21. 2012年7月17日 01:11:04
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<小沢支援者へ連絡>7月8日の日曜討論後、「発狂者」が続出している模様だ。 ここ阿修羅でも、意味不明のコメントが目立った。 7月10日には、橋下の野田総理スゴイスゴイ発言があった。 これによって「橋下信者」は全滅した。 今7月16日から17日に変わったばかり、午前1時を回ったところだが、情報が錯綜し、みんな少々混乱していると思う。 小沢関係で、もっとも判断に惑わされているのが、「小沢」と「橋下」の関係についてのことだと思う。 そこで頭を整理する意味で、このコメントを出すことにした。 原発再稼働の時と同じように、橋下と大阪維新の会の松井の発言は、7月10日以後、急変しているので確認をお願いしたい。 このコメントでは、7月8日から7月16日まで、約1週間の間に、急変したと思われるポイントについて、2つのことをコメントする。 1 小沢と橋下の関係について 2 労働組合の動きについて ----- まずはポイント1について ----- 2012年7月8日 日曜討論の文字起こしから 島田: 「その勢力を広げるということに関連して、橋下大阪市長を中心とした大阪維新の会。このグループの国政進出の動きも検討されてますよね。大阪維新の会の人たちとの連携。これについては現時点でどのようにお考えですか?」 小沢: 「どのグループ、どのグループとどうこうするということではなくして、橋下市長もいわゆる行政の仕組み、統治の仕組みを根本的に変えなきゃ、この国は本当に良くならない。本当に国民の生活が守れないということを言っておられます。
私もずっとそのことを主張し、中央集権の霞が関支配から地方分権、地方主権、地域主権を作らないといけないということを言っておりますので、その基本的な考え方は一緒ではないかと思いますが、そういうどなたであれ、考え方が一緒の方とは力を合わせながらやっていきたいと思ってます」 議論されている小沢の発言箇所: 「その基本的な考え方は一緒ではないかと思いますが、そういうどなたであれ、考え方が一緒の方とは力を合わせながらやっていきたいと思ってます」
主に議論されていること: こう言ったから、だから小沢は橋下と連携したいと言っている、いや、そんなことは言ってない ----- 「その基本的な考え方は一緒ではないかと思いますが」の「が」。 この「が」は接続助詞。 英語では主なもので「But」に置き換えられるだろう。 用法には3つある。 1、逆接「大変だ」「が」「がんばろうと言っていた」 2、事実の前置き「小沢はこう言っていた」「が」「どうなるだろう」 3、並列「映画もいい」「が」「釣りも悪くない」 さて、上の3つの用法の例文を、記事の「見出し」にするとしたら、「が」の、先の方が正しいか、後の方が正しいか。 当たり前のことだ「が」、後ろのほうが主たる意味であることは、だれでもわかる。 では小沢はなんと言っていたか? 「その基本的な考え方は一緒ではないかと思います」「が、」「そういうどなたであれ、考え方が一緒の方とは力を合わせながらやっていきたいと思ってます」 「これ欲しいと思っていたんですが、でも今は金がないから結構です」と断ったのに、 ↓ 「これ欲しいと思っていたんです」って言っただろ!取引は成立しているんだ!ここにコピペの証拠があるぞ!金を払え! というようなことが、頭がまともな人間の世界で成り立つか?と考えれば、報道の看過しかねる異常さがわかると思う。 アホの三段論法 1 小沢は野菜が食べたいなあと言っていた 2 かぼちゃは野菜である 3 したがって、小沢はかぼちゃが食べたいなあと言っていた。 明らかに、「知恵遅れ」「知的障害」もしくは、「詐欺」「ペテン」の手口だ。 1 小沢は、考えが一緒の方とは、だれとでもやっていきたいと言っていた。 2 橋下らとは、基本的な考えが一緒だと言っていた。 3 したがって、小沢は橋下らと連携したいと言っていた。 つまり、「小沢氏 橋下市長らとの連携を模索」なる報道は、間違っているというようなレベルではなく、「事実無根」の報道だというだ。 「事実無根」の報道を何らかの目的をもって行ったのではないなら、こういうものを書く人間たちは、精神障害か、知恵遅れか、あるいは発達生障害だということだ。 ではどういう見出しだったら良かったのだろう? 「小沢氏 橋下氏らとの連携否定せず」 というようなところだったろう。 これでまず一つ問題は片付いたかとは思う。 ではその後の橋下らの急変ぶりを確認してみよう。 ----- <2012年7月10日> http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220710035.html “豹変”…橋下市長が野田総理をベタ褒めに?