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2012年7月13日 (金)
「国民第一」は統一戦線300候補者擁立を急げ
2009年から2012年の政治を振り返っておくことが重要だ。
2009年8月総選挙で民主党が圧勝した。
その結果として、主権者国民の力と選択による政権交代が実現した。
民主党を大躍進させた最大の功労者は小沢一郎氏であり、小沢氏からバトンを引き継いだ鳩山由紀夫氏が政権交代を最後に牽引した。
2006年に小沢氏が民主党代表に就任したとき、民主党は解党の危機に直面していた。岡田克也氏、前原誠司氏が代表を務めた民主党は国政選挙に大敗し、国会運営でも大失策を重ねて危機に陥ったのだ。
小沢−鳩山ラインが実現した政権交代の果実だけを奪い、その功労者を追放したのがいまの民主党執行部である。
野田佳彦、岡田克也、前原誠司、枝野幸男、玄葉光一郎、仙谷由人、菅直人、渡部恒三、藤井裕久、安住淳、古川元久などの面々は、人としての道を踏み外している。
2009年総選挙に際して、民主党は「シロアリ増税」を絶対にやらないと確約した。
改めて2009年の野田・岡田「天下り決死隊」発言を確認しておいていただきたい。
野田佳彦氏2009年7月14日国会の
「シロアリ退治しない政権は不信任」演説
岡田克也氏2009年8月11日街頭の
「マニフェストは絶対に実行する」演説
国会で、「国民の生活が第一」の森ゆう子議員、三宅雪子議員が相次いでこの「シロアリ演説」を取り上げて野田佳彦氏を追及した。
衆院予算委員会委員長の中井洽氏はこの映像をまだ見たことがないのだろう。質問者の三宅議員に、2009年8月の大阪街頭演説とは何かを説明するように求めたが、当事者の野田佳彦氏はよく認識していて、中井委員長の横やりを制して答弁に立った。
野田氏の発言の核心は次の部分にある。
国会質疑では放送を視聴している国民に分かるように、質問者が野田発言を読み上げると分かり易くなる。
「消費税5%分の皆さんの税金に、天下り法人がぶら下がっている。シロアリがたかっているんです。それなのに、シロアリを退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?
消費税の税収が二十兆円になるなら、また、シロアリがたかるかもしれません。鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。
シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。」
これが「野田シロアリ演説」の核心部分だ。
シロアリ退治をしないで消費増税をしても、その税収がまたシロアリのエサになってしまうことを野田氏は訴えた。
シロアリ退治とは天下りとわたりの根絶を指す。
財務省が消費増税を実行しようと血眼になっているのは、財政逼迫で、官僚利権の財源が枯渇することを恐れているからだ。
消費増税はシロアリのエサ代確保を目的とする政策なのである。
そこで野田氏が提案している消費増税を「シロアリ増税」と呼んでいるのだ。
話が脇にそれた。本題に戻す。
2009年8月選挙に際して、「主権者国民勢力」による政権樹立を恐れる「米官業利権複合体」勢力は、反自民票が小鳩民主に集中することを阻止しようとした。
そのために創設されたのが「みんなの党」である。
対米隷属・弱肉強食をベースに置く、小泉竹中政治の流れを引く政治勢力を創設して、反自民票を分断しようとした。
この新党創設のために「CHANGE」というテレビドラマまで制作された。
2009年8月総選挙では、民主党が大勝したため、米官業利権複合体の目論見は達成されなかったが、その後は、民主党内利権複合体勢力による党内クーデターが画策され、2010年6月に挙行された。
その延長上で、今回、民主党の本来の正統勢力が新党として追放されたのである。
次の総選挙では、どの政党が民自公大政翼賛談合野合勢力に対抗する勢力になるのかが焦点になる。
米官業トライアングルは、小沢新党に反民自公票が集中しないように、「大阪維新」を全面支援している。
どう見ても充実した内容があるとは思えない橋下徹氏をメディアが異常に持ち上げるのは、こうした背景を抜きに理解することができない。
頻繁にテレビが紹介するから脚光を浴びているだけで、脚光を浴びることがあるからテレビが頻繁に紹介しているわけではない。
橋下徹氏の裏側にはアメリカが控えている。裏の勢力の顔ぶれを見れば一目瞭然だ。
この点については、『国家は有罪(えんざい)をこうして創る』(祥伝社)に詳しいので、ぜひご一読賜りたい。
繰り返しになるが、「国民の生活が第一」は、基本政策を共有できる勢力と統一戦線を構築し、この統一戦線で全国300選挙区への候補者擁立を実行するべきだ。もちろん、衆院過半数の議席確保を目指すべきである。
米官業トライアングル勢力との連携は、2010年民主党内クーデターのような政変を招く原因となる。
「大阪維新」勢力を信頼できない勢力として警戒することが肝要である。
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