http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/748.html
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「極左暴力集団は、闘争資金及び活動家、シンパの獲得により組織拡大及び党建設を図るため、・・・・その時々の課題を取り上げ、労働者、市民等を巻き込んだ大衆闘争を展開した。・・・・各派とも、主催者及び共催者に団体名を示さず、違憲共闘会議等が主催する集会・デモに、労組又は市民団体として参加し、ヘルメット等の着用及び団体旗の掲出をしないなど、セクト色を秘匿した行動に終始した・・・・」(平成9年警察白書)
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h09/h090600.html
産経新聞から
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120722/stt12072212000001-n1.htm
夏の椿事!? 共産党「赤旗」に“敵対”中核派が登場
2012.7.22 12:00 (1/6ページ)[高木桂一の『ここだけ』の話]
7月15日付「赤旗」日曜版では、首相官邸前での反原発デモに参加する中核派の活動家、富田翔子氏がコメント、写真付きで紹介された。写真で富田氏の後方に白いジャケット姿で立っているのは、中核派である全日本学生自治会総連合(全学連)の斉藤郁真委員長。斉藤氏は写真でのみの登場した
7月15日付「赤旗」日曜版では、首相官邸前での反原発デモに参加する中核派の活動家、富田翔子氏がコメント、写真付きで紹介された。写真で富田氏の後方に白いジャケット姿で立っているのは、中核派である全日本学生自治会総連合(全学連)の斉藤郁真委員長。斉藤氏は写真でのみの登場した
日本共産党が機関誌「しんぶん赤旗」で、敵対関係にある「中核派」(革命的共産主義者同盟全国委員会)メンバーの“勇姿”を写真付きで紹介するという椿事があった。公安関係者は「信じられないことだ」とビックリだが、一体何が起きたのか…。
「リズミカルにコールする富田さん」
問題の記事は7月15日付「赤旗」日曜版の16面に掲載された。「原発ノー アピール自分流 伝えたいからにぎやかに!」という特集で、ここ数カ月、金曜夜の恒例となった首相官邸前での「原発再稼働反対」大規模デモへの参加者それぞれの「訴えるスタイル」を紹介する内容だ。
しかしあろうことか、その中に日本共産党が革マル派とともに「反社会的暴力・殺人者集団」と厳しく糾弾してきた中核派の活動家が含まれていたのだから驚きだ。
記事に登場した「太鼓のリズム音に合わせ、リズミカルにコールする富田翔子さん」はアーティストの顔ももつが、“正体”は中核派の反原発運動の前線たる「すべての原発いますぐなくそう全国会議(NAZEN)」の事務局次長である。中核派の拠点だった法政大学に対する警察当局の「弾圧」への抗議活動でも先頭に立っている“有名人”なのだ。
「赤旗」は富田氏を「3歳の女の子のお母さん。脱原発の缶バッジやメッセージTシャツで自分をデコレーション。全身から真剣な思いが伝わってきます」と写真付きで紹介し、こんな彼女のコメントまで掲載した。
「原発事故以来、数え切れないほどデモに参加しています。デコレーションしたり、踊ったりしてにぎやかにデモをするのは“伝えたい”から。いま動かなければ、将来、娘に顔向けできません」
