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野田“シロアリ退治”と同格の大失言“公認しない!” 増税法案成立に暗雲か
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/0a8984f027338c195bba44a10f80228d
2012年07月13日 世相を斬る あいば達也
面白くなってきた。野田が衆議院予算委員会で大ドジ発言をやらかした。予算委員会での発言は公式記録に残る。逃げも隠れも出来ない、超大失言である。以前の総理であれば、この失言で辞任するのは当然なのに、記者会見や両院議員総会で、言いわけ三昧。党内での言い訳で、予算委員会における公式発言は訂正のしようもない。野党自民の茂木敏充は前原政調会長のマニュフェスト成果を主張するプロパガンダ言い訳集に関連した質疑において、「(消費増税は)国民生活に直結するテーマ。約束として、次期民主党マニュフェストに明記する。明記する以上、それに賛同できない議員の党公認は基準から外れる」と発言。
茂木の怒りが野田に乗り移り、野田も興奮。決められる政治の見本になるかと思ったのか、これ以上の造反(正当な主張だが)を出さないつもりか、ヤバイ発言をしてしまった。NHK等テレビ各局は、面白可笑しく、この野田発言を取り上げていたが、新聞各社はさり気なく触れるだけになっている。記者クラブの自主規制報道がなされた模様だ。経団連も橋下もあらゆるマスメディアも、俺を高く評価していると調子に乗って、序だから鳩山に警告する高揚した気分だったかもしれない。
この野田の“大失言”に鳩山が乗じるかどうかも注目だが、川内博史の発言を聞く限り、鳩山グループは、この野田の親分への挑発発言を見逃すつもりと思われる。この辺りを観察すると、鳩山グループの消費税反対姿勢も党内ポーズと云う疑念を感じざるを得ない。普通、衆議院予算委員会での公式質疑中に、「オマエら、俺の言う事聞かないなら、公認しないぞ!」と脅されたわけで、それでもグタグタ党内に残るとなると、1割だった鳩山グループへの疑念が5割に増強されてしまった感がある。
この発言で、鳩山グループが輿石に対して、野田代表の責任を追及、離党も辞さずと出られたら、野田の総辞職まで視野に入る。これだけの侮辱発言をされても、金持ち喧嘩せずと云う態度を取るようだと、先は推して知るべしと云うことになりそうだ。やはり、鳩山は信用できない政治家かもしれない。ただ、筆者は個人的に、鳩山の最後の誠実さに、僅かな期待も捨ててはいない。その辺は、正直微妙だ。敵失のようなものだが、国民の危機に、情実で動くのは総理までやった男の取るべき道ではないと思う。良い子ぶらずに、権力闘争に正面から対峙して欲しいものである。
永田町では、根強く“鳩山新党”の噂が消えない。鳩山の事務所は事実無根だと鳩山は言っている、と伝聞情報に終始している。鳩山は、民主党内で頑張るだけ頑張るといっているのだから、現時点で「実は考えているんだよ」等と発言する筈もない。「私は党の中で行動する。小沢氏は党を出て行動する。その違いがある」と実現不可能な行動理念を語る鳩山なのだが、頑張った結果、増税法案通過の時、どうするかは留保していると云うことだ。或る意味で、川内のいい加減発言は、逆に腹は決まっている、と云う意味あいがあるのかもしれない。
野田の大チョンボ発言に、はらわたが煮えくりかえる思いの輿石幹事長だが、痩せても枯れても幹事長、ギリギリのオトボケで乗り切ろうとしている。野田本人は、両院議員総会(党員資格停止議員も傍聴可)で重大失言を、内輪の会合で己の大失言を「誤解を生む状況になった。公認候補は私だけでなく、幹事長や県連の意向も踏まえ、適正に判断する」と糊塗したが、衆議院予算委員会における答弁は、議事録に載るのである。内輪で軌道修正しても、鳩山をコケにした発言が消える筈もない。予算委員会で、公式発言としてコケにされた鳩山が動かないとなると、相当怪しい行動と言えるだろう。 *仙谷、前原も“超ヤバイ”と感じたのだろう、以下のような発言を繰り出した。直接は関係ないようだが、民主党の有象無象議員を懐柔するすり替え発言とも受け取れる。
≪ 消費税10%超は公約せず=民主・前原氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012071201029
民主党の前原誠司政調会長は12日の記者会見で、2015年10月に10%への引き上げを想定する消費税率について「次の(衆院任期の)4年間でさら消費税を上げることをマニフェスト(政権公約)に書くつもりはない」と述べ、次期衆院選ではさらなる増税は公約しないことを明言した。 前原氏 は「これからは景気対策、経済成長、デフレ脱却、円高対策、行政改革をやり続けないといけない」と強調。消費増税法案をめぐる自民、公明両党との修正合意で棚上げされた最低保障年金や年金完全一元化については「当然書くことになる」と、前回衆院選の公約を踏襲する考えを示した。≫(時事通信)
