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米軍のフィリピン移駐について考える(内田樹)あまりに従属的になりすぎて使いものにならなくなったが現在の米政府の日本理解
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/376.html
投稿者 五月晴郎 日時 2012 年 7 月 22 日 16:43:11: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://blog.tatsuru.com/2012/07/22_1537.php

 これまでもアメリカの西太平洋戦略の転換を論じるときには必ず触れたことだけれど、1991年、フィリピン政府は米軍基地の存続を図る米比友好安全保障条約の批准を拒否し、植民地時代から一世紀近く駐留した在比米軍は翌年末までに全面撤退した。

米軍撤退に至るにはさまざまな国内事情があったが、「米軍基地の撤収はフィリピンの真の独立の第一歩」という、アメリカの軍事的属国状態からの脱却志向があったことが第一の要因であることは間違いない。

1987年に独裁者マルコスが倒されたあと、当時のコラソン・アキノ大統領は、新憲法を制定し、そこには「外国軍駐留の原則禁止」がうたわれていた。
米軍の海外最大の基地であったクラーク空軍基地、スーヴィック海軍基地はこのときフィリピンに返還された。

外交条約である以上、いくら「かつての植民地」とはいえ、かりにも主権国家内に政府の同意なしに基地を置き続けることはできない。
もちろんこの安保条約批准拒否をアメリカは喜ばなかった。以後20年、憲法の規定は現在もそのままだが、すでにアメリカはさまざまな例外規定の抜け穴を通って、フィリピンへの再駐留を進めている。

日本と同じように、フィリピン内部にも親米派と対米自立派のあいだには激しい確執がある。
コラソン・アキノは対米自立を志向したが、続く親米のラモス政権は、ラモス自身がウェストポイント陸軍士官学校の卒業生ということもあり、何より中国が南シナ海の南沙諸島へ露骨な領土的野心を示したことに強く反発して、米軍の再駐留へ向けて動き出した。

米軍の恒久的な駐留は憲法違反になるので、アメリカ軍は「訪問米軍」というかたちで断続的にフィリピンを訪れているだけで常駐はしていないことになっている。(「半年の訓練後、一日のインターバルを置けば、次の半年の合同演習は再開可能」というふうに地位協定を解釈したので、同一兵員は366日のうち365日フィリピンを「訪問」できる)。

2001年9・11によってフィリピンへの米軍回帰運動は一層加速した。
フィリピンもまた国内ミンダナオ島にイスラム系ゲリラを抱え、その掃討戦に消耗を強いられていたからである。
「テロとの戦い」という旗幟の下に米比両国は急速に接近していった。
また、中国がフィリピン領海や排他的経済水域を国内法に依拠して「自国領」と主張し、侵犯を繰り返し、船員を拿捕するといった軍事的威嚇行為を繰り返したことも、フィリピン国民の「米軍復帰」を歓迎する気分を盛り上げている。
という流れを簡単にご紹介したのは、実はこのフィリピンへの「米軍回帰」と沖縄の基地問題が密接にリンクしているからである。

米軍が西太平洋戦略の見直しを進めている最大の理由は「金がない」ということである。
「米統合参謀本部議長のマイケル・マレン大将は、アメリカの国家安全保障にとって何が最大の脅威だと思うかと聞かれて、連邦政府の赤字だと答えた。」(2011年7月25日、『ファイナンシャル・タイムズ』電子版)
米軍の西太平洋戦略の再編の基本ルールは「最低のコストで、できる限り高い軍事的パフォーマンスを果たしうる布陣」である。

先方が「コスト」と「効果」のバランスを考えて、さじ加減をしているせいで、私たちの眼から見て「アメリカはいったい西太平洋で何をしようとしているのか」がさっぱりわからなくなる。
いわゆる「米軍再編」(transformation)はソ連崩壊による「東西冷戦モデル」から、9・11以後の「対テロモデル」への軍略の変換に伴う制度設計そのものの書き替えである。
単に「仮想敵が変わった」とか「兵器や輸送手段が高度化した」というだけなら、机の上でちゃっちゃっと設計図を書けばおしまいだが、実は「在外米軍をどこに駐留させるか」という頭の痛い問題がある。
駐留先をどこにするかを決めるときに関与する非軍事的ファクターは「どれほど反米感情が強いか」と「どれほど金がかかるか」である。
フィリピンがわりとあっさり放棄された理由の一つは「けっこう金がかかる基地」だったからである。

