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まず現実逃避夢遊病の野田首相の退陣
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2012/7/30 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
目前の問題解決を逃げまくる野田首相
野田政権も民自公の税金ドロボー国会議員も今一体何をやっているのか、消費税増税国会議論よりもっと他にやることが山ほどある
◆消費税増税より超円高・不況・景気回復・震災復興・エネルギーなど難問解決が先決だろう
「決める政治」が聞いて呆れる。国会は会期を延長して1カ月以上が過ぎた。
この間に成立したのは、暴力団対策法改正案の1本だけ。政府が提出した法案の成立率は、いまだに4割に届かない。野田首相は、何かといえば「決めるべきことは先送りしない」「決めるときに決める政治をやる」とエラソーに言っているが、大ウソだ。目の前の問題は後回し。大事なことは決めずに逃げまくる。それが、この男の正体だ。
政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「いまの野田首相は、国会答弁しかやっていません。質問されたことに対し、当たり障りのない発言を繰り返すだけ。オスプレイ、学校教育と、国民の暮らしに身近な問題が起きています。それでも解決に動こうとしない。沖縄県民の立場を理解し、『最低でも県外』を目指して失敗した鳩山元首相の二の舞いにならぬよう、毒にも薬にもならないことを言うのが仕事になっているのです」
実際、オスプレイの問題は、「安全性が確認されるまで本格運用しない」の一点張り。国民に事態の是正を約束することもない。元外交官で評論家の天木直人氏は、「オスプレイは、がん細胞と同じ。事態が動くたびに世論は批判し、政権は打撃を受ける。反米感情も高まります。野田首相の怠慢は日米関係を悪化させるのです」と警告する。それでも野田は本腰を入れて米国と交渉し、岩国や沖縄の不安を解消しようという様子は見られない。あとは野となれ山となれだ。
◆「日本再生戦略」の閣議決定すら見送り
大津のイジメ問題も、テレビでもっともらしいことを言ってチョン。イジメをなくすためにアクションを起こすわけでもないし、真相究明を急がせるわけでもない。教育委員会のあり方に疑問が出たりしていることにも素知らぬ顔だ。それでいて、人気取りには貪欲だ。「オリンピック開会式に行きたい」と駄々までこねた。さすがに物見遊山の訪英は野党の反対で潰れたが、日本にいたところで同じだ。野田は何もしていないのである。
日本経済は崖っぷちに追い込まれている。平均株価の1万円回復は夢のまた夢。超円高の定着で、輸出産業はボロボロだ。さしたる技術もない韓国勢に、価格勝負に持ち込まれ、押されっぱなしである。貿易赤字は半期で過去最大の3兆円近くに膨らんだ。サバイバルのために日本を飛び出す企業も後を絶たない。産業の空洞化は広がるばかりだ。
これでは暮らしだって上向かない。経団連によると、大手企業の夏のボーナスは3年ぶりにマイナス。東京都の調査では、2年連続で前年を下回っている。
野田政権は先日、「日本再生戦略」の原案をまとめた。450の施策により、完全失業者数を上回る630万人の雇用を創出するという。ま、実現の見込みのない代物だが、こんなものでも成長戦略の道筋となるはず。ところが野田政権は、その閣議決定すら、先週中の予定を先送りした。決めるべきときに決められないのだ。
次に総選挙による国難解決のための政界再編成が必要、そうしなければ国は滅びる。
◆夏休みでもないのに閑散とした国会
結局、野田は何も決めていない。決めたのは消費増税のお膳立てだけ。それすら財務省にオンブにダッコである。
そのウラで震災復興も置き去りだ。
「野田首相は、『福島の復興なくして日本の復興なし』と言っていましたが、いったい、福島のために何をやったのか。地震や津波、原発事故によって、今も27万人が仮設住宅で生活しています。狭いプレハブ小屋はクーラーもあまり効きません。蒸し風呂のようだと聞きます。その中で暮らし、不便を強いられている国民が大勢いるのに、首相は涼しい顔をしている。目の前に苦しんでいる人がいても平気です。アタマにあるのは消費増税のことだけ。
増税法案が成立するまで、ほかの問題は手を付けない。何かを進めようとして野党と考えが合わなければ、『解散して信を問え』となる。それを恐れているのです」(有馬晴海氏=前出)
これがわが国の首相かと思うと泣けてくる。
トップがアテにならないのなら、ほかの議員が、政権を突き上げたり、議員立法を出したりすればいい。国民はカンカンだ。官邸デモも拡大している。行動に移せば、世論も支持するはずだ。
もっとも、国会にそんな動きはない。まるで夏休みに突入したように議場は閑散とし、空席が目立つのだ。
そんな国会でも、1日開けば3億円のカネがかかる。もちろん税金だ。国会議員にも、歳費や諸経費で1人当たり1億円の税金を投じている。それなのに、受け取る側は、大金に見合う仕事をしない。税金ドロボーとはこのことだ。
◆自分たちのことしか考えない民主・自民
野田は野党時代に著した著書で、総理が交代するときは総選挙を
行うべきだと主張。安倍、福田、麻生と、衆院選を経ずに誕生した旧自民党政権は「民意を反映していない」と批判している。
たまには野田もいいことを言う。ちゃんと分かっているではないか。いま野田がすべきは現実逃避ではない。民意を反映していない政権を一日も早く終わらせることだ。
野田を支える岡田副総理は今月、自民党サイドに、来年1月の衆院解散を打診していたという。それまでに民自公3党で特例公債法案を成立させ、来年度予算案編成までやってしまう。国民不在の談合政治を続けましょうと提案したのだ。いったい、民主主義を何だと思っているのか。国民をナメるにもほどがある。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「野田首相の考えはハッキリしています。自公を抱え込んで、行けるところまで行こうというもの。いまの低支持率では解散すれば大敗するのは目に見えている。だから、自公を政権運営に巻き込みたい。3党が足並みをそろえれば、批判や逆風も分散する。そんな計算でしょう。この政権は自分たちの都合しか考えていないのです」
岡田提案を突き返したとされる自民党も同じだ。どうすれば自分たちにプラスかで判断している。中でも谷垣総裁は、解散に追い込めない場合、引きずり降ろされる公算が大きいから必死だ。いま選挙をやれば負けないし、早くしないと落選中の“待機組”が干上がってしまう。だから、一日も早く解散に追い込みたい。そんな自己中心的な考えである。
「与党も野党も、優先するのは自分たちの利益ばかり。国民の暮らしや安全は完全に置き去りです。これほどひどい政治状況は、ちょっと記憶にありませんね」(山口朝雄氏=前出)
こんな連中に政治は任せられない。野田や岡田、谷垣は政権を運営する能力も資格もない。国難解決のためには、総選挙による政界再編が必要だ。
まっとうな政治が行われなければ、日本は滅んでしまう。
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