そして、写真で富田氏の後方にしっかり写っているのは、全日本学生自治会総連合(全学連)の斉藤郁真委員長(法政大学文化連盟委員長)だ。「赤旗」紙面では斉藤氏の氏名や肩書きには触れられず、コメントもないが、まぎれもなく中核派の活動家だ。
公安当局がその動向をマークする中核派の文字通り“中核”とされるメンバー2人が日本共産党の機関誌に初登場とあいなったわけだ。
「反社会的な暴力・殺人者集団」
ちなみに、日本共産党の「革マル派」や「中核派」についての公式な立場、見解は以下の通りである。
《「革マル派」とか「中核派」などと名乗る団体は、凄惨(せいさん)な「内ゲバ」事件などをおこしてきた反社会的な暴力・殺人者集団であり、日本共産党とはまったく関係がありません。
最近の彼らの言動をみると、国際的な無差別テロを賛美し、テロリストへの支持・連帯という主張をさけんでいます。
2001年にアメリカでおこった3千人近くの人命を奪った9・11同時多発テロについて、「画歴史的行為」(「革マル派」機関紙「解放」01年9月24日号)などとほめたたえ、テロ勢力との「連帯」までかかげてきました。
日本共産党にたいしては、「テロ根絶」の主張について、口ぎたない悪口を投げつけてきました。
彼らは、「革命」や「共産主義」などの言葉をかかげています。しかし、実際の役割は、国民の要求実現のたたかいと政治革新のとりくみを、暴力によって混乱させ、妨害することにあります。
国民の期待と支持が日本共産党に集まることを恐れる支配勢力は、「共産主義」を掲げ、暴力行為をおこなう集団を、日本共産党とかかわりがあるかのように、反共宣伝に利用してきました。
それは、反共右翼や警察がこうした集団に資金を提供してきたことや、警察が彼らの暴力行為を本気で取り締まろうとせず、「泳がせ」政策をとってきたことにも表れています。
日本共産党は、彼らの暴力行為を、一貫してきびしく糾弾してきました。
これらの集団が、「改憲阻止」などのスローガンをかかげて、憲法を守る人たちの運動の内部に入り込む策動をしていますが、民主勢力のなかでは、「統一行動の妨害団体」として、「共闘にくわえない」となっています。》(2010年3月27日、党ホームページ掲載)
最終的に共産主義にするという点では日本共産党と中核派は同じだが、共産党は穏健主義で「ちゃんと選挙で共産主義に」と訴えているのに対し、中核派は「クーデターで政権をとって共産主義にする」と主張しているのだ。警察庁の「警察白書」は革マル派、中核派を「極左暴力集団」と呼んでいる。
素性に気づかず…
日本共産党がここまで敵対する中核派の活動家を「赤旗」が取り上げる前代未聞の出来事に、ネット上では早速、「日本共産党と革命的共産主義者同盟全国委員会の熱い連帯に万歳!万歳!万々歳!!!」と皮肉った書き込みがされた。
むろん日本共産党が中核派を「容認」したわけではないが、「赤旗」はなぜ、中核派2人を紙面に登場させたのか。打ち明けるのは赤旗関係者だ。
「取材して書いた記者も編集幹部も2人の素性に気づかなかったのようだ。私も後で知って驚いた」
つまり、編集局内のチェック体制のずさんさが要因だったとみられるが、公安関係者はこう指摘する。
「赤旗記者が、一般人ならともかく市民団体を名乗っている中核派の有名人の区別がつかないとは一昔前なら考えられないことだ。赤旗記者の採用条件はかつて『党歴3年以上』だったが、現在は年齢・党歴の制限はない。中核派のことも知らないような記者もいるように、最近の若い記者の質も落ちているのではないか」
党内では問題にならず?