1946年独立以来、フィリピン政府は巨額の軍事・経済援助を受けてきた。最大の名分は「基地使用料」である。これは巨額の財政赤字を抱えるにアメリカにとって無視できないほどの財政負荷になっていた。
沖縄にアメリカが固執するのは、現地の激しい反基地運動にもかかわらず、日本政府が法外な「在日米軍駐留経費」を負担して、アメリカの財政負担を軽減していることにある(2010年度で総額7000億円)。
日本国内では、つよい反米感情に遭遇することもない。
沖縄でも、反基地感情はつよいが、基地の外に出た米軍兵士が間断なく罵倒や暴行に警戒しなければならないということはない。
そういう点で、日本はアメリカ軍にとって、二重の意味で「居心地のよい」駐留地なのである。

しかし、軍略上の重要性で考えると、沖縄はあくまで「東西冷戦構造における対ソシフト」の一環であり、中国との軍事対立に備える基地としては「近すぎる」。中国の中距離ミサイルの射程内だからである。
だから、できることなら、沖縄以外のところに移したい。
でも、金がない(海兵隊のグアム移転費用を含んだ軍事予算案はアメリカ議会で否決されてしまった)。
だから、「金がかからない」で、かつ「軍略上有効」な場所はどこかということが再編の軸となる。
沖縄にぐずぐずいるというのも、悪いソリューションではない。
沖縄に居座る限り、日本政府からはいくらでも金が引き出せるからである。
もめればもめるほど、金が出てくる。
それはわかっている。

問題は、日本を西太平洋の軍略のキーストーンに設定した場合に、批判の矢面に立って、アメリカにとって都合の良い政策を実行できるような「豪腕で、かつ国民的人望のある政治的リーダー」がいないことである。
それどころか、政権交代で首相になった最初の人物はあからさまな対米自立派で、「基地はできれば国外」というようなことを言ってしまった。
彼が引きずり下ろされた後には、あれこれとアメリカのご意向を忖度してくれる親米派の政治家官僚が出てきたが、これもひたすら忠義面をしてへこへこしているだけで、表舞台に出て、矢弾を浴びながら、「基地問題についての日本の立場」を内外に公言し、説得できるほどの度胸も才覚もない。

属国が従属的であるのはけっこうだが、あまりに従属的になりすぎて「使いものにならなくなった」というのが現在のアメリカ政府の日本理解だろうと思う。
いったい、誰と話をつければ、ものごとが前に進むのか、今の日本を相手にしているともうわからない。
野田さんが必死になって「政治生命をかけている」のは、個別的な政策ではないのだと思う。
そうではなくて「私が日本の代表者です。政府に用事があるひとは、他の人じゃなく、『私に』話をしてください」というアピールに政治生命をかけているのだと思う。
総理大臣が政治生命をかけて訴えているメッセージのコンテンツが「私が総理大臣です」ということであるというのは、たしかに末期的な光景である。

一方、フィリピンからは「早く来てくれ」と官民挙げてのつよい要請が来ている。フィリピンは日本のようにじゃんじゃん金を出してくれるわけではないが、スーヴィック湾という天然の良港があり、20年前からの米軍基地がそのままに残っている。もともとアメリカの植民地だからみんな英語を話せる。とりあえず一度は「アメリカ軍は出て行け」と言った国だし、今でも「米軍駐留は憲法違反だ」と噛みつくような外務官僚がいたりする。それだけ「骨」があるから、交渉相手になるぐらいの人物はいる。押すにしろ、引くにしろ、勝負をする相手がいる。

鳩山総理が自民党政権下の日米合意を覆して、「国外に」という要望を伝えたことの背景について、加治康男さんはこう書いている。
「鳩山由紀夫元首相の脳裏には、口外できないスービックの名が間違いなく浮かんでいたはずだ。なぜなら、2009年の政権交代で民主党と連立した国民新党の下地幹郎幹事長(衆院議員・沖縄選出)こそ在沖米軍の比移駐に10年近く直接関与してきた“仲介人”であるからだ。」(「グアム移転見直しで浮上する米軍のフィリピン回帰」、『世界』2012年6月号、143頁)
上に書いたようなフィリピン移駐が米比両国で進んでいるという情報を、私はこの記事ではじめて知った。
でも、普天間基地がスタックしている背後には、「そういうこともあるかもしれない」と思う。
そして、たぶんこの後アメリカは西太平洋の軍略上のキーストーンをフィリピンに移すことになるだろうと思う。

