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櫻井智志 田島直樹 永野 勇 彦坂 諦 吉岡滋子 吉田魯参(五十音順)
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私たちはメーリングリスト『平和への結集をはかる市民の風』の中で政治や社会について意見を交流してきました。上記五人のメンバーはみなそこで討議しあった中の有志です。意見交流のひとつの結論として、以上の事柄を広く国民によびかけることを表明します。関係各政党・政治団体や市民運動団体に呼びかけるとともに、ご一考を要請致します。
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毎週金曜日に、首相官邸前に集い停止している全国の原発再稼働反対の運動は、三月に数百名から始まり、途絶えることなく続いてきました。福井県おおい町の大飯原発の強引な野田政権による再稼働の強行に、国民的な怒りは急激に高まり、それを境に二万人、四万人、五万人と週を重ねるごとに増えていったのです。
また反原発1000万人署名アクション行動集会も、明治公園、代々木公園を会場に二万人、六万人と参加者を増し、7月16日には、なんと17万人集会・パレードとなりました。このような集会は東京のみではなく、全国各地で呼応してたくさんの市民が結集するようになっています。
この国民の反原発への意思表明を更に現実のものとする上で有効な方法は、議会制民主主義を生かした各種選挙への取り組みであると私たちは考えます。特に国政選挙において、脱原発を最大公約の結集事項とするなら、それは国政においてよりよく取り組みを進めうることでしょう。
脱原発を掲げている政党には、「国民の生活が第一党」と「社民党」「共産党」に加えて「緑の党(仮称)」「新社会党」「新党日本」「みどりの風」「新党きづな」「新党大地・真民主」などが考えられます。なかには曖昧な団体もあるかも知れませんが、呼びかけるなかで明らかになることでしょう。それらの政党・政治団体が一緒になって、日本の危機を救うためにひとつになって原発廃止に取り組む時がきています。
そして「ひとつの名」のもとに、たとえば「反原発国民連合」のような、イタリア版オリーブの木のような統一政治団体として一致した地点で表明して、反原発の国民の受け皿をひとつにして選挙にあたるべきです。
原発事故で困難の極致に苦しみつつ耐え続けている被害者のおとなや子どもたちに、これ以上の哀しみを味わわせないために。
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