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3党合意の益々の不合理性が露見してきた。民主党の瓦解は加速している。
作成日時 : 2012/07/19 :(かっちの言い分)
民主党の参議院の議論を聞いていると、本当に馬鹿馬鹿しいというか奇妙な議論になっている。自民党の世耕議員、公明党の松あきら議員の野田首相への質問は、自分たちが決死の思いで一体改革を行うため民主党の消費税増税に賛成したのに、民主党の議員が次々と消費税増税反対と言って抜けている状態について野田首相を批判している。
松あきら議員などは、公明党は本来消費税増税には反対だったが、清水の舞台から飛び降りるような決死の思いで民主党の方針に従っているのに、それ以上に決死の思いをしなければならない民主党からバラバラと増税反対で党から飛び出していることが、如何にも腹ただしいと述べ、これ以上の造反を許すなら大変なことになると野田首相を脅している。世耕議員などは、本当に怒らせたら「問責」も辞さないとこれまた脅している。
この理由はいとも簡単で、これ以上民主党から増税反対の離党者が増えれば、増税自体が反故になり、3党一致で増税法案に協力した自民党と公明党が増税法案に賛成したという話だけが残ることを恐れているからだ。しかも、それが現実味が出てきている。
自民党も公明党も柔道で言えば、掛け逃げは許さないということで、以下の報道にあるように民主党のマニュフェストには「増税」を明記することを再表明させられている。
首相、増税明記を再表明 民主公約で参院特別委
2012年7月19日 10時43分
野田首相は19日午前の参院社会保障と税の一体改革特別委員会で、次期衆院選の民主党マニフェスト(政権公約)に消費税増税を明記する意向を重ねて示した。「経済再生や低所得者対策を含めて国民に約束するのが筋だ。柱の中からこの議論が抜け落ちることは基本的にあり得ない」と明言した。
マニフェストへの明記は12日の衆院予算委員会でも打ち出したが、直後に前原党政調会長が「私の頭の中にはない」と否定的な見解を示していた。首相が再び表明したことで、党内の混乱を招く可能性がある。 首相は、12日の衆院予算委答弁を「取り消しはしない」と強調。(共同)
しかし、執行部の中枢である政調会長の前原氏が、マミュフェストへの明記は考えていないと報道で出てくる。ここまでくれば、カオスである。
この委員会に「生活」党の中村てつじ議員が質問に立った。この質問のとき、小沢党首が珍しく傍聴した。
普段は全く出たことはない人である。この状況を三宅議員が以下のようにツイッターしている。
三宅雪子 @miyake_yukiko35
参議院特別委員会。小沢代表も傍聴。すごいフラッシュ。話をそらし誤魔化す安住大臣に正論で食い下がる中村てつじ議員。聞き応えのある論戦だった。民主党が自民党と同じ政策になり国民に選択肢がなくなった。自分が国民だったら投票する党がなくなったから離党した、まさにその通り。
三宅雪子 @miyake_yukiko35
小沢代表は静かに姿勢よく集中して聞いていた印象。中村議員は昼に小沢代表の傍聴を知った。昨日知らせたい衝動に駈られたが我慢した(笑)。先週13日(金)の本会議での中村てつじ議員の真摯な質問、それに対しての野田総理の誠意のない答弁、民主党議員の冷淡な対応が話題になり急に傍聴となった。
これを聞いて小沢氏も本気であると感じた。この小沢氏の出席は2つの意味をもつ。一つは、党首としての決意を自党だけではなく他党にも本気度を示すものである。もう1つは、マスコミを通して、国民へのアッピールでもある。野田政権は、もう瓦解している。離党予備軍は鳩山氏のグループである。鳩山氏も民主党に居ても野田首相では芽が出ない。結局外に出ると予想している。
その時、反増税、脱原発のスローガンに、国民の広い支持がまっている。
元記事リンク:http://31634308.at.webry.info/201207/article_19.html
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