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現在、森ゆうこ議員が国会で追及しているのは「検察官が2回目の審査会で説明に行っていない」というものであるが、その手続きレベルの話を超えた組織的な犯罪が疑われる2つの新しい疑惑について提起したい。
疑惑その1:「起訴相当」に誘導する意図を持った人物が審査会に送り込まれた。
開示請求により公開された資料を見ると小沢一郎案件を審査している審査員・補充員の番号には次の2つの特徴がある。
<特徴1> 他の審査員等とは違う特異な番号が存在する。
<特徴2> 審査員と補充員の番号が別の群になっている。
審査員・補充員が選定くじソフトで正しく選定されているならこのようなことは起こるはずがない。番号は審査員候補者IDとして候補者100人に振られているため、審査員と補充員の番号は100番以内に収まり、まったくランダムになるはずである。
選考結果におけるこの状況は、特定の人物を審査員選定くじソフトで恣意的に潜り込ませた結果、生じたものと思われる。その目的はただ一つ、審査会の議決を「起訴相当」に誘導するためである。
森ゆうこ議員の資料サイトでは審査員候補者には審査員候補者IDという番号が振られており、同じ番号は追加出来ないとあるので、特異な番号は手入力で意図的に追加された人物であろう。では何故、審査員と補充員の番号群が分かれているのか。それは審査員と補充員を別々に選定したからであり、またそうしなければならない理由があったからである。補充員は審査員不在のときのみ審査員として選ばれ、しかもくじで選ばれるため、意図的に追加する人物はどうしても審査員として選ぶ必要があった。そのため選定くじソフトの欠陥をついて以下のような操作が行われたものと思われる。
・手入力で潜入させたい人物を追加
・「候補者情報の入力」画面で追加した人物と合わせちょうど審査員の数(5人または6人)となる者だけを残し(この残す作業で100人から満遍なく選ぶ細工をしなかったので偏りができた)、後は全て欠格事由にチェック、辞退理由に『承認』と入力し審査員候補者から排除する。
・この画面上には生年月日が表示されるので残された人物は誘導しやすい若い人物が選ばれたものと思われる。これが審査員の平均年齢を押し下げた理由であろう。
・その後、「選定の実行」で選定の対象人数の項目に審査員人数を「5」(または「6」)人とし、補充員人数を「0」人として実行する。
選定の実行時には審査員・補充員の選定録は印字されないので、選定録は補充員を選定した後、印字する。
この疑惑の真偽は選定くじソフトが全国で導入されていることから、他の審査会で同様の資料を開示請求し審査員・補充員の番号がどうなっているかを確認すればすぐ結論が出るであろう。
・小沢一郎事案の審査の流れ 参照→http://wamoga.web.fc2.com/matome.pdf
・審査員・補充員の氏名番号の考察 参照→http://wamoga.web.fc2.com/kousatu.pdf
・候補者名簿管理システムの構成と仕様 参照→http://wamoga.web.fc2.com/system.pdf
疑惑その2:審査員でない者による「起訴相当」議決
平成22年の第3群の補充員に133566番なる人物がいる。8月24日から130362番の代りに入った、いわゆる補充員が欠けた場合に選定される追加補充員である。しかし、森ゆうこ議員の資料サイトを見てもこの人物の宣誓書はない(8月24日付宣誓書はない)。審査員・補充員は任期の最初の審査会で役割等の説明を受け、審査員等の宣誓書を提出することになっている。実際、同じ第3群の審査員・補充員は8月4日の初審査の日、前第2群の審査員・補充員より2時間余分に時間がとられている。133566番の初審査の8月24日の旅費の計算を見ると他の審査員等と同じ6時間の日当であり、普通に考えればこのうちの2時間は説明、宣誓書の提出で取られるため、臨時審査員には選任されようがない。何故この人物は宣誓書の提出もなく、すぐに臨時の審査員として審査に加わることができたのであろうか。そしてまた、この人物はくじ運よく9月14日には臨時審査員に選ばれ起訴相当議決に加わり、10月4日には署名もしているのである。
・小沢一郎事案の審査状況 参照→http://wamoga.web.fc2.com/sinsa.pdf
以上、この2つの疑惑は、非公開を隠れ蓑にした検察審査会の組織的犯罪の可能性が示唆されるものである。「法務委員会秘密会」を早急に開催してこの疑惑の徹底的な究明が望まれる。
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