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読めない政局・・・既得権益層の戸惑い
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2012年7月25日 政経徒然草
大手マスメディアや政治評論家と呼ばれる人たちも現在の政局に戸惑い、先が読めなくなっているようだ。
その最大の要因は、民主党や自民党に政局を引っ張っていくだけの力のある政治家がいないことにある。特に民主党においては党の運営、政策の再構築に力を注がざるを得ないという状況なので大半のエネルギーを内部において費やさざるを得ない状態に陥っている。
更に違う視点から、政局の混迷を見てみたいと思う。
それは、官僚組織や経済界、労働界などの既得権益層の内部に秘める自己矛盾とジレンマが表に出始めていることだ。つまり表裏の裏の部分が、自己矛盾と倫理、道徳観の欠如が原因で表に出始め、体制に影響を与え始めたということである。
原発関連の問題を始めとし、沖縄の基地問題における環境アセス評価の問題、検察の問題を始めとする司法・行政の犯罪と言っても過言でないほどの行いなど枚挙にいとまがないほど表面化し始めている。
マスコミなどは、大きく取り上げないが、じわじわと市民が立ち上がりデモが発生し、ネットなどで情報が広がっている。これらのことが、政局全体にも影響を与え始めている。
彼らが遣ろうとしていることが「矛盾だらけ」であることが露呈し、それが広く知られ始めたからだ。
しかし、それらの事が政策決定にも大きな影響を与える結果になりつつあることを多くの政治家は気がついていない。
日本は「官僚政治国家」であることを再認識すべきだ。
つまり、現状の日本においては、官僚が作る政策を追認するのが政治という流れなので、官僚組織の政策決定に影響を与えることが、国の政策決定プロセスの中で大きなウェートを占める。
その官僚組織の政策決定プロセスが過去の政策との自己矛盾で、右往左往し始めている。
そして、それが政局にも影響を与え始めている。
極論をいえば、「官僚組織にとっては、どの政党が一番都合がいいのか」という選択のなかで、過去の政策の矛盾をごまかしやすい、そして一番組みやすい政党にスライドさせたいと考えている。
今の現状では自民党だ。
この流れからわかるように、民主党が自民党とそっくりな政策になって行くことは自明の理であり、民主党から自民党に流れる議員が、あるいは離党した議員を除いた民主党が自民党と組み「官僚政治」を継続していくという流れが自然な流れ(官僚側にとって)であろう。
となると、やはり一番のポイントは民主党の内部の動きであり、もうひとつが小沢さんが党首の「国民の生活が第一」の動きだろう。
民主党内部で原点復帰を目指し「官僚政治の打破」そして「政治主導の政策決定」の動きが活発化するかどうかが、ポイントになるだろう。だから離党者が数十人とかという話は、小さなことで本来は民主党が真っ二つに分かれるというという動きにならなければおかしい。それくらい民主党は内部が混乱し先も見えず嵐で舵が壊れ漂流し始めている。
誰もそれを食い止めることはできないように思う。船底にあいた穴が大きくなりどんどん水が中に入ってきている状態だ。水をくみ出すだけで手いっぱいの民主党執行部が選挙のことまで手が回りきらないのは、誰の目にも明らかだ。
となれば、どのようにして選挙を先延ばししようと考えているのか?
それも、まともに考えられないのが今の民主党執行部だ。
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