日本からアメリカの基地が撤収することはうれしいことだが、その理由が「主権国家から『出て行ってくれ』と言われたから」ではなく、「従属国があまりにだらだらで、まともな交渉相手になれる人間がいないから」であるとすれば、まことに情けない。  

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コメント
 
01. 2012年7月22日 17:06:53 : RsreIIQ23Y
外務省から全権大使をだしてはいけない
外務省は業務執行に徹して
政策判断はさせていけない
彼等厄人は保身第一だいうこと
日本の国益なんぞ0眼中にないのだ
勅任官は
国民の象徴である天皇陛下が代行するが
勅任については
内閣が責任をもってきめるのだ
国会同意人事でもよい
彼等厄人は公僕であることを
心底嫌がっている
厄人の思い通りにしてもろくなことはない

02. 五月晴郎 2012年7月22日 18:09:48 : ulZUCBWYQe7Lk : 0O3NEBGOu2
>>1

>勅任については
>内閣が責任をもってきめるのだ
>国会同意人事でもよい

>厄人の思い通りにしてもろくなことはない

言われる通りです。日本は議会制民主主義の国のはずですから。
しかし外交の現場での貴族的なプロトコール等々で適応人材の問題があるんでしょうね。

そして、議会制ですので、政党の問題です。

政治綱領(政治プログラム)の下に同意して結束するのが政党のはずです。
だが、日本の場合は権益で固まった「一族郎党」同士の政治綱領抜きの利益の取り合いや妥協が政党政治で、それ以外の政治は戦前と変わらない天皇陛下のお役人が取り仕切っています。
共産党以外の政党が政治綱領をもってこなかったからです。

小沢と鳩山には、内容の是非は共産党同様置いといて、政治綱領らしきものがありましたし実行しようとしました。
そしてその後は、その政治綱領らしきものを捨てるのを「政策」とする内閣です。
政党に政治綱領がないと日本の政治はいつでも大政翼賛会とお役人になってしまいます。


03. 2012年7月22日 18:35:57 : 3zunPKo2G0
また、このバカは内田樹なんか持ち出して。w
インテリの仲間入りをしたつもりか。あほう。
底なしの馬鹿や朗だ。

04. 2012年7月22日 19:49:29 : CjFVAiGz9w
阿修羅が好きな学者って決まってるよね。数が少ない。

面白いのは、たいてい地球温暖化否定論者。
原発板ではわかりやすい。小出、武田、槌田、みんなそう。内田樹もそうなんだから、っちゃうわけだが、大学生の夏休みのレポート課題ぐらいにはなりそうな現象だわな。


05. 2012年7月22日 19:51:02 : CjFVAiGz9w
内田樹もそうなんだから、っちゃうわけだが

内田樹もそうなんだから、笑っちゃうわけだが

06. 五月晴郎 2012年7月22日 19:51:17 : ulZUCBWYQe7Lk : 0O3NEBGOu2
>>3
昨日まで0EopofEgjcと(しめし合わせた)中国語でコメント入れるおかしな(管理人にアラシ認定を受けても受けても別IDで出てくるやつ)のコンビ粘着アラシにつきまとわれていたので、いやぁ、あんたが爽やかでまともな人に見えるよ。ありがとう。

07. 2012年7月22日 20:02:21 : 3zunPKo2G0

論者が爽やかだろうと暗かろうと、まともであろうとなかろうと、論議する言葉の中味とはなんの関係もない。
それともおまえは議論される内実より、性格的な爽やかさや、自分の常識にとってのまともさを求めているのか?
それなら「ことば」がすべてのこのサイトで、論議の中味をそっちのけでねちねちやるのはやめたほうがいい。
気色悪いだけだ。

08. 五月晴郎 2012年7月22日 20:28:54 : ulZUCBWYQe7Lk : 0O3NEBGOu2
>>7

真に受けんな、あほう(笑)


