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【 野田総理が「国民に恨みありません」、しかし国民は約束を破った事と嘘をついた事で野田総理に怒り心頭 (shimarnyのブログ)】
2012年07月22日(日) 22時30分10秒
総理大臣で大切なのは国民との信頼であろう。約束を破り嘘をついて信頼の失った野田総理がいくら発言しても国民の怒りが積もるだけである。
[22日 時事]野田首相講演要旨
野田佳彦首相の22日の講演要旨は次の通り。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012072200154
【一体改革】
よく行政改革や経済再生が消費増税よりも先だと言われるが、何かを先にしなければいけないということが、問題解決を先送りしてきた最大の要因だ。経済再生も政治改革も行政改革もある。決める政治を果敢にやり遂げていく決意だ。借金だけ残していけば、いずれ大増税国家になってしまう。まさに今がぎりぎりの段階だ。先送りできない政治の象徴的なテーマだ。一体改革をやるときに経済の状況が悪かったら(消費税は)引き上げることはできない。経済を好転させなければいけない。
【再生戦略】
日本再生戦略を近々まとめて、公表したい。フロンティアの一つはアジア太平洋地域だ。アジア太平洋の成長を取り込んでいく。その中の一つが環太平洋連携協定(TPP)。ルール作りに日本も主導的に参加することが大事だ。
【政治姿勢】
失敗の最大の要因は自分が諦めるときだ。自分が諦めない限り失敗はない。成功の要諦は成功するまで続けることにある。粘り強い心を持ちながら一つ一つヤマを乗り越えていきたい。
まず、消費税増税や大飯原発再稼働をめぐり世論が割れていることについて、根本的に間違っている発言が以下の通りとなっている。
「社会保障と税の一体改革も原発の問題も国論を二分する話で、国民には複雑な感情がある。万人が一緒になるという政策はない。常に批判の対象になるのが私の役割であり、厳しいことも言われるが、しっかり受け止めながら、国民のための選択を行っていきたい。決めるべきことを決める政治を果敢にやり遂げる決意だ」
これは、野田総理が大きな勘違いをしている証明となる。
総理大臣は常に批判の対象とされる役割ではないのである。
野田総理が批判されているには、国民の約束を破って消費税増税を行ったこと、国民に安全だと嘘をついて大飯原発再稼動を行ったことである。
総理大臣も人間なので多少のミスはあるのだろう。しかし、約束を破ることと嘘をつくことは、総理大臣として一番行ってはいけない。
そのことを気付かないばかりか、独断発言も飛び出した。
これは、「野田総理がやりたいこと」と「国民の多数が期待していること」が不一致でも問題ないので「批判があってもやり抜く」と宣言したことだ。
つまり、野田総理が独断でも実行すると宣言したのである。
これは、国民の信頼を得ようと努力していない表れである。
このような態度であるので、自民・公明両党と3党合意という談合政治により消費税増税を決めたり、4大臣会合という密室で議事録もなく大飯原発再稼動を決めたりできるのである。
そしてこのことは、消費税増税についての発言に集約される。
「経済再生や政治改革・行政改革などが先だと言われるが、何かを先にしなければならないと言ってきたことが問題を先送りにしてきた最大の要因だ。それでは永遠に改革はできない。今はあれもこれもやらなければならない時代である」
つまり、野田総理は消費税増税が先行した言い訳をしているのである。
シロアリを退治してからでないと消費税増税を行わない、消費税増税を先に行えばシロアリがたかると選挙演説で国民に訴えたのは野田総理である。
●2009年総選挙当時の野田総理の街頭演説
http://www.youtube.com/watch?v=qmZoWlsr76o&feature=player_embedded
●2009年総選挙当時の野田総理の街頭演説内容
「マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールがあるんです。書いてあることは命がけで実行する。書いてないことはやらないんです。それがルールです。書いてないことを平気でやる。これっておかしいと思いませんか。書いてあったことは4年間何にもやらないで、書いてないことは平気でやる。それはマニフェストを語る資格がないという風に、是非皆さん思っていただきたいと思います。」
「その1丁目1番地、 税金の無駄遣いは許さないということです。 天下りを許さない。渡りは許さない。 それを徹底していきたいと思います。 消費税5%分は2兆5000億円です。12兆6000億円ということは消税5%ということです。消費税5%分の皆さんの税金に天下り法人がぶら下がってる。シロアリがたかってるんです。それなのにシロアリ退治しないで今度は消費税引き上げるんですか。消費税の税収が20兆円になったら、またシロアリがたかるかもしれません。鳩山さんが4年間消費税を引き上げないと言ったのはそこなんです。」
「シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ消費税を引き上げる話はおかしいんです。徹底して税金の無駄遣いをなくしていく。それが民主党の考え方であります。」
この国民に訴えた事実と今回発言した事実の整合性はどうするのか。
この観点でいえば、大飯原発再稼動の発言も同様である。
つまり、「国民生活を守る」と言って福島原発事故調査委員会で原発事故の直接的原因が地震の可能性があると報告される前に、津波対策しか行わず安全であるとして大飯原発を再稼動させたのである。
●2012年6月8日の野田総理の会見
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=x6xC4IhRQzo
(参考記事):野田総理の大飯原発の安全確認宣言が嘘だった、
経産省原子力安全・保安院が大飯原発の断層再調査を指示
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11306580734.html
この事故調査の事実と安全と再稼動した事実の整合性はどうするのか。
この観点でいえば、TPPについての発言も同様である。
野田総理が「アジア太平洋の成長を取り込んでいく」としているがTPPにアジアそして世界で最大のマーケットである中国が入っていないのにTPPだけ先行して取り込めるのだろうか。
そして、大きな成長が見込めるインドを入れず将来性があるのか。
もし、ルールメイキングが主なら、中国とインドを取り込む「ASEAN+6」のほうが日本にとってはるかに大きな国益となるのではないのか。
誰にでも理解可能な世界の2大マーケットの参加しないTPPでルール作りに参加して結果的に2カ国とも参加しなければ意味があるのか。
この中印がいないTPPとルール作りに参加との整合性はどうするのか。
これで、全てが結論ありきの政策だということが明らかであろう。
つまり、野田総理は完全に官僚機構に洗脳されているのである。
結果的には、「シロアリ退治なき消費税増税」「安全確認なき大飯原発再稼動」「国益なきTPP参加」ということになるのである。
このまま、野田総理が続ければ国がどんどん衰退していくだろう。
国民が政治家に内閣不信任案の提出する決断を促さないといけない。
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