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石原慎太郎と鳩山由紀夫の終焉。
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2012-07-22 文藝評論家・山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』
予想通り「石原新党」構想が、当人の石原慎太郎自身の意欲減退で挫折、消滅したようだ。平沼よ、亀井よ。だから、言わんこっちゃないか。石原などという無責任な「政界のプータロー」「政界の親馬鹿」「元祖・口先男」・・・に関わりあうのは止めとけって。石原は中川一郎亡き後、受け継いだ中川派を維持できなかった時点で政治生命は終わっている。何故、派閥を維持できなかったのか。言うまでもなく、人間的にも政治思想的にも「ケチ」だからだ。威勢がいいのは口先ばかり。スタンドフレーばかりで、見てくればかり気にする男にろくな男はいない・・・その典型が石原。石原の小沢批判ほど醜悪なものはなかった。石原が小沢一郎批判を繰り返すのは、小沢の政治力、人心掌握能力、政界再編への構想力、資金力・・・などへの嫉妬とネタミである。それらのことごとくが石原には欠如しているからだ。石原の小沢批判は、マスコミの小沢バッシングに便乗したものだった。女の嫉妬もかくやと思わせるほど醜悪であったが、しかしそのあまりの女々しい「メラメラ」ぶりに、最近の女性たちなら、共感するどころか、軽蔑と共に一斉に「引く」だろうと思う。さて、石原新党騒動が終わったのは、新党に集まる議員がわずか15人程度でしかなかったことが直接的原因らしい。しかし石原新党に15人も集まればたいしたものだと言うべきだろう。せいぜい本人と当事者(石原、亀井、平沼)しか集まらないだろうというのが、大方の予想だった。現実を直視すればそんなものなのだ。石原は15名と聞いて激怒したそうだが、80歳にもなって、まだ自分が見えていないらしい。石原新党に人が集まるはずがない。新党、第三局・・・という政界の話題は、小沢新党『国民の生活が第一』の出発と共に、新党『国民の生活が第一』に集まりつつある。石原新党の数はどうであれ、もう出る幕はない。
石原慎太郎に残された道は、尖閣問題とオリンピックだそうだが、いずれも単純に石原慎太郎を支持するわけにはいかない。特に尖閣列島購入問題だが、最初は多くの国民の素朴なナショナリズム感情を刺激したかもしれないが、それ故に多額の資金が集まったのかもしれないが、実は石原慎太郎の尖閣問題の背後にはアメリカがいる。アメリカは、尖閣問題を大きくすることによって、日中対立を煽り、日本に対して、アメリカの属国化の度合いをますます強めようとする狙いがある。石原慎太郎の尖閣問題発言には、中国の「日本属国化」批判はあるが、アメリカの「日本属国化」批判はない。日本の凡庸な保守派は、無条件に石原慎太郎を支持しているようだが、彼らは、皮肉なことに、アメリカの「日本属国化」に賛成の連中であるということになる。中国であれ、アメリカであれ「日本属国化」を批判し、「日本の自主独立」を目指すのが保守ではないのか、と思うのだが、最近の保守派の多くは、アメリカの属国になることには鈍感、無知で、いずれにしろ思想的に終わっているというしかない。
石原慎太郎とともに、ほぼ同時的に政界から消えていきそうな存在になってしまったのが鳩山由紀夫である。鈴木宗男が、昨日かおとといかのテレビ番組で、次の衆院選挙で、鳩山由紀夫の選挙区から、対抗馬として松山千春を出すと言ったという話が流れた。かなり以前から「鳩山由紀夫落選の可能性が濃厚」とは言われていたが、松山千春登場となれば、話は、さらに現実味を帯びてくる。鳩山由紀夫にも新党騒動があるが、石原慎太郎と同様に、新党立ち上げは無理だろう。そもそも鳩山由紀夫は、小沢一郎が離党した瞬間に、躊躇せず小沢一郎らと共に離党し、小沢新党『国民の生活が第一』に参加すべきであった。そこで、政治家としての実存的決断が出来なかった時点で、鳩山由紀夫は終わったと言っていい。(続く)
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