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石原慎太郎
「『負担付き寄付』ではない」という詐欺の準備?
日刊ゲンダイ
「乱暴というか拙速というか、粗雑だよな。民主党も支離滅裂。多分人気稼ぎなんだろうね」石原慎太郎東京都知事(79)が仏頂面だ。尖閣列島の国有化に音無しの構えだった野田内閣が突然「買う」と言いだしたことに猛反発。自分の頭ごなしに地権者と交渉を進めたことにも「野田は黙ってみていろ」とカンカンだった。
石原にすれば、「俺の手柄を横取りしようとするな」という気持ちなのだろうが、手柄を奪われると厄介な問題も生じかねない。
都が尖閣列島購入のために募っている寄付金の存在だ。都は石原の肝いりで4月末に「尖閣列島寄付金口座」を開設、既に9万819件,総額13億4146万円(7月9日現在)もの莫大なカネが寄せられている。
今のところ地権者側は国への売却に難色を示しているが、万が一、都に先駆けて国が尖閣列島を購入すると、巨額の寄付金が宙に浮いてしまう。返金しようにも「都の口座に直接振り込まれるケースも多く、寄付した全員の補足は困難」(知事本局・尖閣諸島寄付担当課長)というから、どうしようもない。
担当課長は「知事との信頼において集めたお金です。あくまで購入に使用することしか考えておりません。今後の経緯を見守って下さい」と最悪の事態を想定していないかのように振る舞うが、都の寄付金募集サイトにはずるい一文が盛り込まれている。
【この寄付金は『負担付きの寄付』として受けるものではありません】・・・・一体どんな意味を持つ文言なのか。地方行政に詳しい立正大学教授の金子勝氏はこう言った。
『負担付き寄付』とは、自治体が税金以外のお金を住民から集める場合、特定の目的に使うことを前提に認めたルールです。寄付金を担保するため、地方議会の議決を要する、と地方自治法は定めています。
目的を失えば寄付は無効で返還の義務がありますが、逆に負担付き寄付でなければ、お構いなし。
寄付金を別の目的に流用しても、法的には咎められません。今回の寄付は『俺が集めたカネをどう使おうが俺の勝手だ』と、石原知事に解釈されてしまう恐れがあるのです」今から流用の布石を打っているなんてまるで『詐欺まがい』だ。尖閣購入が果たせなかった場合、石原は寄付金をどうする気なのか。
AIJの浅川社長のようにだますつもりはなかった、と開き直るのか?
。
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