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■「自粛」口だけ、身を切る意識なし
国会議員が公費出張で得た航空会社のマイレージポイントの私的利用問題が放置されている。平成20年に自粛方針が打ち出されたものの、私的利用が可能な状態は続いている。中央省庁が職員のマイレージ私的利用を全面禁止しているのとは対照的。消費税増税法案の審議が続いている中、国会議員が「身を切る改革」の意識に乏しいことを浮き彫りにしている。
マイレージの私的利用問題は20年、中央省庁職員らが深夜タクシーで運転手からビールや金券を受け取っていた「居酒屋タクシー」問題とあわせ発覚した。同年6月、当時の福田康夫政権は公費出張で職員個人が恩恵を受けるマイレージの私的取得の自粛を決めた。
同年7月には職員が公費出張で取得したマイレージポイントを各省庁に管理させることも決定した。職員は公務に限りポイントを活用できる専用カードを所持し経費節減に努めている。
閣僚をはじめ政務三役の出張も省庁職員と同様の対応をとっている。政府専用機を利用することの多い首相にも公務専用カードが用意されている。衆参両院の職員もポイントの私的取得を禁じられているが、公務専用カードを作っていないためポイントは有効活用されていない。
中央省庁と歩調を合わせ、衆参両院の議院運営委員長は同年6月、議員が公費による海外出張で航空機を利用した際のポイントの私的取得を同年8月から自粛することで一致した。各党が持ち帰って検討することになったが、うやむやとなっている。
例年、通常国会閉会後は議員の渡航ラッシュとなる。衆参両院事務局は今会期末の9月8日以降の視察を調整中だが、「政府開発援助(ODA)調査」「議会間交流」「政治経済事情調査」「国際会議出席」を名目に与野党議員数百人が“呉越同舟”で東南アジアや欧米などを訪問することを計画している。
参院事務局幹部は「ポイントの私的利用を見直す機運は与野党ともにまったく感じられない。無駄を省く意識が国会議員に欠けていると国民に思われても仕方がない」と批判した。
【用語解説】マイレージ
航空会社が会員制で運営するサービス。搭乗すると距離や利用運賃などに応じたマイル(ポイントの単位)が積算される。航空会社や提携クレジットカード利用でもマイルはたまり、一定のマイル数に達すると無料の特典航空券などと交換できる。
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