成した事を地元でどう言い訳しても消えることはない。また、社会保障と税の一体改革といっても、ただの増税のみ法案になっていることの言い訳けも、あまりにも見え透いた詭弁で言葉に説得力がなく冴えない。
原発再稼動や今回の規制委員会の人事においても、国民の怒りは止まるどころか沸騰しっ放しで、これにオスプレイやTPPも入ってくれば沸点を軽く超えるだろう。その現われが、官邸前デモに象徴される国民の怒りである。
そして、反対の声を押し切って強引に再稼動させた大飯原発やオスプレイ搬入など、ここまでくると、先日デモ主催者が言っていた「絶望に近い悲しみ」がその原動力となり、怒りの一時的爆発よりも、もっとジワジワと染み渡りつつ、徐々に広がって根付いていく事になるものだと思う。
白い布が染料によって染められていくように、また、静水に落ちた一滴で波紋が瞬く間に広がるように急速に、しかも確実に定着していくことになる。
その意味では、問題提起し国民を目覚めさせている野田首相の功績は大きいかもしれない。
***** ******
民主党政権を動かしてきたのは、10人くらいだといわれている。
菅、野田、岡田、前原、枝野、安住、玄葉、仙谷、これに主流派ではないが北沢俊美元防衛相や平野博文元官房長官なども入るだろう。
中でも継続的に影響力を保持してきたのが仙谷由人であり、原発の再稼動や輸出、東電の人事や賠償スキームなどにも深く関わってきている。野田政権下では、代表選で前原を推して裏で小細工した事で野田派の顰蹙(ひんしゅく)を買い、仙谷外しが進んだかに思えたが、前原政調会長の影に隠れつつもガンガン表にのし上がってきていた。
こうして特定の議員が、ほとんどの役職をたらい回しで就任し、いつの間にかごく一部の議員による独裁的な民主主義の無い政党に堕していることに他の議員はどう思っているのだろうか。もはや抵抗する気力も失せているのだろうか。
小沢グループが抜けたことで、益々強権的になっているとは思うが、そんな党内情勢よりも地元に帰ればもっと地獄が待っているのではないか。支援者から突き上げを喰らい、裏切られたと罵声を浴びて、「もうあんたには入れない」と愛想を尽かされる日々をどうお過ごしなのか。
野田首相が民主党の代表選で再任されるようだが、本当に野田佳彦で選挙を戦えるのか。
官邸前デモも「野田倒閣デモ」の様相を呈し、全国で「野田ヤメロー」が轟き渡っているというのに、これで自分が当選できると思える議員は、地盤が強い極小数の議員か、または相当に鈍感かだろう。
もう民主党は終わってるのだから、今度の「内閣不信任案」は吹っ切れる絶好の機会が与えられると思って、まず騙されたと思って賛成することを民主党の子羊議員たちにお薦めしたい。
ここで決断しなれば、野垂れ死ぬだけだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK133掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。