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不信任決議案を過小評価するマスメディア 民自公3党の化けの皮 ”隠蔽報道”
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/660d53ae1aecb845473037383fde4489
2012年08月04日 世相を斬る あいば達也
見出しの通り、マスメディアが必死で「野田内閣不信任決議案」が提出される点を国民から隠蔽しようとしていると云う事実は、驚くべき大政翼賛な報道姿勢だ。慣例として、一事不再議原則があるので、仮に今回不信任決議案の採決が行われれば、今期の野田内閣不信任決議は二度と提出することは出来なくなる。何故か財務省主導の消費増税に野田民主以上に前がかりな谷垣自民は、参議院での問責等と云うお茶濁しで、増税法案の成立に血道をあげている。
これでは政権奪取を狙う姿勢を放棄したのも同然である。その挙句、大政翼賛野党(自公)以外の野党6党が提出する「野田内閣不信任決議案」に反対すると云うことは、どんな屁理屈を並べようと、野田内閣を信任した野党・自民党、公明党と云う事実を消すことは出来ない。参議院の問責なんて倒閣とは関係ない。政権を揺さぶる程度の話題であり、開き直れば済む話である。
ところが、日本のマスメディアと云うところは、この参議院への野田佳彦問責決議案提出!等と云う糞のような政局報道を主とし、7日にも提出される「野田内閣不信任決議案」の話題を、事実関係でチョロリと報道するに過ぎない。このマスメディアの大政翼賛的報道姿勢は、何処かに誰かに命じられた如く、明らかにシステマティックな連動性を見せている。しかし、そのことを言い立てて怒っても仕方がない。怒る前に、何故これほどまでに「野田内閣不信任決議案」に関し、さも重大な政局ではないような扱いをするのかを考えるべきだ。朝日と読売の記事は以下の通り。特に朝日の記事は“短か!”である(笑)。
≪ 内閣不信任案、野党7党提出へ 生活や共産など
http://www.asahi.com/politics/update/0803/TKY201208030363.html
国民の生活が第一、共産、きづな、社民、みんな、日本、改革の野党7党は3日、国会内で党首会談を開き、消費増税関連法案の参院採決前に内閣不信任決議案を衆院に提出する方針で一致した。提出日は参院採決の日程をみながら各党幹事長間で調整する。≫(朝日新聞)
≪内閣不信任決議案提出、野党7党が合意
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120803-OYT1T00755.htm
新党「国民の生活が第一」など野党7党は3日、国会内で党首会談を開き、社会保障・税一体改革関連法案の成立を阻止するため、衆院に内閣不信任決議案を提出することで合意した。 来週前半の8日までの提出で調整している。
会談には、「生活」の小沢代表のほか、共産、新党きづな、社民、みんな、新党日本、新党改革の各党首が出席した。決議案は衆院に議席のない新党改革を除く6党で共同提出する。
不信任案が可決されるためには、自民、公明両党など全野党と無所属の議員が賛成するほか、民主党から賛成票を投じる議員が15人以上出ることが必要だ。小沢氏は3日、国会内で民主党の鳩山元首相と会談した。
「生活」幹部は「可決のメドが立っているわけではないが、それでも民主党を動揺させ、民主、自民、公明の3党を分断できる政治的意味がある」と語った。≫(読売新聞)
“生活”の幹部が「可決のメドが立っているわけではないが、それでも民主党を動揺させ、民主、自民、公明の3党を分断できる政治的意味がある」、と政局にはならないような発言をしたような言い回しだが、不信任が否決されると云うことは、野党の自民党と公明党が“野田内閣を信任”すると云う事で、3党分断としての効果はないだろう。仮に、鳩山らが“野田内閣を信任”と云うことであれば、それはそれでオシマイなのである。再稼働反対演説も、消費増税反対声明も、“引かれ者の小唄以下”のパフォーマンスと云う事だろう。つまり、鳩山はヘタレと云うことだ。
自民党も政権奪取より消費増税が大切という、狂気じみた宗教団体のような政党と云うことになるだろう。いずれにせよ、今回の「野田内閣不信任決議案」の採決は、年内にも行われる衆議院選挙の“踏み絵”のようなもので、この採決における白票、青票の選択如何では、無党派層の浮動票を敵に回し、連合経団連創価学会等の組織票だけで闘うことを強いられる。まぁそうなるのも面白い。なにせ、野党でありながら与党政権を信任した自民公明。党内野党を自負していた鳩山らの正体もバレルわけで、それはそれで価値がある。選挙の争点が「官僚派VS脱官僚派」に識別されるのである。
おそらく、今回の「野田内閣不信任決議案」の行方があまりにも劇的結果が齎される危険を察知したマスメディアが、報道隠蔽的行動に出ていると云うことかと思われる。これは非常に面白い、政治家の姿勢全般が問われる事態なのだ。与野党が霞が関官僚に支配されている事実を確認するか?大政翼賛3党合意を許す国民なのか?そんなことを許さない国民なのか?そこも問われているのだろう。サッカー・ナデシコの勝利、アノ粘りが政治にも国民にも求められているのかもしれない。今夜はこの辺で、オヤスミナサイ!
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