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日刊ゲンダイ 2012/7/20 掲載
7・29 山口県知事選が野田にトドメ刺す
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2012/7/20 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
脱原発候補が5ポイント差まで肉薄
7月29日投開票の山口県知事選が大激戦になっている。“脱原発”候補のモーレツな追い上げに民主党や自民党が本気で慌て出した。選挙は「既成政党vs.無党派」の構図。脱原発候補が勝利すれば、再稼働をゴリ押しした野田民主党が大打撃を受けるのは間違いない。
山口県知事選には4新人が立候補し、事実上、自公推薦の山本繁太郎候補(63)と、「環境エネルギー政策研究所」所長の飯田哲也候補(53)の一騎打ちになっている。
山口県は言わずと知れた保守王国。戦後だけでも、岸信介、佐藤栄作、安倍晋三と3人もの首相を輩出し、民主圧勝の09年総選挙でも県内の4選挙区中3選挙区で自民が民主を破ったほどだ。
絶対的な自信から、自民党は告示前までは、「何があっても山口は特別」と高をくくっていた。
しかしここへきて、情勢が一変。安閑とはしていられなくなってきた。
「告示前に自民党が行った調査では、山本は飯田にダブルスコアで勝っていた。ところが告示後は10ポイント差まで縮まっているのです。NHKの街頭アンケートでも山本と飯田の差は10ポイント前後。報道機関の調査の中には5ポイント差まで迫られているデータもあるようです。このトレンドは、迫っている候補者が最後に追い抜く典型です」(永田町関係者)
山本陣営のテイタラクには、地元国会議員の不協和音も影響している。
「安倍晋三元首相と林芳正参院議員が不仲なことに加えて、参院からの鞍替えを狙っている林さんが、河村建夫の選挙区(山口3区)からの出馬を画策し、山口県連はもうメチャクチャ。そもそも、どうせ勝てるからと、これまで誰も真剣に山本の選挙をやっていなかったのです」(地元記者)
さすがにヤバイとなったのか、ついに党本部が本格的に選挙支援に乗り出し、今後、小池百合子や片山さつきなど、知名度の高い女性議員を応援に投入することを検討しているという。
もし、脱原発の候補となっている飯田が勝利したら、打撃を受けるのは自民だけじゃない。野田政権も直撃だ。
というのも、もはや山口県知事選は、ただの首長選挙ではなくなっているからだ。
橋下大阪市長のブレーンだった飯田は、「維新の会」とイメージが重なる。自然エネルギー拡大・脱原発依存が持論。しかも、山口では「上関原発」の建設計画をめぐって、県内が賛成と反対に二分されている。
山本vs.飯田の戦いは、「原発推進の既成政党vs.脱原発の第三極」という国政選挙の前哨戦だ。山本が敗北すれば、原発推進の野田政権にも大ダメージになるのである。
政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「官邸前デモの盛り上がりと原発周辺の活断層発覚は飯田陣営の追い風になる。山本候補が敗北するようなことになれば、野田と谷垣の民・自両トップへの風当たりが強くなる。民主党では離党者がますます増える。知事選にとどまらず、国政に影響を与えるのは必至です」
7・29後に永田町の景色が一変するかもしれない。
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