http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/435.html
Tweet |
「虚偽報告書作成等の陸山会事件不祥事への対応で「正義」を失った検察に大甘の社説。:郷原信郎氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/8113.html
2012/7/23 晴耕雨読
https://twitter.com/nobuogohara
朝日社説【新検事総長―後戻りさせぬ覚悟を】http://bit.ly/NH3guN
新検事総長就任への御祝儀かもしれないが、虚偽報告書作成等の陸山会事件不祥事への対応で「正義」を失った検察に大甘の社説。
後戻りも何も、総長リレーで引き継いだバトンが腐っているのだからどうにもならない
> 就任時の社説としてはかなり厳しいと思います
その「かなり厳しい社説」が、現在の検察の客観的な状況と比較すると「大甘」と言わざるを得ないところに、問題の深刻さがあります。
----------------------
http://bit.ly/NH3guN
新検事総長―後戻りさせぬ覚悟を
検察のトップが交代した。
不祥事を受けてゼロからの出直しを迫られるなか、その先頭に立ってきた笠間治雄検事総長が退き、後任に東京高検検事長の小津博司氏が就いた。
検察改革の旗を改めて高く掲げ、再生への足取りを確かなものにしなければならない。
笠間氏は、証拠改ざん事件などの責任をとって辞職した大林宏氏を引き継ぎ、2010年12月に総長になった。以来、改革の道筋をつけることに追われた1年7カ月だった。
取り調べの様子を録画する範囲を広げる。特捜事件のチェック体制を見直し、独自捜査優先の考えから抜け出す。苦情を受けつける監察指導部を設ける。検察運営に外部識者の声をとりいれる。部下による上司の評価制度を導入する――。うちだした対策は多岐にわたる。
第一線に強い抵抗がある録画や特捜改革がそれなりに進んだのは、その特捜部勤務が長く、現場一筋の検察官人生を送った笠間氏が音頭をとったからこそといえる。折にふれ口にしていた「人間が100人いれば100通りの正義がある」という言葉も、独善に陥りやすい検察組織への戒めとなっただろう。
だが、どの取り組みも緒についたばかりだ。
東京地検の検事が事実と異なる捜査報告書を作成していた問題では、その対応や処分の手ぬるさが、社会の批判を浴びた。
供述頼みの捜査・公判からの脱却をうたう一方で、いざ法廷の検察官に目を転じれば、相変わらず調書によりかかり、調書どおりの判決を得ようという立証活動から抜け出せていない。
染みついた体質は、一朝一夕に変わるものではない。
小津新総長は笠間氏とは対照的に、法務事務次官などを歴任し、もっぱら法務行政で手腕を発揮してきた。改ざん事件が発覚したころの危機感や緊張感がうすれ、揺り戻しが懸念される時期に、かじ取り役を担う。
よりどころとすべきは、昨年秋に制定された「検察の理念」だ。検察官に対し、権限の行使が真に国民の利益にかなうものになっているか、常に問い直すことを求めている。
いまはふつうの人々が刑事裁判に参加し、検察官の捜査や公判での振る舞いをチェックする時代である。内向きの論理や説明はもはや通用しない。
国民の厳しいまなざしを自覚し、国民をおそれ、国民に理解される活動を重ねる。信頼を取り戻す道はほかにない。後戻りはもちろん、足踏みも許されない。トップの覚悟が問われる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK133掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。