(07/10 16:42) 大阪市の橋下市長が突然、野田総理大臣をべた褒めです。 大阪市・橋下市長:「民主党の支持率は急回復すると思う。やっぱり野田総理はすごい。集団的自衛権についてこれから議論され、TPPについても参加表明するとか、税も上げられ、これから社会保障の議論もしていくという。確実に決める政治をされている」 橋下市長はさらに、「政界再編のきっかけ作りをしているのが野田総理だ」と持ち上げてみせました。この豹変(ひょうへん)ぶりに周辺は、「小沢新党と組むような話ばかり先行しているので、全方位に戻している」と強調しました。 (テレ朝・動画) ----- <2012年7月11日> 大阪維新の橋下氏「TPPが軸」 小沢新党と連携に条件 http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012071101001241.html 大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長は11日、小沢一郎元民主党代表が旗揚げする新党と連携する条件について「環太平洋連携協定(TPP)をどうするかが軸。維新の会はTPPに賛成だ。価値観が一致するかどうかが重要で、誰と組むかはどうでもいい話だ」と指摘した。 野田佳彦首相に関し「道州制論者で、何かしらメッセージを出してくれるのを期待している」と述べ、自身の持論でもある道州制実現への取り組みに期待を示した。市役所で記者団に答えた。 2012/07/11 13:19 【共同通信】 ----- <2012年7月12日> 維新・松井知事「道州制導入が連携の条件」 2012.7.12 22:58 大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は12日、「関西州を実現すればアジアで都市間競争ができる。そういう法改正をしてくれる皆さんと組みたい」と述べ、道州制導入を他政党との連携の条件に掲げた。 (産経新聞) http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120712/stt12071222590016-n1.htm ----- <参考記事> 維新盟友:橋下市長と松井知事にずれ…大飯再稼働、対民主 http://mainichi.jp/select/news/20120608k0000m040131000c2.html 毎日新聞 2012年06月08日 02時30分(最終更新 06月08日 02時44分) こうした食い違いについて、橋下市長は「僕が(倒閣撤回を)言ったからといって、(維新として)すぐに撤回というわけにはいかないと思う。ただ松井知事も僕も気持ちは一緒だ」と釈明。松井知事は「ずれているか、ずれていないかは皆さんで感じてもらうことだ」と言いながら、含みを持たせた。「戦いだからいろんな戦法がある」 2人の言動のずれについて、府幹部は冷静だ。「原発再稼働でも民主との対決でも、違いをそのままにしておくことで、どの関係者や政党とも決定的に対立しないよう計算している。保険を掛けているのでは」と分析する。原発再稼働を巡る市長との見解の違いについて、松井知事は「わざと食い違わせている」と関係者に打ち明け、計算ずくをにおわせたという。 自民府連幹部は「市長は慎重で、一つでもけがをしないように振る舞っている。知事は強気で、どことけんかをしても今なら勝てると思っているのではないか」と、気質の違いを指摘。ただ、「離れると失速するとお互い分かっているから、決定的に対立することは絶対にない」(同幹部)という見方が一般的だ。【平野光芳、熊谷豪】 ----- 人をおちょくってるんだろう。 自分たちの発言で騒ぎになるのを見るのが、面白おかしいんだろうな。 したがって、「小沢」と「橋下」の連携は、「ないのではないか」と考えられる。 俺が勝手に考えたことだから、実際にはわからないが、そう考えられるほどの小沢と橋下の違いが現れてきた。 いくつかの板で、みんなの誤解や混乱を回避させるために、同じ記事を貼ったが、そういうことは本来俺の本意でもやり方でもない。 そこで、たぶん橋下一味が、貼り付けられることをもっともいやがっているのではないかと思われる記事を貼り付けることにするから、参考にしてほしい。 世界の動きは、去年よりも、確実に変わってきている。 ----- <参考記事> 日本のTPP交渉参加支持せず…ロムニー氏陣営 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120626-OYT1T00797.htm 【ワシントン=中島健太郎】日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加について、米大統領選の共和党候補に確定しているミット・ロムニー氏の陣営は25日、現時点で支持しない考えを明らかにした。 同氏陣営のサラ・ポンペイ報道官が、読売新聞の取材に答えた。 陣営によると、ロムニー氏は、現在交渉に参加している国の枠組みでの速やかな協定締結が望ましく、その後に新規の参加国を検討すべきだと考えているという。将来的な日本のTPP参加は「米国経済に大きな利益がある」ものの、「日本市場の開放を確実にするためには時間がかかる」と認識しているという。米議会内には、日本の自動車や保険市場の閉鎖性を指摘する声が根強く、米国との事前協議も難航している。ロムニー氏陣営の方針は日本市場の閉鎖性を問題視している米自動車業界などに配慮した面もあるとみられる。 (2012年6月26日14時39分 読売新聞) ----- TPPに入らないと、世界から取り残されて、日本経済がとんでもないことになる、なんてのも、ただのつくり話だったということだ。 べつにTPPに参加しなかったからと言って、アメリカとの関係が希薄になるわけではない。 要するに、べつに貿易をやめるわけではないのだから、TPP反対を恐れる必要は何もないということだ。 勘違いしている人が多いが、「TPP:環太平洋経済連携協定」というのは、読んで字のごとく、貿易のルールではなく、「経済共同体」の概念の一種だ。 おそらく、みんな俺が奇妙なことを言っているように思うだろう。 「経済共同体の概念」と言って語弊があるなら、「経済圏を構成する概念」と言ってもいい。 それに対して「FTA」というのが、「自由貿易協定 (Free Trade Agreement)」のわけだ。 その北米版が、「NAFTA」で、これは「北米自由貿易協定(North American Free Trade Agreement)」のことだ。 俺が奇妙なことを言っているように思えるだろう。 「TPP」というのは、「EPA:経済連携協定(Economic Partnership Agreement)」の「環太平洋地域版」のことだ。 TPPを正確には、「環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)」と言う。 繰り返しになるが、TPPとは、EPAの「環太平洋地域版」のことだ。 何か世の中全部、おかしな議論ばかりをしているな。 俺は何かすごい学術的なことを言ったわけではないぞ。 当たり前のことを言っただけだ。 日本がアメリカ主導の経済共同体に加わると言うと、聞こえが悪いから、貿易の一方法として宣伝されてきたんだろう。 貿易ですよ〜、みんな金持ちになれますよ〜、黒船はもう来ませんよ〜などと言いながら、貿易の方法だと思わせておいて、実は気づかれないように、誰にもわからないように、そ〜っと、知らないうちに「経済共同体」もしくは「経済圏」に組み込ませるというイカサマをやろうとしていたんだろう。 さらに、道州制だの大阪都だのというのは、おそらく、言っていたことは全部「建前」で、その環太平洋地域版の経済共同体もしくは経済圏への参加を前提として、アメリカの「State」と同じにしようとしていたんだろうな。 口パク・君が代が、泣けてくるな! それがTPP参加したあとにわかる仕掛けとなっていて、そのあとに気がついてももう遅い、突然「建前論ばっかり言っててもシャーナイからね〜!」などと言われる予定だったんだろ。 それは「小泉改革」あたりから、ずっと計画されてきたことに違いないと思う。 なにも本当の事を言って、ズバリと勝負すれば良かったのに、追求すると、少しずつボロが小出しになって出てくるということは、よくあることだ。 NAFTAを見てみると、カナダもメキシコも、今ではTPP参加を希望している。 だから仮に、TPPではなくアメリカとのFTAではどうだという案を飲み込んでそうなったとしても、必ず数年後にはTPPに加盟することになるだろう。 最初から堂々と、「TPPという経済共同体もしくは経済圏に加わるという話はどうか?」という議論を繰り広げていれば、結論はともかくとしても、議論から得られることもたくさんあったはずだ。 例えば、別に「TPP」に入らなくても、TPPのほかにも、日本とアジア諸国では、「東アジアEPA」というのが検討されている。 「東アジアEPA」というのは、ASEAN+3に、オーストラリア、ニュージーランド、インドを加えた16か国の経済圏が想定され、現に今も話し合われている。 TPP!TPP!