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野田首相は民主党全国幹事長会議で、党分裂を陳謝し結束を呼びかけた。執行部は消費税増税法案に反対した離党組を「国難からの逃避者」と述べた。議員の選挙区に原則として対抗馬を「刺客」を擁立する方針を示した。
「国民の生活が第一」の小沢代表らとの対決姿勢を明確にする意味合いだ。これに対し、地方側からは「有権者は民主党のビラを受け取ってくれないし、罵声を浴びせられる」とのボヤキがもれたという。また「地元で造反議員がヒーローのように扱われている。もっと厳正な処分をしてもらいたい」とも。
消費税増税への賛成が衆院選の公認条件とした発言を修正した野田の対応を問題視する声も出た。支離滅裂も甚だしい!結局、政治生命を懸けるのが恐くなったのだろう。これでは民主党内も「果たして、消費税を上げて良いのか?」という状態になって来ているのだ。野田も既得権益の走狗なって強気に出ていたが、最早、押さえられなくなってきている。
党内も不信が募るばかり。次は誰が離党するのか?疑心暗鬼の状態じゃん!さらに、増税法案に造反した鳩山由紀夫元首相を党首とする新党構想が浮上。鳩山は否定をしているが真相は定かではない。やっぱりねっ!ツーか、野田の如きチンピラに首相が務まる訳はない。
衆院選に向けて民主党が再分裂の様相を呈してきた。さらに、野田の怖れているのは官邸前での脱原発デモだ。これこそ掛け値なしの国民の声だ。原発再稼働反対の強い意志の表れだ。このまま推移すると、いずれ、原発問題だけでなく消費増税や年金問題までにも怒りの矛先が向き、全国的な運動になりかねない。事実、飛び火のように少人数だが全国で脱原発デモが起こっている。
労働組合や特定の政治団体が主催するデモなら放っておいても、マァ、形式的なものだから自然消滅するが、これでは誰も止められない。個の集まりなのだ。要は国民が納得しない限りこのデモは誰も終息させることができない。下手を打てば、アラブの春と同じように、サクラの春・紫陽花革命が実現してしまう勢いだ。
小沢は政権中枢で何十年も生きてきた。老練でありながら政治家の本分も忘れていない。要は国民目線だけは捨てなかったのだ。だから「国民の生活が第一」がドンピシャでもあり、ここで小沢は政治家としての集大成を飾ろうとしているのだ。小沢のことだから新党結成は、脱原発デモの動きを視野に入れてたはずだ。徐々に変わりつつある国民の意識や生活感覚を肌で感じていたのだ。その辺が野田とは役者が違う。案外、この脱原発デモが野田降ろしのキーワードになるのではないかしらん?
民自公も取り敢えず様子見の模様だが、野田の首すげ替えに動くしかなくなるのではないの?国民の力をナメてるととんでもない事態になることを忘れてはならない。私的には解散総選挙まで行くような気がする。トンチンカン野田はおろか、民主党全員が落選の道を辿ることになる。ソーなれば、民主党は消滅するんだぜぇ!ワイルドだぜぇ。
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