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何度でも聞く 野田が良くて小沢は悪者なのか 坊主憎けりゃの類 異常な小沢叩き報道
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2012/7/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
公約を全部捨て自公と野合したのをほめたたえ反増税脱原発を掲げた小沢新党を選挙目当てポピュリズムとぶっ叩くこの国の報道の歪んだ目
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いか。大メディアの小沢新党報道を見ていると、心底、こんなふうに思えてくる。
小沢一郎は11日、新党「国民の生活が第一」を立ち上げた。衆院37人、参院12人。衆院で統一会派を組んだ新党きづなの9人を加えると、総勢58人になる。これは大きな数だ。2009年に政権交代を果たした民主党は3年も経たずに瓦解し、政界は新たなうねりに巻き込まれていくことになる。
冷静、客観的に見て、これは“大きな政治的出来事”なのに大マスコミはどう書いたか。毎日新聞の社説が「うんざり」という言葉を使っていたのが象徴的だ。
◆異常で異様な大メディアの新党叩き
小沢の新党結成は4度目になる。だから――権力亡者のぶっ壊し屋がまたやった。選挙目当ての新党結成には辟易する――とこんな調子なのである。
政治解説者の篠原文也氏はこう言った。
「新党結成は4度目でも与党を割ったのは93年以来です。その意味で、今回の離党、新党立ち上げは19年ぶりの出来事なのです。与党にいると、権力という接着剤が求心力になる。だから、なかなか割れないのです。それを割るにはものすごいエネルギーがいるし、それは政界再編の起爆剤になる。93年の宮沢政権不信任、細川政権誕生のときも主役は小沢氏だった。それだけのパワーがある政治家は小沢氏くらいしかいないのです。増税のために手を結んだ民主、自民は偽りの2大政党制で、このままだと選挙になっても有権者に選択肢がない。民主主義のために政界再編は必然だし、その引き金を引くのは小沢新党になると思います」
それなのに、大マスコミは小沢新党をはぐれガラスのように扱っている。選挙目当てで反増税、脱原発を言い出しただけと決め付け、「ポピュリズム政治加速」(毎日)と書く。大メディアの見立てだと、今後の展望もないそうで、「小沢新党波高し」(朝日)、「描けぬ戦略」(読売)とケチョンケチョンだ。日経なんか、「長くて文章調 異例の党名」と、新党の名前にまで言及、嫌みったらしく書いていた。
もう慣れっこになっているとはいえ大メディアの小沢叩きは異常だ。その執念深さには改めて、驚かされるのだ。
◆大マスコミが何が何でも小沢をぶっ叩く理由
政治評論家の野上忠興氏は「私も坊主憎けりゃ……という言葉を思い浮かべました」とこう言った。
「だって、公約破りの上に、一体改革を棚上げして、増税だけ先行させる消費税引き上げには国民の6割が反対しているんですよ。脱原発にいたっては7、8割が賛成です。しかし、そうした国民の声を具現化する政党がない。だから、小沢新党なのに、なぜここまでネガティブ報道になるのか。理由はひとつで、小沢氏が代表だからですよ。まさに坊主憎けりゃ……で、小沢氏のやることはどんなに理にかなっていても否定する。政策も、政治的行動も、発言も何から何までケチをつける。その理由もよく分かります。一度、自分たちが小沢=悪の評価を下してしまったからです。だから、もう修正が利かない。その言動がどんなに正しくても悪は悪だと叩き続けるしかないのです。本当に今のメディアは狭量だと思いますね。そうした報道姿勢が新聞離れを招いているのに気づかない。自分で自分の首を絞めているような気がします」
さて、こう書くと、大マスコミは決まって、こんなふうに反論するのだ。
「それじゃあ、毎年1兆円ずつ伸びる社会保障をどうするんだ」「増税をしないと言うなら、財源を示せ」「小沢だって、過去に消費増税の旗を振ってきたじゃないか」
彼らにかかると、「小沢こそが大ボラ吹き」になるのだが、論点のすり替えもいいところだ。小沢は消費増税が絶対ダメだと言っているわけではないゾ。国民をだまし討ちするようなやり方は「認められない」と言っているわけで、新党旗揚げの時も言葉を選んでこう言っている。
「(野田政権は)官僚のもくろみ通り、国民との約束をホゴにして消費増税法案の採決を強行した。政権交代当時の民主党ではなくなった。一体改革に名を借りた増税法案を撤回させるべく行動する」
“ペテン増税法案”は「許さない」ということだ。
◆野田首相はシロアリ退治をいつしたのか
財源問題にしても、小沢が問題にしているのは手続きだ。政権交代後、たった半年で野田は増税、増税と言い出した。予算を組み替えたわけでもなく、シロアリ退治もしていない。それでもさっさとあきらめた。正確に言うと、「あきらめた」のではなく、財務官僚に屈したのである。あとは一体改革という詭弁を弄し、ギリシャ危機を悪用し、最後は選挙で戦った自民にひれ伏し、増税強行の錯乱政治。
小沢は、こうしたやり方が「許されない」と言っているのであって、この一点においては、誰が何と言おうと小沢が正しい。野田が「違う」と言うなら、増税の必要性を国民に説き、堂々と選挙で信を問えばいい。「決められる政治のために自民党と組みます」と言えばいい。選挙から逃げ回っているくせに、「正義漢ヅラするな!」である。
◆国民の怒りを受け止めるのは小沢新党
元民主党参院議員で小沢の知恵袋といわれた平野貞夫氏は読売新聞のインタビューでこう言っていた。
「小沢という政治家は竹下内閣で官房副長官を務め、消費税を導入した中心人物だ。消費税は日本の租税制度を背負う。小沢氏にとって、消費税制度は非常に大事にしないといけないものだ。小沢氏は消費税に国民の信頼をどう与えるかを一番考えている」
こんな増税を認めたら最後、二度と国民は政治を信頼しなくなる。景気が悪いということもあるが、それよりもこっちだ。だから、この増税はダメなのだ。
それなのに、大マスコミは小沢の変節を書き立てる。つくづく異常で狂っている。
「消費税に対して国民の信頼を失ったらとんでもないことになる。それを小沢は言っているわけですよ。ところが、大マスコミは過去の言動と矛盾していると言う。そう言う方がおかしいのであって、もう報道はムチャクチャです」(平野貞夫氏=前出)
その大マスコミは首相官邸前で毎週、開かれている脱原発デモも積極的に報じようとしない。しかし、そこに行けば、どれだけの人が集まり、現政権に怒っているかが分かる。その怒りを誰が受け止めるのか。大マスコミは小沢新党の行方を「展望なし」と書いているが、本当にそうか? その割には毎日、紙面を割いてネガティブ報道をするものだ。つまり関心があるのに目の敵にする。国民の怒りと、その受け皿になる小沢新党の広がりに、あえて目をつぶり耳をふさいでいるのは野田と大メディアの方である。
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