と大騒ぎする連中のほとんどが、それがどんなことなのかもわからないまま、貿易方法の一種だと思い込んで言っているだけで、「TPP」しか知らないのだろう。 橋下もそのスジでしかないと思う。 ミット・ロムニー氏の、TPPへの日本の参加を支持しないという発言には、当然ながらそういう世界経済の動きも織り込まれているはずだ。 そういうように、世界は動いてきている。 同じ事は小沢の頭の中にもあるはずだし、一部の自民議員の頭にもあるはずだ。 民主党と橋下はTPPしか知らないみたいだがな。 が、「NAFTA」のころから、ブロック経済圏のようなものを構成する矛盾や問題点は発生していて、その弊害のことまで今考えられているのかどうかということは、俺にもわからないが、誤解のないように付け加えておきたい。 俺が、TPPがダメなら、東アジアEPAがあるだろ、と言っているわけではないということだ。 英国とEUの関係も参考にしてほしい。 EUができた時、だれもがこれからはEUだと言っていたほど、すごい大騒ぎだった。 巨大市場が誕生する!と毎日毎日宣伝されていた。 だが、英国はEUに一歩二歩距離を起き、ユーロは採用しなかった。 その辺も冷静になって少し考えてみるべきだ。 したがって、時代は変わり、橋下はもう迷惑なだけの不要な人間となった。 時代はもうすでに変わっていることが事実だ。 橋下の仕事は、TPP加盟の「ヤラセ」をすることにあったわけだ。 他のことはどうでも良かったと、橋下が自分でそう言っている。 「学校に新聞を」なんて言ってて、本当に大丈夫か? 子供の頭おかしくなるな。 というわけで、ここ数日のことは整理できたと思う。 これだけ酷いと、みんなの頭もメチャクチャになるよな。 ホントに迷惑な話だ。 ----- では次、ポイント2について ----- 「小沢革命デモ」というのが行われたそうだ。 その投稿が出ているが、その板のコメントで、次の人のコメントを読んでみてほしい。 7・14「小沢革命」デモ*渋谷 いよいよ明日になりました 「国民の生活が第一。」の政治を実現する会 http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/861.html#c77 投稿者 愚民党 日時 2012 年 7 月 13 日 11:18:10: ogcGl0q1DMbpk >77 晴れ間 2012年7月15日 12:25:14 : FhUYgDFvAt2/E : bE8KsQq0jY 実はこの人は、「連合」の組合員で、7月12日に、次の投稿を出している。 政党と労働組合の新たな関係。小沢新党は、ユニオンの活動家を選挙の立候補者に加えよ。 http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/827.html 投稿者 晴れ間 日時 2012 年 7 月 12 日 16:56:29: FhUYgDFvAt2/E これが「革命」の欺瞞だ。 「小沢革命」なるものを煽り立てていたのは、小沢を追い出した民主党の支持母体である弱者のフリした「労働貴族」の「連合」だ。 これが事実だ。 「吸血装置」を押さえるために、小沢にも「保険」を掛け始めたのだろう。 俺もその板で少しコメントした(20と25)。 そのコメントにも書いたが、労働組合の推定組織率は18%程度だ。 100人未満の事業者では、1%あるかないかという程度だから、1%も実際にはないだろう。 そもそも「連合」とは、行政機関でもなければ、公共機関でもない。 ましてや、労働者や生活者の人権を保護する組織でもない。 「ではなんなのか?」 みんなに、改めて考えてみてほしい。 だから俺はここでは言わないことにする。 いわゆる第二自民党とは、民主党のことではない。 「連合」だ。 そんなばかな!と思うだろう。 誰もがそう思う。 だからそんなペテンをやってきた。 いずれわかると思うぞ。 新聞やテレビの従業員も、大半は「労働組合員」だよな。 ヒントを出し過ぎたかな? つまり、小沢人気を狙っている輩には、「橋下」一味の他に、新たに「連合」が出現したという事だ。 だから「革命の同士」のように言い寄ってきても、気をつけろということだ。 この危険を回避するために、小沢側は、「革命」という言葉を使わないことだ。 そもそも小沢は、革命と称して破壊活動や、処刑を行うことを目的としているのではないのだから、支援者側の方で、軽率に「革命」と言って煽り立てようとするようなことは、今後やめてもらいたい。 以上、2つのポイント 1 小沢と橋下の関係について 2 労働組合の動きについて のコメントをしてみた。 事実関係を誤認している人もかなりいるようだから、各々の生活や活動に役立ててほしい。 小沢支援者には、これからは、7月8日以前の何倍もの注意を払って、用心してほしい。 |