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「自・公・民幕府」を倒すための大同団結を望む国民は少なくないが、果たしてそれは可能なのか。原発、消費税、オスプレイ……。石原慎太郎氏、橋下徹氏、小沢一郎氏らは、これらの問題で政策的に一致できるのか。亀井静香氏は「可能だ」と言う。
以下、高橋清隆氏「亀井静香インタビュー(下) 「ええじゃないか」に東軍が続く」2012年 8月 1日 11:44 【取材ニュース】 <政治・政党>を紹介する。
国民の間に民主・自民・公明3党による談合政治に対する失望感が広がっている。亀井静香衆議院議員に新しい受け皿づくりの考え方と国民の役割について聞いた。
亀井静香衆議院議員(2012.7.27高橋清隆撮影)
――国政の現状を見て、希望が持てない。多くの国民が生きる意欲を失っている。
亀井 夜明け前が一番暗い。所詮この世は浮き世なんだ。人間の営みなんか。地獄にいることもあれば、極楽に行くことも。いつも言うが今、人類は文明の反逆を受けている。それに対応する流れが世界を覆っている。中東、欧州、中国でも。米国はオバマ大統領が選挙で起きた。お茶会パーティーなどの逆襲もあるが、時の流れはそうはさせない。
原発事故は、日本で起きた。これは神様が選んだこと。科学における文明の反逆だ。これが原発を破裂させた。
――神の意図は
亀井 日本も3年前に政権交代が起きた。その旗手が鳩山、一緒にやったのが小沢だった。象徴的なのは社民党も加わったこと。それが自公の推進してきた、やってはならん政治に対する文明の反逆。欲望が爆発することによって文明は進む。科学技術も。その一つが原子力だ。だけどそれが制御できないまま競って、世界が原発をやった。スリーマイル、チェルノブイリと事故が起きたが、一向に改まらず、欲望がどんどん膨らみ、破滅が待ち受けた。そうして福島の人たちが犠牲になった。人類に対する反逆を始めている。それに対する反応、日本が旗手としてやれと言う神の手が動いた。
――今度の新党の試金石となる政策は
亀井 消費税、原発、オスプレイの3つ。連合戦線を組んでいくときは具体的な旗印に書きにくいが、結局はそうなる。例えば、大阪の橋本(徹)市長は原発に対しては中途半端なこと言ってるが、基調は脱原発に乗っている。小沢もそうだ。ダイレクトの形では言ってないが。それと石原が立ち上げる新党も、脱原発の方向に行く。彼もうにゃうにゃ言ってるが、原発推進にはならない。東京都だってガス田の開発やってる。猪野(直樹副知事)が東電の総会に出て、文句付けた。直ちに停止するという形ではないが、推進とは言わない。名古屋、愛知にしても、脱原発の方向に行かざるを得ない。
トータルとしては、今度の「東軍」は今起きてる「ええじゃないか」運動の基調になってる脱原発の側に乗る。自公は自己弁解してるが、原発を推進した張本人。野田内閣もその延長線上にあること明らか。大飯原発原発再稼働を見たら誰でも分かる。消費税引き上げ、オスプレイ配備も、政府は容認する立場に立ってる。それと闘うアンチテーゼの連中は、3つについて今むにゃむにゃ言ってるが、選挙のときはそういう側になる。
――橋本市長は消費税について齟齬(そご)がある感じだが。
亀井 彼は地方税と言ってるでしょ。だから、今すぐ消費税を上げることに反対ということ。今の法案に賛成との立場と水と油。大村(秀章愛知県知事)、河村(たかし名古屋市長)だって減税だから、共同歩調合わせて行かざるを得ない。この連合戦線が、今国会を取り巻こうとしている連中と同じ路線に乗っかる。選挙における「東軍」になる。今ネットでデモを呼び掛けている連中は、まかり間違っても次の選挙で自民党や公明党に入れるということにならない。
――入れるところがないというのが今の有権者の悩みだ。
亀井 その受け皿となるのが「東軍」の結成だ。小沢の50人とも必ず連帯する。東軍の総大将にはならないが。
――亀井さんが総大将になればいい。
亀井 おれは顔が悪いから。
――どうして石原氏にこだわるのか。ネット上では、石原さんと組むより小沢さんと一緒にやった方がいいという意見ばかりだが。
亀井 おれは舞台にも立てないかもしれない男だが、今は細かいことを言わない方がいい。石原は「命捨ててもこの日本を変える」と言った。「石原機関説」と考えてもらってもいい。小沢を蚊帳の外にする気はない。石原にもそれを言っている。
――マスメディアは、亀井さんが国民新党を辞めてから完全に無視している。書店に拙著『亀井静香―最後の戦いだ。』を売りに行くと、必ず「亀井さんはもうテレビ出てない人でしょ」と言われる。だから書いてるのに。
亀井 マスコミなんかどうでもいい。大臣をしてたときは悪宣伝ばかり。「モラトリアム法案」も散々な扱いだった。中小企業が貸した金返せなけりゃ待ってやれと言ったら「亀井は悪いやつだ」「気が狂った」と大合唱した。それでも成立させ、おれの言う通りになった。問題にしてた自民、公明まで、今は延長に賛成している。
マスコミなんかそんなもんよ。おれが「自社さ」政権つくったときだってそうだ。誰があんなものを「やれ、やれ」と言ったか。全部「ノー」だ。郵政だってそうだ。やったでしょう、7年かかって。マスコミは「見直しなんてとんでもない」の大合唱だった。今でもそうだ。
インターネット上の読者に一言メッセージを。
――今度はネットが次の選挙を制して日本を変える。あなたたちが主役だ。明治維新と一緒。その後は侍が命を懸けてやる。一緒に頑張ろう。
高橋清隆記者のプロフィール
反ジャーナリスト
著書:『亀井静香 最後の戦いだ。』(K&Kプレス)
『亀井静香が吠える--痛快言行録--』(K&Kプレス)
『偽装報道を見抜け!―世論を誘導するマスメディアの本質』(ナビ出版)
ホームページ:
「高橋清隆の文書館」
JanJanBlogより
http://www.janjanblog.com/archives/78307
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