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反原発を掲げ参議院の女性4人が新会派「みどりの風」を設立する。
新会派設立に動いたのは、民主党に離党届けを提出した谷岡郁子氏(愛知)、舟山康江氏(山形)、行田邦子氏(埼玉)、そして先に国民新党を離党していた亀井亜紀子氏(島根)の4人。
いづれも2007年の参院選で初当選した1期生だ。彼女たちには次期総選挙で全国に旋風を巻き起こすパワーを感じる。というのも、日本版「オリーブの木」とは、単純に既存の地域政党を組み合わせた足し算ではなく、新しい芽を生み出しながら共鳴しあって国民を動かし、目覚めさせていくものと理解するからだ。現在進行形だ。
「参議院を制するものが政界を制する」といわれるほど、参議院の議席は重い。だが、その前に衆議院で多数を占め、政権を握らなければ意味がない。
彼女たちは恐らく参議院を辞職し、次期総選挙に打って出るだろう。そして、国民の声を無視した政治を続ける野田政権を象徴する選挙区で戦うに違いない。
例えば、埼玉が地盤の行田邦子氏は、枝野幸男経済産業大臣の埼玉5区。愛知が地元の谷岡郁子氏は、古川元久内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)の愛知2区。山形が選挙区の舟山康江氏は、野田側近の近藤洋介氏がいる山形2区が打ってつけだ。そして島根選出の亀井亜紀子氏は、父・久興氏の地盤で、現在竹下亘氏(自民党)が連続当選している島根2区に出馬するのではなかろうか。
「みどりの風」の旗印は、「脱原発」「消費増税反対」「反TPP」だ。もちろんこれら旗印は小沢新党「国民の生活が第一」と共通する。「みどりの風」は参議院の会派だが、いざ総選挙となれば、新党「生活」との共同歩調や合流が十分に考えられる。もともと彼女らは小沢一郎氏、亀井静香氏と志を一にする。
「オリーブの木」とは、1996年のイタリアの総選挙で統一首相候補を掲げて勝利した中道左派連合の名称。運動の「オリーブの木」は、「平和の象徴で、丈夫で実が成る」ことからそう名付けられたそうだ。
今まさに「みどりの風」が、日本国中にオリーブを繁らせるための風になろうと、動き出した。民意を無視した政治を続ける野田政権に対し、国民は誰が敵であるのか、そして誰が見方であるかを感じ取りだしている。毎週金曜日に首相官邸を取り巻く反原発の大規模デモは、間違いなく今後も増え続け、それは自然に「反野田政権」の大規模デモへと変わっていくだろう。
参議院4人の政治行動をNHKや民放各社はほとんど報道しなかったが、筆者は大変大きな意義を持つものと受け止めている。彼女たちの行動は、子どもを育てる女性、そして家族、地域の平和を心から願う多くの国民の心を打つことだろう。
そして「みどりの風」に続く政治集団は確実に出現し、在野の民衆と共鳴しあう。詰まるところ、メディアの世論操作から解き離れ、国民が真に目覚めるかがカギとなる。
オリーブの木を繁られる主役は、国民一人ひとりなのだ。
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