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最後はカネ 民主党200億円で「離党封じ」
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2012/7/25 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
政党助成金バラまくゾ
もはや、民主党には「カネ」しか武器がないのか――。離党ラッシュが止まらない民主党が「消費増税法案」に賛成した議員に、ご褒美として一律100万円を配ることを決定した。
すでに民主党は、所属議員に年間1000万円の活動費を渡し、今年3月、消費増税法案を閣議決定した時にも新人議員に300万円を支給している。
これ以上、造反議員を増やしたくない執行部は、カネにモノをいわせて、議員を従わせるつもりだ。
「民主党は野党時代、献金が集まらない貧乏政党でしたが、いまや金満政党になっています。なにしろ黙っていても年間150億円の政党助成金が入ってくる。金庫には200億円近くの現ナマが眠っています。しかも、50人以上が離党したから、1人当たりの分け前は数千万円になる。執行部は、この200億円をチラつかせて離党しそうな議員を足止めするつもりです。支給を決めた100万円の活動費は、その第1弾です」(民主党事情通)
早くも政界では、「民主党議員は選挙になったら1人5000万円も支給されるらしい」といった噂が飛び交っている。実際、300小選挙区の候補全員に配っても、150億円だから、やれない話じゃない。5000万円の“公認料”をもらえるとなったら、離党しようと考えていた議員が、二の足を踏むのは確実だ。
ただ、どのタイミングでカネを配るか、執行部は頭を抱えているらしい。民主党県連の選対関係者が言う。
「解散・総選挙が迫っているだけに、本当はいますぐ候補者に500万円でも1000万円でも配って、ポスターを貼らせるなど選挙準備をすべきなのに、執行部は躊躇している。どうやら、いまカネを渡しても、その後、離党されたら渡し損になると恐れているようなのです。このままでは、解散当日まで思い切ってカネを配れない恐れがあります」
もともと150億円の政党助成金は、国民の税金だ。ロクな使い道しかないのなら、民主党はいますぐ国庫に返納すべきだ。
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