だが赤旗記者の「質」の問題だけではないだろう。「赤旗のゲラ刷りは日刊紙、日曜版を問わず、志位和夫委員長ら上層部も必ず目を通す」(共産党関係者)というから、党指導部の目も節穴だったということになる。日本共産党広報部の説明はこうだ。
「反原発で中核派と共闘しているわけではない。中核派は様々な組織、フロントを通じて活動に参加しており、一般人とは見分けがつかない。中核派だからといって排除していては、我が党の反原発運動自体が成り立たなくなる」
というわけで、今回の椿事はなぜか党内では問題になっていないようだ。
折しも15日に党創立90年の節目を迎え、じり貧の党勢巻き返しに向け気勢を上げたばかり。翌16日、東京・代々木公園に主催者発表で17万人(警視庁発表は約7万5千人)を集めた「さようなら原発10万人集会」の際には、ヘリコプターをチャーターして空撮し、赤旗初の「号外」を2万5千部発行した。
「反原発」で活路を見いだそうと盛り上がっている矢先のことだ。中核派メンバーを赤旗紙上で紹介してしまったことは、ほおかぶりするか、とるに足りない話だと決め込むしかないのかもしれない。
ただ、反原発の方向性は同じだとはいえ“過失”で中核派メンバーを持ち上げたことが、「大失態」であることは間違いない。これを教訓として「赤旗」が今後、中核派の活動を肯定的に取り上げることはなかろう。(政治部編集委員)
<参考リンク>
■NAZEN呼びかけ人
http://nazen.info/index.php?d=yobikake
赤羽進彦(精研労組青年部書記長)
秋田明大(元日大全共闘議長)
阿部宗悦(女川原発反対同盟)
石井真一(動労水戸委員長)
石田真弓(東北大学学生自治会書記長)
市川潤子 (ふくしま合同労働組合委員長)
壹貫田康博(被爆者青年同盟・広大生協労働組合委員長)
井野博満(東京大学名誉教授)
岩田雅一(牧師・写真家)
入江史郎(スタンダード・ヴァキューム石油自主労働組合委員長)
大石又七(元第五福竜丸乗組員)
大江厚子(セイブ・ザ・イラクチルドレン広島代表)
長田敏之(動労千葉書記長)
小関恭弘(置賜百姓交流会)
織田陽介(前全学連委員長・東北大学)
鎌仲ひとみ (映画監督)
北島邦彦(前杉並区議会議員)
北西充 (広島大学名誉教授)
小出五郎(元NHKプロデューサー)
国賀祥司(泉佐野市議会議員)
小林久志(日逓中野被解雇者、東京西部ユニオン青年部長)
斉藤郁真(全学連委員長・法政大学文化連盟委員長)
齋藤裕介(郵政非正規ユニオン委員長)
坂井留吉(六カ所村・「核燃から漁場を守る会」)
佐久川政一(沖縄大学元教授)
佐藤幸子(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人)
三里塚芝山連合空港反対同盟
椎名千恵子 (子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)
下田禮子(反戦被爆者の会、8・6ヒロシマ大行動呼びかけ人)
シンディ・シーハン(アメリカ反戦の母)
神保美彦(仙台市職員組合副委員長)
末光道正(八尾市議会議員・八尾北医療センター院長・医師)
須賀華呼(NONAME)
杉井吉彦(国分寺市・本町クリニック院長・医師)
鈴木光一郎(酪農家)
鈴木達夫(弁護士・元日放労長崎分会委員長)
清野和彦(元福島県教職員組合委員長)
高山俊吉(弁護士)
武内更一(弁護士)
土井淑平(人形峠ウラン鉱害裁判・フリーライター)
富田翔子(アーティスト)
中島健(被爆2世、8・6ヒロシマ大行動呼びかけ人)
中手聖一(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)
中道雅史(青森県反戦反核学習会実行委員会)
中村圭司(愛媛県職員労働組合副委員長)
永野佳世子(東京北部ユニオン書記長)
西川重則(とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)
西村綾子(前相模原市議会議員・湘北合同労組副委員長)
二本柳実(三浦半島地区教職員組合)
橋本光一(国労郡山工場支部書記長)
花澤俊之(弁護士)
葉山岳夫(弁護士)
福地曠昭(元沖縄県教組委員長)
藤田城治(弁護士)
松井英介 (岐阜環境医学研究所長・医師)
松江寛人(がん総合相談センター所長・医師)
松浦武生(島根人類愛善会会長、さよなら島根原発ネットワーク)
松元ヒロ(コメディアン)
間山正茂(青森県八戸・南部バス労組執行委員長)
三角忠(8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会)
皆川学(元NHKプロデューサー)
宮村みつお(美ら島沖縄大使・琉球アーティスト)
森川文人(弁護士)
矢ヶ崎克馬 (琉球大学名誉教授)
柳沢裕子(船橋二和病院医師・千葉勤医労)
山田真(子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)
山本太郎(俳優)
吉田義久(核問題研究情報センター代表、元相模女子大教授)
吉田良順(高陽病院医師、8・6ヒロシマ大行動呼びかけ人)
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