09. 2012年7月22日 20:35:35 : BDDFeQHT6I
6千億だろうが7千億だろうが、日本人の変わりに死んでくれるのがアメリカ人なら出さざるを得ないだろう。
但し、アメリカが前面に出ないなら金を出す理由は皆無になる、当然相手は中国となるだろう、日本は今のままの状態を続けるのなら対中国の諸問題に対してアメリカが体を張って日本の国益を守ってくれる保証が必要だ。
それが無いなら、日本は中国やロシアと軍事同盟を結んだ方が地政学的に正しい選択なのはアメリカ人でも分かる理屈ではないだろうか。

10. 五月晴郎 2012年7月22日 20:52:38 : ulZUCBWYQe7Lk : 0O3NEBGOu2
>>9

軍事同盟といいながら実体は軍事的に占領(孫崎氏の指摘を待つまでもなく首都圏上空の制空権を米軍が保有するなど)されているわけですから、米軍は米国人(主として軍関係者)を守るためにしか日本の領海、領空、領土で戦わないと思います。
(そうした事態に至らないのが一番ですが)尖閣で万が一中国と交戦してしまっても、米国はよくて中立、決して日本の側に立たないと思います。

言われる通り「アメリカが体を張って日本の国益を守ってくれる保証」を交渉する政治家が必要(記事の見解も)なのですが、いない。

フィリピンには「今でも『米軍駐留は憲法違反だ』と噛みつくような外務官僚がいたりする。それだけ『骨』があるから、交渉相手になるぐらいの人物はいる。押すにしろ、引くにしろ、(アメリカが)勝負をする相手がいる。」


11. 2012年7月23日 03:41:53 : f887ozWri2
この内田氏の記事は、こちらも読んでます。
ですが、

>日本からアメリカの基地が撤収することはうれしいことだが、その理由が・・・、「従属国があまりにだらだらで、まともな交渉相手になれる人間がいないから」であるとすれば、まことに情けない。

のくだりについて、それでもいいじゃないか、と考えます。日本からアメリカの基地が撤収されれば、基地の維持費という日本の富の流出が避けられますし、さらに日中、日朝、日露などの外交も真剣なレージーム・チェンジを体験することでしょう。官僚、政治家、そして日本人の一部に浸透する「あなた任せ」の植民地心情が崩壊の危機に陥るからです。

この植民地心情からの離別は、思いもかけない政治・経済的な影響を日本人に与えるのではと予想します。現在の日本が直面している政治・経済的な問題の克服には、日本の自立・独立が重要なキーポイントになっているだろうと考えられるからです。

「あまりにだらだら」と諸問題が克服されるとすれば、まさにこの国らしいというものではありませんか(笑)。


12. 2012年7月23日 06:32:46 : muMpYCl6BM
恐らく米軍がフィリピンに行くわけは、沖縄にわざわざ居なくても、日本からはいくらでも金が引き出せる見通しが立ったからだろう。要するに従属的になりすぎて「使いものにならなくなった」のではなく、従属的になりすぎて「金がいつでも引き出せる」状態になったということではないか。例えば日米同盟やめますよとか言えば、勘弁してくださいと金を出す。とかTPPのような不平等なものでも無条件に呑んでくれるとか。増税してしこたま米国債を購入してくれるとか。
結局、政治家も官僚も米ポチ化が異常に進んでしまい、米国はこれまで以上に、日本に気を遣う必要が無くなったのでしょう。情けない。

13. 2012年7月23日 07:58:20 : XF4MyZ6NJU
08. 五月晴郎 2012年7月22日 20:28:54 : ulZUCBWYQe7Lk : 0O3NEBGOu2
>>7
真に受けんな、あほう(笑)


真に受けられないのか、あほう(笑)


14. カノープスへの旅人 2012年7月23日 08:24:09 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
私は五月氏が主張される「米軍フィリピン移転」は考え難いですね。五月氏に如何なる軍略上の視点がお有りなのか存じませんが、現在のスービック・クラーク両基地は全く使い物にならない為です。
 1991年の「ピナツボ火山大噴火」をお忘れか?。この板では誰もこの大事件をお書きになられて居ませんが・・。

 二十世紀最大とされる大噴火で生じた膨大な火山灰や、永年のベトナム戦争で放棄した大量の不発弾・化学薬品の後処理は全く手つかずで、駐留は即、その後処理や基地整備に巨額な費用と年月が掛かる事を意味します。水銀・PCB・鉛、弾薬から漏れ出た硝酸塩などの土壌汚染は、現地でも相当深刻だそうですよ。

