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「政治主導」の意味も判らず政治主導をアピールする民主党 何もかもが目茶苦茶になっている
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2012年08月02日 世相を斬る あいば達也
昨日、慎ましく小沢一郎の新党「国民の生活が第一」の本部事務所開きが行われた。少々田舎臭いロゴマークだが、小沢一郎の味が出ている良いロゴだなと思った。あまりにも多くの政治課題が存在し、集約は困難を極めたようだが、最大公約数的な3本柱(@10年後原発ゼロ A増税阻止、行財政改革の推進と予算編成の大改革 B地域主権推進、中央集権体制の打破)を表明した。また、これ以外の各政策についても、パブリックコメントを広く募集し、全体の政策として練り上げる。特に、社会保障、経済連携、安全保障政策への意見を募集し、極力国民の意志を吸い上げる“奇策”を打ちだした。一見、この“奇策”は小沢の政治手法と異なるわけだが、「変わらずに生き残る為には、変わらなければならない」を実践したものと、前向きに受け止めておこう。
「国民からの声を踏まえて、来月に総合的な政策を発表予定」と成っているので、8、9月中の内閣不信任案提出はなさそうだ(笑)。ただ、自民党の動きが奇妙なので、ハプニング総辞職もゼロではないだろう。筆者などは、いまだに“3党合意解消”もゼロではないと執拗に考えている(笑)。大政翼賛報道といえば、最近のオリンピック一色報道にはウンザリだ。生中継にはスリルもあり、それなりの価値があるが、録画を何度も見せつける手抜き報道には疑問を感じる。個人的にはMLB中継が見捨てられた事に腹を立てている。政治報道でも、第二野党の存在である「国民の生活が第一」の3本柱政策発表の扱いより、未だ“政党”でもない維新の会の報道の方が多いと云うのも、政治の芸能化が進んでいる証拠のようなものである。
オリンピックの影に隠れて、野田民主の茶番官僚政治は参議院特別委員会で粛々と儀式が執り行われている。質問に対する答弁もオール霞が関文学に彩られ、政治家の影も形も見られないのだが、ハプニングな質問を投げかける野党政治家も存在しない。事前の質疑提出がルール化しているようだが、これでは政治家は選挙区用の宣伝行動に過ぎず、解答のすべてが霞が関と云うことになる。冷静に考えれば、野党の質問は議員の選挙活動で、質問する相手は内閣の各閣僚ではなく、官僚と云うことになる。こんな民主主義の下の国会等、ないのも同然だろう。野田などは、もう夏休みモードの面で、答弁(現実は官僚のペーパーを棒読み)を避けまくり、各大臣に丸投げ状態なのだから、最悪だ。このようなアリバイ作りのような国会審議でも、熟議がなされとか云うわけだから、たしかに我が国には民主主義はいまだ実現していない。
こんな野田民主党が、トンデモナイ「政治主導」をするとアピールしたようである。極悪非道な強姦強盗犯が性犯罪撲滅を声高々に宣言するに等しい所業と言えるだろう。なんとも怖ろしき人々だ。以下は、それを報じる時事の記事である。
≪ 民主、予算編成に関与強める=「政治主導」アピール狙う
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012073101312
民主党が2013年度予算編成への関与強化に乗り出した。消費増税論議の陰でささやかれた野田政権の「財務省支配」批判をかわすとともに、次期衆院選に向け、政治主導の予算編成で実績をアピールする狙いがある。7月下旬には党内に予算編成に関する作業チームを設置。まずは財務省が8月上旬の閣議決定を目指す概算要求基準の策定作業に影響力を行使する構えだ。
「予算をつくる基準まで財務省に丸投げするのはいかがなものか」。民主党の前原誠司政調会長は31日の記者会見で、概算要求基準の策定作業を党主導で進める考えを強調した。
