http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/237.html
Tweet |
日本人は「民主主義」が嫌いなのか 奇怪 民自公の野合が支持される国
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6393.html
2012/7/18 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
なぜ独断の「決める政治」とかいうヒトラー顔負けの独裁が平穏なこの国の真っ昼間に通用しているのか
メディアの世論調査は、あくまでも目安である。恐らく質問に答えているのは、見ず知らずの第三者から意見を求められた経験があまりない普通の人たち。突然、新聞社や通信社を名乗る相手に「どう思いますか」と問い詰められれば、少なからずパニックになる。とっさに考えをまとめられず、当たり障りのない答えを絞り出す。優等生が顔を出し、本心は封印だ。
そう思って大新聞の調査結果を眺めても、なんとも奇怪である。民主、自民、公明3党による野合に期待する声のなんと多いことか。読売の調査では、民自公が消費増税以外の政策についても「協力していくべき」が61%に上った。朝日の調査でも、3党協力は「よい面が大きい」が48%である。
いったい、これは何なのか。
3党がまとまれば、どんな法案でも通ってしまう。舞台裏のヒソヒソ話で筋書きを決めてチョン。国会は空洞化し、ロクに審議もされなくなる。
話し合いに時間をかけてもムダだ。結果は最初から決まっている。議事堂は、政治家たちが自己アピールするだけの場所に成り下がるのだ。
そんなデタラメ政治を望む人たちが、国民の多数を占めるというのである。驚かずにはいられないだろう。
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)は「体制に順応しやすく、既成事実にも弱い国民性の表れ」と言う。「長い物には巻かれよ」で、お上に従順に生きるのが得と考える日本人気質が出ているわけだ。
◆選挙結果を「無効」にした独裁政治
「3党合意で進めている消費増税法案は国民の6割が反対しています。民自公による個別の政策は決して支持されていない。それなのに多数の声は3党協力を支持する。こんな矛盾が生まれるのは、野田政権を評価し、“決められる政治”と持ち上げて応援するメディアの論調に影響されたからでしょう。増税法案は参院で審議中です。まだ成立していません。でも、大新聞は増税成立を前提にして報じるから、国民の多くも諦めてしまった。3党が協力する政治でも仕方がないか、と妥協したのです」
こうなると、日本人は民主主義が嫌いなのか、と思ってしまう。
紛れもなく日本は主権在民の民主主義国家だ。主権者である国民が代表を決め、選ばれた側は国民の意向に沿って政治をやる。それが当たり前の姿なのに、野田首相は「増税反対」の民意を無視した。主権者の要求を命がけで潰したのだ。
そもそもこの男は、ウソをついて票を集めた。天下り役人をシロアリに例え、「退治するまで消費税は上げない」と公言している。だが、約束は反(ほ)故(ご)にされた。政権交代を成し遂げた途端、素知らぬ顔で消費増税に取りかかったのである。
選挙は国民が直接政治に訴えられる数少ない機会だ。民主主義国家で最重要視すべきものである。それを野田は「無効」にした。こんな暴挙は許されない。ヒトラー顔負けの独裁政治である。
◆政治への期待を失った国民が受け入れる野田独裁
それでも国民はおとなしい。民主主義を冒(ぼう)とくする野田に見て見ぬふりだ。声を上げ、行動に出ているのは、「原発再稼働」を批判している人たちだけ。その他大勢は、消費税アップに反対しながら、野田の独裁を受け入れるというのである。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「国民は政治に期待するのをやめたのです。野田政権の支持率が50%を超えるというのなら、野合を認める人が増えたとしても理解できる。でも、現実の支持率は20%程度。求心力ゼロの死に体内閣で、世論によって退陣に追い込まれてもおかしくない。ただ、そうならないのは、国民の気力が失せているからです。みんなシラケ切っている。だから、“3党協力についてどう思うか”と聞かれても、答えようがないのでしょう。どうしようもない政治状況に、すっかり愛想を尽かしているのです」
いまや政権交代の熱気はすっかり冷め、政治不信はピークに達した。いつまでたっても景気は良くならないし、年金改革はウヤムヤにされ、将来への不安も消えない。震災からの復興も牛の歩みだ。
そんな中で野田首相は「決められる政治だ」と胸を張っている。国民からすれば、「勝手にどうぞ」という感じである。
◆積年の悪政で日本人を愚民化した自民党
「国民の政治不信は旧自民党政権から始まっています。自民党は官僚や財界、業界団体と結託し、利権を分配することで長期政権を実現した。ぬるま湯の癒着構造にどっぷりつかり、日本をボロボロにしてきたのです。今の野田政権は、そんな旧自民党政権と同すが自民党野田派といわれるだけのことはある。
「“決められる政治”の正体は大政翼賛会と同じ権力の暴走です。民主主義を破壊する行為。それに異を唱えたのが“国民の生活が第一”を結党した小沢一郎代表です。国民不在の野田政治に反対し、民主党を離れた。しかし、小沢さんの新党はマスコミにケチョンケチョンにされている。このままでは不幸な歴史を繰り返すことになります」(五十嵐仁氏=前出)
モノを言わずに黙っていると、日本が破滅するまで野田暴政は終わらない。平穏なこの国の真っ昼間に独裁を断行する権力者に反抗する気がないのなら、この国に民主主義はいらない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK133掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。