http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/272.html
Tweet |
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11305758797.html
【 野田政権崩壊へカウントダウン 民主参院あと3名、反消費税・脱原発のため信念ある政治家は離党するべし (shimarnyのブログ) 】
2012年07月18日(水) 17時14分00秒
消費税増税法案の成立前にも野田政権が崩壊しよう。国民との約束を破った罪、国民の声に耳を傾けなかった罪は山よりも高く海よりも深いのだ。
これまでクローズアップされてきた消費税増税反対の勢力だけではなく、脱原発の勢力、「反TPPの勢力」にまで離党の動きが波及しつつあるのだ。
【参議院3名が離党、新会派「みどりの風」を結成】
昨日17日に民主党の参議院の舟山康江議員(山形選挙区)、行田邦子議員(埼玉選挙区)、谷岡郁子議員(愛知選挙区)の3人が離党した。
そして、国民新党を離党している亀井亜紀子(島根選挙区)参議院議員を併せた4人で近く参院新会派「みどりの風」を結成すると表明した。
新会派は4人が共同代表を務め政策課題に下記を挙げている。
(1)原発ゼロ社会の実現
(2)反TPP(環太平洋経済連携協定)
(3)消費税増税関連法案に反対
民主・自民・公明の談合政治への対抗勢力の誕生となった。
国民にとって、3党以外の選択肢が出来ることは良いことである。
離党を決断した3議員の発言は下記の通りとなっている。
●行田邦子議員
「新しい政治集団を一から作りたかった。今は4人だが、政党も視野に入れたい。衆議院でも理念を共有できる仲間に声をかけていきたい。政策が一致する政党と連携していく。民主党が、譲ってはいけない政策理念を変えてしまった。残念ながら自民党のそれと違いが分からなくなってきてしまった」
●谷岡郁子議員
「爽やかな風の、緑の風の吹き渡る、健やかな日本、健やかな命、健やかな子供たちを目指してまいりたい。今、私がやりたいことは、原発ゼロの社会を目指したい。当事者意識に目覚めた国民の皆さんと新しい日本を作っていかないといけない。民主党の政策が変わり果てた姿となり、苦しい思いをしてきた。(大飯原発)再稼働で責任を取れると言うなら、福島原発の安定化を国の責任でやってほしい。責任という言葉があまりにも軽い。現在の民主党執行部は責任も果たさず、マネジメントも欠如している。仲間と離れるのは忍びないが、原発ゼロの社会を目指すために離党を決断した」
●舟山康江議員
「5年前に議席を預かってから、現在の民主党の政策は選挙で訴えた理念からあまりにかけ離れてしまった。歩み寄る余地がないと確信し、失望と抗議の意味を込め本格審議を前にけじめをつけた。山形県民が投じた一票一票に誠実でありたいと思い、離党を決断した。「党内でけん制したいと思ってきたが、野田政権は何を言っても前のめりの姿勢を変えない。あと1、2カ月で決めるとの報道もあり、抗議の意味を込めてこの時期に離党した。前のめりなことをやれば、今後大きな動きになるかもしれない。原発ゼロ社会の実現、反TPP。本当の意味での(社会保障と税の)一体改革。増税だけが先に行われる社会保障が先送りされた中での一体ではない」
3議員とも民主党を離党する決断をした理由が全く同じであり、「民主党が政策理念を変えてしまった」という点に尽きるとしていることである。
そして、さらに野田政権と民主党執行部が、党内で異議を唱えても全く聞き入れず、党内手続きが曖昧のままで独断専行としていることであるのだ。
つまり、国民の約束を破って国民の声を聞かないばかりか、政策理念が同じはずの党所属議員の意見も汲みせず、野田総理の欲望のために政権と執行部が一体となって暴走している現状が明らかになったのである。
【野田政権の崩壊シナリオ】
本日18日から、消費税増税法案の参院審議が始まったのだが、それを前にして野田政権にとって痛手を負う破目になってしまったのである。
昨日の結果、参院の勢力が第1会派の民主党会派が88人、第2会派の自民党会派86人で差は2人となり、あと3人の離党で逆転するのである。
参院では第1会派から議長、第2会派から副議長を選出するのが慣例であり、民主党はあと3人の離党で議長ポストを失うことになるのである。
参議院議長とは参議院議員における最高ポストであり、「委員の選任」など立法に関わる人事権を有していると言っても過言ではないのである。
つまり、第1会派が自民党会派となれば民主党の主張は通らない。
その結果、参議院議員であと3名が民主党を離党すれば、本日の参院一体改革特別委員会で野田総理が述べた下記の発言により、法案の修正により民主党がどういう状況となるか予想ができよう。
●野田総理
