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森永卓郎の論に触発されたこと
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/827.html
投稿者 のんぽり 日時 2012 年 8 月 04 日 00:39:05: 7p9CCripgLT3w
 

 この問題を政治版に提示するのは多少もんだいかなとも思うが、最終的には政策の問題にも繋がるし、様々なサジェスチョンが得られる可能性が高いここに投稿するのがベターかなという自分なりの判断でここに投稿させていただきます。

 森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 中国失速
 http://wjn.jp/article/detail/2922027/

 おいら経済学とやらにはとんと疎いが、彼の言っていることは直感的に正しいと考える感性は持っている。
 ただ、残念に思うのは彼らはこういった事象を限定的に捕らえていることだ。
 確かに、資源が無限にあり、世界の成長が永遠に続くならば成長戦略というものも永遠に続く可能性はある。フォードが従業員も顧客であるとして給与水準を同業他社よりも高く設定したことはこのモデルに照らせば理にかなっている。
 しかし、問題は資源に限界があり、成長にも限界があることだ。これは数十年も前にローマクラブによって警鐘を鳴らされていたものであり、最近でもピークオイルというような論文も提出されている。
 地球上の人口が70億人といわれる中で、資源の限界は超えつつあり、米国では新自由主義が幅を利かせている。NHKのマネー資本主義とか言う番組ではリーマンショック以降なりを潜めていた金融工学という悪魔が、生命保険を証券化し、人の命を弄ぶ有り様そのものが成長が鈍化し人としての有るべき道を踏み外しつつある、資本主義、その中でもシカゴ学派と言われる連中の唱える新自由主義ではないのか。成長が鈍化すれば、既得権益を守るためにあらゆる手立てを考える。しかも、資本を持つ人間が優位にその戦いを進めるということになる。
 決して発展途上国で起きていることではなく、世界の警察を自称する米国の数パーセントの人間のために考え出された論理が発展途上国の資産家層に都合よく利用されているに過ぎない。

 経済学者は本当は気付いているはずだ。経済が伸びるためには格差が少ない方がいいこと、しかしながら、格差が少なければ資源に限界があることにも気付いているのかも知れない。
 人口をコントロールするのか、宇宙に飛び出すのか、成長にブレーキをかけなければならないのか、専門家らしくデータで検証でき、議論できるような論文を提示すべきだろう。
 まぁかれは、御用学者よりはまだまともな気はするが・・・。  

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コメント
 
01. 2012年8月04日 00:50:17 : DgviftfoDU
■金融政策論争(飯田泰之=経済学者)
一連の論争で現在の日本の金融政策の問題点とその改革を巡る論争をはじめて知ったという人もいるでしょう。
そして,その議論に大いに説得された人,疑問視する人様々だと思います。むろん飯田は、
(1)デフレが大きな問題であり,その脱却が必要である
(2)デフレからの脱出のためには金融政策方針の転換
(3)2%程度の安定的なインフレを目指す政策を実施すべきである
と考えております。・・・
 経済政策は3つに大別されます。成長政策・安定化政策・再分配政策です。
デフレの問題は主に第二の安定化政策に関するもので、
安定化政策が行われれば成長政策や再分配政策は不要であるというわけではありません。
日本の経済政策は、成長・安定・分配ともに大きな問題を抱えており、それぞれに対応が必要でしょう。
そして、成長政策・分配政策がどのような方向に進むにせよ、そのためにはデフレ脱却という援護射撃は重要な役割を果たします。(後略)
http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20091109
飯田氏も言っているとおり、成長政策と再分配政策は矛盾しないよ。

02. のんぽり 2012年8月04日 01:16:34 : 7p9CCripgLT3w : hFZlulMsT3
 おいらは成長政策と再配分政策が両立しないとは考えてはいない。
 ただ、資源の限界は厳然として存在し、それによる世界的な飽和状態≒停滞の時代への移行にシフトしているのではないのか、それ故に新自由主義なるものが台頭してきたのではないのかと言いたいだけだ。
 新たな論理が生じる裏側には何らかの裏がある。マルクス主義は行き過ぎた資本主義に対するアンチテーゼとして、そして新自由主義はゼロサム時代の資本側の都合のいい論理として。

 確かに、ユートピアリズムの共産主義がありえないことはおいらなりに理解しているつもりだが、新自由主義的案考え方は資本家が封建主義を葬り去るために主張してきたことを否定するものだと考えている。


03. 2012年8月04日 01:20:52 : zJJrA060mU
森永は元々、原発推進。
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/208.html

TPPや消費増税に反対しているが原発推進の論者はじつは多い。
これでは生活は守れない。


04. 2012年8月04日 01:30:33 : 8hk0duzcU2
>世界の警察を自称する米国の数パーセントの人間のために考え出された論理が発展途上国の資産家層に都合よく利用されているに過ぎない。
経済が伸びるためには格差が少ない方がいいこと、しかしながら、格差が少なければ資源に限界があることにも気付いているのかも知れない。

