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野田佳彦首相は、次期総選挙で「250人⇒33人」に減らし、民主党葬儀委員長となる
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2012年07月16日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆時事通信社が7月13日に世論調査(7月6〜9日実施)の結果を発表し、政党支持率のなかで「民主党6.8%」と結党以来最低の衝撃的なデータが示されたにもかかわらず、民主党内から、これに驚くような反応が伝わってきていない。この調査は、小沢一郎党首らが新党「国民の生活が第一」を結成(7月11日)前だったため、今回の調査では対象に含まれていない。だが、テレビ番組のコメンテイターの大半は、新党結党直の世論調査で「小沢新党に期待するか」との質問に「期待する」14%(NHK)、15%(朝日新聞)、15.9%(共同通通信)と、いずれも低いデータを取り上げて、小沢新党をやたらとヤユするコメントをしている。たとえば、テレビ東京の番組「週刊ニュース新書」(7月14日午後11時30分〜午後0時5分)に出演した共同通信社の後藤謙次元編集局長(小沢一郎潰し目的で竹下登元首相が新聞・テレビなどの記者を集めて設立した謀略機関「三宝会」の残党)は、同席した「国民の生活が第一党」の東祥三幹事長に「小沢新党は次期総選挙で3人しか当選できない」と冷や水を浴びせていた。後藤謙次元編集局長はテレビ朝日の番組「報道ステーションSUNDAY」でも「小沢さんはオリーブの木を目指しているが、この木には幹がない。真珠の首飾りのようにバラバラになる」と、ここでもバカにしていた。
後藤謙次元編集局長はもとより、コメンテイターのほとんどが、小沢一郎党首をこき下ろしていても、なぜか、民主党が悲惨な結末を迎えそうであることについては、何も触れようとしていない。
時事通信社が発表した民主党の支持率6.8%を単純に衆院議員定数480に適用すると、次期総選挙の結果、民主党の当選者は、わずか33人(現有勢力250人)しか当選できない。217人は落選する。かくして、野田佳彦首相は、民主党の葬儀委員長となる運命なのだ。
だが、民主党に残留している衆院議員のだれからも、この悲惨な予測を、深刻に受け止めている者が、皆無に近い。労働組合「連合」に支援されているという安心感があるからか、あるいは寄らば大樹の陰を信じているからか、大変なことが起ころうとしているのに、いまの危機状態にも平然としている。これは、丸で「湿舌」による水害、山崩れに襲われた熊本県や大分県の住人によく似ている。
◆鳩山由紀夫元首相は、消費税増税法案が参院本会議で採決される8月15日のお盆前後まで「反消費税増税」を訴え、法案修正を図るべく、徹底抗戦するという。野田佳彦首相は、「反対者は(次期総選挙、参院議員選挙で)公認しない」と断言しており、鳩山由紀夫元首相らが「公認」されのは、もはやあり得ない。こうしたことから、鳩山由紀夫元首相は8月中ごろに民主党を離党し、「国民の生活が第一党」に合流する腹づもりという。一部で報道された新党立党はしないという。だからこそ、鳩山由紀夫元首相は「だれかが私を追い出そうとしている」と新党設立を否定している。
しかし、いやらしいコメントをしているのが、武村正義元官房長官(元蔵相)である。TBS番組「時事放談」(司会=御厨貴元東大教授)に反小沢の旗頭である仙谷由人政調会長代行とともに出演して、「小沢さんにもまして引退した方がいいのは、鳩山さんだと申し上げたい」と言っていた。この人は、「隠れ竹下」と言われた政治家である。細川護熙元首相の目を盗んで、竹下登元首相の蜜命を帯びた橋本龍太郎元幹事長と都内のホテルで会い、様々な画策をしているのが新生党の小沢一郎代表幹事にバレてしまい、「武村を切れ」と言われた。鳩山由紀夫官房副長官からは、「新党さきがけ結党に提供した4000万円を返せ」と迫られて、結果的に踏み倒した。このため、鳩山由紀夫元官房副長官らが民主党を結党した際には、「排除」されたので、「別れても好きな人」と言いながら、以後、恨み骨髄だった。その屈折した気持ちが、引退を促す言葉として噴出している。鳩山由紀夫元首相には、大きなお世話なのだ。
ドイツの社会学者マックス・ウエーバーが言っているように政治家の資質として求められるのは、「執拗さ」、すなわち、しつこさだ。武村正義元官房長官には、この資質が欠けていたため、政治家には不向きだった。最も資質に富んでいるのが、小沢一郎党首である。武村正義元官房長官でさえ、今回の新党設立について皮肉を込めて、「敬意を表する」と言っている。
【参考引用】時事通信社jijicomは7月13日午後3時6分、「内閣支持21%、最低に=民主も続落7%−時事世論調査」という見出しをつけて、以下のように配信している。
「時事通信が6〜9日に実施した7月の世論調査によると、野田内閣の支持率は前月比3.0ポイント減の21.3%となり、政権発足後最低だった4月(21.7%)を更新した。不支持率も同5.5ポイント増の60.3%で、最高だった4月(55.7%)を上回った。民主党の政党支持率も同1.4ポイント減の6.7%で、2009年の政権交代後の最低記録を3カ月連続で更新。09年10月(29.4%)の約2割にまで落ち込んだ。消費増税関連法案の衆院採決で小沢一郎氏らが反対し、民主党が分裂したことなどが影響したとみられる。野田佳彦首相は態勢立て直しに全力を挙げる構えだが、同党内では増税法案の成立阻止を目指す動きがやまず、混乱が続いている。関西電力大飯原発の再稼働でも首相は党内外の批判にさらされており、政権の前途は一段と険しくなりそうだ。
調査は全国の成人男女2000人を対象に、個別面接方式で実施した。有効回収率は64.7%。内閣を支持する理由(複数回答)は、『他に適当な人がいない』7.6%、「首相を信頼する』6.8%、『誰でも同じ』5.0%の順。支持しない理由(同)は、『期待が持てない』38.5%が最多で、『政策が駄目』28.7%、「リーダーシップがない」20.3%と続いた。◇無党派、最高の71%。民主党以外の政党支持率は、自民党12.5%、公明党3.1%、共産党1.9%、みんなの党1.0%、社民党0.5%、国民新党0.2%、たちあがれ日本0.2%。支持政党なしの『無党派層』は71.4%で、過去最高となった。小沢氏らの新党『国民の生活が第一』は結成前だったため、今回の調査では対象に含まれていない」
「マニフェストまず破ったのは小沢さん」
民主党の仙谷政調会長代行はTBSの番組「時事放談」の収録で、「マニフェストをまず破ったのは小沢さんだ」などと述べ、民主党のマニフェスト違反などを理由に新党を立ち上げた小沢代表を批判しました。
「暫定税率をやらないということで、マニフェストをまず破ったのは(当時の)小沢幹事長。マニフェストを守らないから野田首相はダメだと(小沢氏が)おっしゃるのは、すごく違和感」(民主党 仙谷由人政調会長代行)
また、仙谷氏は、長期的な視野に立った財政政策が必要だと指摘したうえで、「今日の生活を守るために消費税に反対するというイメージになってくると政治ではなくなる」と述べ、小沢氏の姿勢を批判しました。(14日11:08)
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