政府が31日閣議決定した「日本再生戦略」は、環境・エネルギー、医療・福祉、農林漁業の3分野を 重要施策と位置付けた。前原氏は予算配分に当たって、省庁別に縦割りで行われてきた従来の手法を見直し、重要施策に重点配分する考えを示しており、同日午後には作業チームメンバーの松井孝治筆頭副幹事長、大塚耕平元厚生労働副大臣らと今後の作業の進め方を協議した。
前原氏が予算編成への関与を強めようとするのは、「野田政権は財務省の言いなり」「官僚主導」などの「汚名」を返上するためだ。民主党は「政治主導」を訴えて政権交代を果たしただけに、党内は「財務省支配」との批判には敏感だ。幹部の一人は、13年度予算が次期衆院選前の最後の予算編成となる可能性に触れ、「きっちり政治主導でやらなければいけない」と危機感を募らせる。
次期衆院選や来年夏の参院選を前に、党所属議員には、予算配分で地元にどれだけ貢献したかを訴えることも重要だ。一川保夫参院幹事長は31日の会見で「選挙を控えた衆参議員にとって次の予算編成は最後のチャンス。そのあたりを念頭に官僚主導型とならぬよう気を付ける」と語った。
ただ、政府は8月上旬の概算要 求基準閣議決定、同月末の要求締め切りを前提に作業を進めており、日程は窮屈で、前原氏が描く「省庁の枠を超えた大胆な予算組み替え」がどこまで実現できるかは不透明。財務省は「予算の細かい数字までいじられたら大ごとだ」(幹部)と早くも予防線を張っており、党と政府のあつれきが強まることも予想される。≫(時事通信)
あの前原の話だから、1割の確率もない話だが、対野田としても言わざるを得ないのだろう(笑)。それにしても時事の捏造かどうか判らないが、一川の発言は最悪だね。政治主導の穿き違い甚だしだ。≪「きっちり政治主導でやらなければいけない」と危機感を募らせる。 次期衆院選や来年夏の参院選を前に、党所属議員には、予算配分で地元にどれだけ貢献したかを訴えることも重要だ。一川保夫参院幹事長は31日の会見で「選挙を控えた衆参議員にとって次の予算編成は最後のチャンス。そのあたりを念頭に官僚主導型とならぬよう気を付ける」≫本当にこんなこと言ったのだろうか定かではない。
新たに発足させる原子力規制委員会の人事案が国会に白々しく提示されたが、これもトンデモナイ代物で、呆れてモノも言えないが、こんなキチガイじみた人事案を実しやかな面で審議しているのだから最悪だ。あきらかに、原発支持委員3人、原発慎重派2人の構成、誰が考えても“原子力ムラ”の圧力と官僚の介在そのものである。原子力規制委員会の設置は原発事故を踏まえ、原発推進勢力から脱却した規制機関をつくることが目的だった本末を転倒させている。委員長候補の田中俊一など、原子力発電の典型的推進者であり、福島汚染基準でも楽観論の推進者だったではないか!再び、犯罪者に犯罪者の監視をさせるつもりか!何処をどのようにみても、中立公正な原子力に独立する立場には絶対に位置しない男だ。
こんな人事案を出すくらいだから、野田民主の政治スタンスは、完璧に原発推進政権と云うことだ。委員長を含め、委員は五年の任期中破算宣告でもされない限り、政治では動かせなくなるのだ。この人事は異様に大切なのだ。我が国のエネルギー政策全体を牛耳る問題でもある。政府主催の将来のエネルギー政策に関する意見聴取会は各地で9割以上が原発依存脱却を主張され、思惑は見事に覆されている。しかし、同じく政府主催の「討論型世論調査」なる代物は、電力会社代表の参加を画策、原子力ムラの逆襲が始まっている。しぶとい奴らの勢力だ。最近では米国でさえ、原子力発電からの脱却がメインストリームで、あの悪魔コングロマリットGEのCEOが「原発の安全正当化は厳しくなった」と発言、ガス、風力、太陽光発電を基本に企業方針を転換している。間違いなく、日本のやっている事は、世界の非常識と言わざるを得ない。こんな点に目が向くと、オリンピックに浮かれている場合ではないのだろう。それでも、チラ見でTVにも眼が行く筆者である。それでは今夜はこの辺で、オヤスミナサイ!
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