http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/482.html
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福島原発の事故対応経緯のなかで、3月14日から15日にかけて起きたとされる東電の「撤退騒動」は、なぜか、国会事故調も政府事故調も大きく扱うトピックスになっている。
「撤退騒動」ではなく、メディアや事故調査委が演じた「撤退騒動」騒動は、ある出来事を隠蔽するためである可能性もあると考えている。
今回の投稿内容は、
「「SR弁」・「配管漏れ」・「物資調達」を持ち出したNHK「メルトダウン連鎖の真相」のマヤカシ度やデタラメ度を検証(前編)」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/781.html
の関連で、自衛隊の「化学防護隊」に物資輸送の態勢があったのかどうかを調べている過程でわかったことである。
詳細は投稿本文をお読みいただくとして、概略を説明させていただく。
1)福島市内のオフサイトセンターにいた自衛隊は、1号機の水素爆発(3月12日15:36)、3号機の水素爆発(14日11:01)を経た、14日20:56、「第1原発2号機が危険な状態のため、全員オフサイトセンターから郡山駐屯地に移動」した。
2)菅前首相ら官邸側が主張している東電の「撤退」申し出は、14日夜から15日未明のことだと言われている。
3)ともに、福島第一2号機の危機的状況に対応したものとされている。
4)オフサイトセンターがあった福島市は、福島第1原発から60km以上も離れている。それでも撤退しなければならないほどの出来事が予測されていたということを意味する。
5)中央特殊武器防護隊の隊員までが避難しなければならない事態が差し迫っているのなら、政府は、東電が撤退などを申し出る前に、必要最低限の人員を残して一時的に退避するよう東電に指示するのが当然であり責務でもある。
6)自衛隊が撤退先として選んだ郡山は、直線距離で福島市より福島第1原発に数km近い。ということから、その判断は、SPEEDIなどで、差し迫った危機で起こる放射能物質の降下予測に依ったものと推測できる。
7)自衛隊と東電は、差し迫った危機に対応して何らかの避難行動をとったが、20km圏を超える地域に住む人たちは、避難指示などの支援を受けることはなんらなかった。
8)さらに、15日から22日かけて大量噴出された放射性物質は、自衛隊が郡山に撤退したことが正解であることを裏付けるように、福島第一原発から北西の方向(福島市もその方向にある)に流れ、今なお続く深刻な放射能汚染と大量の被曝をもたらした。
9)このことから、自衛隊が郡山を避難先に選んだ根拠の情報を利用すれば、福島原発から北西方向の住民を早めに避難させることもできたし、その方向を避難経路にしたり、その地域を避難先としてとどまることも防げたと言える。
※ 投稿本文
「“福島第一原発事故の最大危機”で「総員撤退」に踏み切ったのは、東電ではなく、自衛隊だった!」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/833.html
※ 先行投稿(コチラから先にお読みいただいたほうが文脈としては通じやすい)
「自衛隊「化学防護隊」の福島原発事故対応を無視し、3号機のメルトダウンを「物資調達」問題に求めたNHKの犯罪的報道」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/821.html
※ 関連投稿
「3月15日未明の菅前首相「東電本店訪問劇」の真相:“全面撤退阻止”ではなく、真逆の“一時退避要請”が目的の一つ」
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/883.html
「「菅前首相「東電本店訪問劇」の真相」(4号機原子炉建屋爆破説)でいただいたコメントへの回答」
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/130.html
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