 こんな問題を抱えているフィリピンに、予算が少ないアメリカ軍が移転するとは私には思えないのですが・・。

 せいぜい数百人規模の対潜ヘリ基地か、小規模な通信基地が良い所、の様な気がいたしますがね。それも経済援助が伴わないレベルで・・。僭越な意見を申し上げました。


15. 2012年7月23日 18:54:14 : ocAl6AGf5M

>いくらでも金が引き出せる見通しが立ったからだろう。

「いくらでも」を除けば、>>12 の推測は、ありえる話です。欠陥兵器オスプレイの配備にも、米側の計画を鵜呑みにする日本政府です。どんな裏取引を「喜んで」受け入れたのか、これも容易な推測の範囲。そうした外交の裏面史は、予想外の近い未来に暴露される可能性が高い。

というのは、日本の領土内に米軍基地が存在するか、しないのかが、同じ日米同盟の枠内で決定的な変化を我が国に与えるだろう、と。まず領土の返還は、基本的に、また特に沖縄において、太平洋戦争ではく奪された主権の回復を「象徴」するはずです。ここで「象徴」と呼ぶのは、ご理解のように、その主権回復がバーチャルなものだから。しかし敗戦この方、日本人が一度も見たことのないバーチャル・リアリティ、本物の虹です。

ゆえに国内的には、同じ虹を眺めながら、さまざまな混乱と揺れ戻しが予想されますが、その一例が>>14に観察できるわけです。ですが米国の計画は、鵜呑み。自公民政権が導いた「情けなさ」が未来を拓くという、日本の「情けない」事実(笑)。


16. 五月晴郎 2012年7月24日 11:10:08 : ulZUCBWYQe7Lk : 0O3NEBGOu2
>>10関連

『「ミサイルの足かせ」はずそうと米国に「NO!」と言う韓国 離米従中にまた一歩、“不平等条約”は破棄か無視?』
http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/626.html
投稿者 MR 日時 2012 年 7 月 24 日 08:01:12: cT5Wxjlo3Xe3.


17. 2012年7月29日 12:43:05 : 5Q6q4GjBkE
日本でもフィリピンでも、話される英語は

Simple English であって American English ではないよ。

Simple English とは 表記と発音の7割が British English で

それではどうしても意味が通じにくい場合仕方なく2割が American English 

その他一割が それ以外の地域での 英語を母語としない人々から来た

少しだけ簡略化した英語のコト。それでもエリートになりたいならば

三千時間の学習が必要だけどね。

なぜこうなったかは、英国式の発音だと、土着の母語または母国語との

乖離現象が少ないので「地域密着かつ国際派」のアリバイ工作屋として

生きていけるケレド、米国式だとその地域から浮いてしまうのだよ。


尤も、アメリカ本土では米国式の発音を話す努力をしてる外国人こそが

「現地同化するために努力してる可愛い奴」というコトで

可愛がってもらえるがね。ちょうど韓流ドラマの俳優たち女優たちで

日本語の日常会話ばかりでなくて日本人以上に日本の古典教養のある

存在ならば、特に日本人のオバサマ・オジサマ方が贔屓にしてくれるのと

同じ構造だよ。


特に赤い州こと共和党の強い州では上記の傾向が顕著だよね。

アメリカ本土では、大半のマスメディアや作品で

英国式の発音をする存在は、悪玉として描かれているのは立派だし、

特に赤い州では、英国式の発音で話そうとする者は

現地の人々に、英国・中国・ロシア・日本・ドイツ・メキシコ、の

どれかの国のスパイ扱いされるコトも現代でも常識だよ。

英国式の発音をする人々を狙って、現金の入った重要書類鞄を強盗?して

「おまわりさんスパイはこいつです」と強盗加害者が、被害者を警察に

引渡しても警察官は英国式しか喋らない喋れない者をそう扱うよ。


つまりネットで流布してる、日下公人クンの

「アメリカでも英国式で喋れるヒトは紳士淑女として尊敬される」は

真っ赤な大ウソ、「星条旗よ永遠なれ」も歌えないし由来も知らない

いい加減な存在、または反米親英活動家というコトなのだよ。

昔、関西朝日放送に吉本のタレントが良く出るプラスアルファという

番組があったのだが、珍しくマジメ編成な教育改革に関する特集番組の時に

お呼ばれされなかったことを未だに、

日下クン根にもってたりしてな(大嘲笑


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