神が神にかけて誓いを立てられた、「二つの不変の事柄」によって解決するのでしょう。「わたしは必ずあなたを祝福し、あなたの子孫を大いに増やす」と言われました。

アブラハムはたしかに聞いたらしいのでどうしようもない。
過去の日本の総理にも聞いた人がいるし・・・などもね。

やはり日本には日本人に合った論理が良いのではと思います。


05. 2012年8月04日 02:34:46 : rNIES75056
今まで甘栗を手で剥いていた状況から何事も機械化する流れが出来ると空前絶後の生産性の向上と大量の失業者が生まれる。不機嫌な中国が爆発するのは案外早い気がする。尖閣問題から反日運動が盛り上がったりすると…。

中国は置いといて日本も何かと国による規制が多いから民主化の余地は大きい。しかし、TPPでとか全国一斉に規制緩和をやると良心が働かず行きすぎる。だから思いきった地方分権で敢えてバラバラの国家を目指し、税収の格差を調整する機能を国が果たせばいい。最適通貨圏を日本国内に造り上げればいいのだ。神道・仏教の良いところは何でも神や仏になって渾然一体となるところだ。


06. 2012年8月04日 08:11:38 : skIGmqH4Co
投稿者くん、こういうゴタクは議論板か雑談板でやれよ。
きみたちの頭のいいのはよーく承知しているからさ。W

07. 2012年8月04日 19:27:24 : w9lCcGRyC2
投稿者は勉強不足。コメント者も気づいてんのなら言ってあげるべき。
資源の限界が原因なんて森永氏は言っていないはず。そんな単純な話ではないだろう。

08. のんぽり 2012年8月04日 20:04:35 : 7p9CCripgLT3w : yvF2pM029U
 おいら森永卓郎が資源の限界なんて言っているなんて書いてないだろう。
 彼が言っているのは中国では高度成長が終わり低成長へ移行する段階で格差が広がり不安定化するということ。
 で、おいらが言っているのはそれは中国に限ったことではなく、世界中に言えることではないのかということ。

 ローマクラブ主張する成長の限界の限界点は技術革新やらなんやらで広げられてはいるが、BRICsのような人口大国の急激な成長は資源の限界を超えてしまうという現実を提示している。
 現実に、石油資源やレアメタル・レアアースといった資源の取り合いが起こっているし、旱魃による食糧不足は投機の格好の標的になっている。米国中西部の農地の塩害による生産力の低下は以前から問題になっているよね。これは化石水と言われる地下水が枯渇しつつあることが原因だと言われていた。合理的(米国の考えている)な生産方法も限界に近づきつつあるのではないのか?
 つまり、世界中が様々な意味での資源の限界に近づいており、それが成長を制限する時代が来ているということから、中国ではなく、世界に敷衍して考えるべき事柄ではないのかと言っているんだよ。

 無論、君たちが言うようにおいらの勉強不足を否定するわけではないが、

>様々なサジェスチョンが得られる可能性が高いここに投稿するのがベターかなという自分なりの判断でここに投稿させていただきます。

 と書いてあるように、サジェスチョンがほしいのであって、別に揶揄して欲しいとは考えてない。
 有能な君たちなら有効なサジェスチョンができるのだろう?
 それとも2chのノリだけの人なのかな?


09. 2012年8月04日 21:16:54 : 4RxWQifcIo

森永氏の本を読んでないので、一般論として聞いてください。

資源の限界はないとは言えないでしょう。
しかし石油資源もシェールガスなんてものまで含めば、埋蔵量がそんなにないと思えません、特に海洋国では海洋資源の多くは開発途上と云うべきものでしょう。採掘コストと流通コストとが近づいてくると、むしろ石油資源は増えてくると思います。ただその使い方には、工夫がいるでしょう。

食料資源は、もっと明らかです。一時的に足りなくなる事はあるでしょう。農業は大きなビジネスです。農業がビジネスでない国はそんなにはありません。儲かれば、生産しますし、儲けがなければ、他の農作物に移行するだけの事です。天候不順の原因も確かにあるのですが、基本的にはビジネスなので、儲けが見込めるなら、作付けも増えるし、生産量も増えます。金のない国はどうするのかは、別問題ですがね。

森永氏は、中国の経済に昔から懐疑的でしたので、中国のシフトチェンジを大きく騒ぎすぎだと思います。どちらにしても、中国も高度成長は維持できません。
投資過剰の状態を改善していかないと、いけない事は確かなのです。それをしないと、結局債務問題が表面化してしまいます。そして内需中心にシフトを変えようとして、試行錯誤している状態と思いますが、違うのですかね。


10. 2012年8月08日 12:24:42 : UbA8JNyq16
去年でさえ『大停電してないのは死ぬほど節電しまくってるから。こんなことはいつまでも出来っこない』と山本太郎さんにほざいた森永卓郎。
あのトッチャん坊やが関西に住んでるんじゃないかぎり、まさに江戸時代の生活してるんじゃなきゃ話が合わない。

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