「参院での熱心な議論の結果、新たな観点が見つかるとか、今の制度改正にプラスして改善されるなら、そういう議論はあってしかるべきである。予断を持って何かを考えているわけではない」
野田政権並びに民主党執行部が、頻りに言っている「社会保障においてマニフェストが守られた」という勝手な解釈が通らないことになるのである。
民主党の参議院3名の離党により、議長が第1会派の自民会派から選任され、委員も議長が選任することで、委員長及び委員会理事で過半数を自民会派が握り、自民党会派の言い分が法案修正に影響を与えるからだ。
そうなれば、社会保障も守られなかったことが明らかになり、民主党所属議員の反発を招き、さらなる離党者を生むことになり、国会が停滞して、野党も内閣不信任案を出さざるを得ないだろう。
つまり、民主党の参議院3名の離党で野田政権が崩壊するのである。
【輿石幹事長の本音】
おそらくこの状況を民主党で一番認識しているのが輿石幹事長であろう。
●輿石幹事長
「民主党が崖っ縁に立っているという認識、危機的状況を共有しなければ大変なことになる。国民の信を問う前に政権が崩壊するということである。好き嫌いだとか、何グループだとか言っている場合ではない。党を離れたいという動きがまだある。みんなで何とか落ち着かせたい。消費税の問題は国論を二分し、反対する人の方が多い実態を踏まえなければならない。原発再稼働の問題も同じことが言える」
つまり、輿石幹事長は、消費税増税でも原発再稼動でも国論を二分しているふうに見えるが、ずっと反対する人が多い実態を認識しているのである。
そして、おそらく輿石幹事長の本音は消費税増税法案を成立させて民主党を分裂させるより、マニフェストを守るべきだと考えていたのだろう。
これに関しては、小沢代表が輿石幹事長と何度も話し合いを持ったことや、また離党後も「考え方は同じ」「また飲もう」という発言からも窺える。
もしかしたら、一緒に新党を設立という話もあったのかもしれない。
そして、輿石幹事長が離党していれば参議院が第1会派から転落しただろうし、もしかしたらその時点で民主党が崩壊していたかもしれない。
ただ、輿石幹事長が不幸だったのは、幹事長という要職にあったことと野田総理という嘘つきが権力志向そのままに総理大臣になっていることである。
ここで責任を放棄することは政治家としてできなかったのだろう。
そしてこの役職で絶対権力者に背くこともできなかったのだろう。
この実態を把握せず、既存メディアが民主党から離党者が続出したを全て輿石幹事長の責任としてをバッシングを繰り返していることは間違いだろう。
明らかに野田総理が原因であり全て野田総理の責任である。
【民主党に残る反対議員の残された道】
本日、中津川博郷衆議院議員(比例東京、当選3回)が離党届を提出した。消費税増税法案反対で党員資格停止2カ月の処分を受けていた。
●中津川博郷議員
「消費増税や尖閣諸島問題の政府対応に納得がいかない。民主党と自民党に対抗する政治の流れを結集していく役割を果たしたい。「国民の生活が第一」とも連携や情報交換はしていきたい」
これで、民主党からの離党議員は55人目となったのである。
自民、公明両党幹部の会談においても、民主党のこのような状況を見て「野田政権は離党者が相次ぎ崩壊状態」との認識で一致しているとされる。
そして、法案において民主、自民、公明の3党合意に反する言動が民主党内の議員に目立つとして、参院特別委員会審議で追及することにしている。
つまり、2009年マニフェストに掲げた社会保障分野の政策は辛うじて守られているという民主党内の認識を完全に否定させたいのである。
そうすることで、さらなる離党者を増やしたいのである。
さらに、消費税増税法案成立後に内閣不信任決議案の提出をちらつかせることで、次期総選挙を見越した駆け込み離党者も増やしたいのである。
しかし、民主党の衆議院で反対した議員と参議院で反対する議員にとっては、民主党を離党する絶好のタイミングが訪れたのではないだろうか。
これまで、唯一の望みであった辛うじて守ったとされた社会保障分野についても自民・公明両党からマニフェストを破棄したことにされるのである。
さらに、消費税法案が成立しようとしまいと関わりなく、野田総理は「内閣総辞職」ではなく「解散・総選挙」を選択せざるを得ない状況なのである。
そして、総選挙に突入すれば、国民に嘘をついて消費税増税法に加担した、国民との約束を守らなかった政党として選挙で戦うしかないのである。
民主党を立て直すと民主党に残っていても無理なのは明白であるし、目先の政党助成金目当てで民主党に残っていても国民は味方しないだろう。
つまり、残された道は「離党」という政治家としての決断である。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK133掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。