なんてことはない、この前原が苦境に陥り、地元支持者から猛烈な突き上げを受けている有象無象民主党議員らに「マニュフェスト堅持、嘘をつく方法」のアンチョコを巡り、茂木が激昂したのに徴発され、野田も激昂したわけで、そもそもの元凶は前原誠司にある。産経がその辺を詳しく報じている。
≪民主党マニフェスト、なお重い十字架 内部文書に自民・茂木氏は激怒「子供にもばれるようなウソをつくな!」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120712/plc12071223030024-n1.htm
消費税増税反対派が大量離脱し、身軽になった民主党だが、先の衆院選マニフェスト(政権公約)はなお「重い十字架」としてのしかかっている。「マニフェスト違反」への批判をかわそうと、撤回した政策まで内部資料では「取り組み中」と釈明。これを知った自民党は態度を硬化させており、社会保障・税一 体改革法案の行方にも暗い影を落とす。(桑原雄尚)
「国民への説明用として『政権交代の成果と課題』と題した資料が6月28日午後に民主 党所属議員全員に送られたが、とんでもないことが書いてある!」
12日の衆院予算委員会で、自民党の茂木敏充政調会長は怒りで顔を真っ赤 にさせた。
持ち出したのは、マニフェストの成果をアピールするため前原誠司政調会長名で作成した内部資料。「取り組み中」の政策として最低保障年金創設や後期高齢者医療制度廃止を掲げ「関連法案を国会提出」などと明記していた。
一体改革をめぐる民主、自民、公明の3党合意 により、これらは有識者による「社会保障制度改革国民会議」に議論を棚上げしたはず。従来方針を進めているような記述は合意に反する。茂木氏は「明らかに詭弁(きべん)だ。文書を撤回、回収してほしい」と求めた。
野田佳彦首相は低姿勢ながらも「それぞれ公党が機関紙で独自の固有の考え方を鮮明にしている。大きな間違いやウソがあるならば対応しなければならないが、そこはぜひご理解いただきたい」と突っぱねた。これ以上譲歩すれば、党内の離党予備軍をつなぎ留めることができないと考えたようだ。
だが、茂木氏は政策・法案修正協議の自民党の責任者を務めてきただけに怒りは収まらない。しかもカウンターパートである前原氏に3党合意を否定されたとあってはメンツは丸つぶれとなる。
茂木氏は同じ資料に撤回した高速道路無料化や揮発油税暫定税率廃止まで「取り組み中」と明記されていることを指摘。「こんな子供にもばれるようなウソはよくない。これも事実だと言うのか」と迫った。さすがに首相も困惑した表情でこう釈明した。「つぶさに見ていなかった…」
ことは委員会審議だけでは収まらなかった。自民党の谷垣禎一総裁は「3党合意の基礎が完全におかしくなれば、その合意には縛られなくなる」と断じ、このままでは3党合意を撤回せざるを得ないとの考えを強調した。問題はまだ尾を引く可能性が十分ある。≫(産経新聞)
どういうわけか、この調子だとマスメディアの申し合わせた小沢新党「国民の生活が第一」への“貶めプロパガンダ報道”の効果が発揮される前に、自らズッコケる勢いの野田民主党政権だ。敢えて、マスメディアの新党「国民の生活が第一」に対する揶揄誹謗中傷報道に反論するつもりはない。結果は、総選挙で証明できるわけで、此処で口角泡を飛ばしては、朝日、読売らと同格になってしまう。同じ土俵に上るだけ恥だともいえる。
まだまだ、消費増税法案がすんなり成立する雲行きだとは言えないようだ。まだひと波乱、ふた波乱ありそうな予感だ。輿石にすれば、義務的に野田の顔を立てていると云うのに、あまりにお調子に乗る野田に対し、怒りすら感じているだろう。輿石はなんとか参議院も通過させ、責務を果たそうと云う矜持である。参議院審議で責務が宙に浮くような惨劇は一切期待していない。あろうことか小沢一郎に、自公から出される「野田不信任決議案」においては、是非協力仰ぎたいと意味不明な発言までしてしまう状況なのだ。輿石の願望としては、野田が自爆的に総辞職する状況が生まれないものか、と内心思っているような気がする。火種は前原誠司だね(笑)まだまだ、政局から眼は離せない。
最近、筆者は本業が多忙のため、今までのように、毎日更新は困難な状況になっている。極力執筆するつもりだが、飛び飛びになっても、日々の応援等々宜しくお願い申し上げたい。最近“人気ブログランキング”は新旧交代と云うか、ネトウヨ系の新人ブロガーが急激にランキング上昇と云う状況である。余程、内容が充実しているのだろうが、リベラルで小沢支持なブログにも健闘して貰いたいものである。組織的に云々と云う事ではなく、まぁまぁのコラムの時は、今まで同様のご支持を頂ければ幸いと思う。それでは今夜はこの辺で、オヤスミナサイ!
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