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教えて!斎藤さん
衆議院議員・気象予報士 斎藤やすのりBLOG
2012年07月21日
野田総理が目指すものは…
私がなぜ、民主党を離党したのかはこのBLOGで何度か書きました。
本来、民主党による政権交代は行き過ぎたグローバル資本主義の否定、格差の是正、中央集権から地域主権へという、社会のシステムを抜本的に変えていくということに大義があったわけです。
それが一昨年の菅政権の誕生で、大きく変節し、志向すべき国の形が180度変わってしまったのです。
一番、シンボリックなものがTPPであり、デフレ脱却なくしての消費増税です。
いまの民主党政権は3年前に国民の皆さんから負託を受けた民主党とは全くの別物です。いまの野田総理をはじめ政権中枢にいる方々が目配りしているのは国民ではありません。米国であり、財界であり、それらにおもねる官僚機構です。いや、国民のことは考えているのかもしれません。しかし、その手段は財界の繁栄で国民に富が落ちてくる、あるいはTPPをはじめとして経済のグローバル化が国益になると真剣に考えているのかもしれません。
しかし、財界の商売はうまくいってもトリクルダウンは起こらず、富は海の向こうへ流れてしまっています。また、経済のグローバル化・規制緩和、投資で地方の格差は激しくなり、我が国が誇るべき秩序やルールは崩れ落ち、シャッター通りが増え、地域は疲弊、コミニュティーの崩壊で殺伐した事件、事故が増加しているのは事実。小泉構造改革の総括なしに、また同じ路線(もっと極端)を踏もうと言うのです。
今年に入ってから野田総理は「国のかたち=国家戦略」を打ち出すために、諮問機関である『フロンティア分科会』を作りました。まぁ、昔からこういった会議体は官僚機構や政権が自分たちの構想を実現させるために、結論ありきで議論を進める場。つまり、議論の後、できた報告書はまさに野田総理が志向している“そのもの”であるわけです。
今回のフロンティア分科会の「繁栄のフロンティア部会報告書」を見ると、
野田総理の志向していることがよく見えます。この報告書によく出てくるキーワードは「成長」、「競争」、「投資」、「規制緩和」。マスコミ報道では40歳定年の部分が話題になっていました。しかし、それだけでない報告書の恐ろしい中身。報告書.pdf
地方活性化は規制緩和と市場開放=グローバル特区で。特区内の公用語に英語。国家は社会保障切り捨て、超小さな政府になどなど。 TPP は入口でしかなく、野田総理の正体はハイパー小泉であると言わざるを得ません。
http://saito-san.sblo.jp/article/57163323.html
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