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野田最悪首相8月中に立ち往生 小沢新党で消費増税は廃案 チンピラ大臣安住、玄葉、枝野、仙谷、前原は全員落選する9月総選挙
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2012/7/11 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
いよいよ小沢新党が、きょう(11日)正式にスタートする。総勢49人。衆院では野党第2党、参院は野党第3党である。
9月8日の国会会期末まで残り2カ月。この先、真夏の政局はどう進むのか。
民・自・公の3党は、遅くとも8月中旬までに“消費増税法案”を成立させることで一致している。だから、きょうから始まる参院の法案審議は、出来レースみたいなものだ。
しかし、民主党と自民党の“蜜月”はそこまで。消費増税法案が成立したら、政局が一気に動き出すのは間違いない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「消費増税法案が成立したと同時に、自民党は“倒閣”にカジを切るはずです。8月下旬に、衆院で内閣不信任案、参院で問責決議案を矢継ぎ早に提出すると思う。さもないと、党内がもたない。熱心な自民党支持者ほど、民主党に協力する谷垣執行部にカンカンになっているからです。『いつまで民主党と一緒にやるつもりだ』『不信任案を出せ』と不満を強めている。それ以上に、100人近くいる落選中の議員が強く解散を求めている。彼らは『早く解散に追い込め』と怒り心頭です。谷垣総裁は、彼らの“圧力”に抗し切れないでしょう」
谷垣にしても、この国会で解散に追い込めなかったら、9月の総裁選で再選されず、クビになるのは分かっているから、勝負に打って出るしかない。赤字国債を発行するための「特例公債法案」への賛成と引き換えに、解散を迫るはずだ。
◆「解散して信を問え」という声が噴出する
少しでも解散・総選挙を先送りしたい野田民主党は、「倒閣」の動きを封じ込めようと、いまから焦りまくっている。
前原政調会長は「秋に臨時国会を開いて景気対策を実施し、国民に信を問う環境をつくっていくべきだ」と、記者会見で発言。自民党に対して「10月に解散するから、待って欲しい」と露骨に懇願している。
「首相周辺は、なんとか連立を組めないか、自民党の長老に必死に働きかけています。連立してしまえば、不信任案や問責決議案を提出される心配もなくなり、来年8月の衆院議員の任期いっぱいまで政権は安泰ですからね」(民主党関係者)
しかし、どんな悪あがきをしようがムダというものだ。野田内閣が8月中に追い込まれるのは、避けられない。
「消費増税法案が成立したら、国民から一斉に『解散して信を問え』という声が噴き上がるのは確実です。8月のお盆に国会議員が地元に帰ったら、解散ムードも一気に強まる。解散風は止まらないでしょう。なにより、たとえ自民党が不信任案や問責決議案の提出に二の足を踏んでも、『小沢新党』が野党をまとめて提出するはず。消費増税法案が成立した後では、自民党も反対する理由が見つからず、賛成するしかない。問責決議案は確実に通るし、不信任案も民主党から造反が出て成立してもおかしくない。野田首相は立ち往生するはずです」(政治評論家・山口朝雄氏)
無能なくせに「決められない政治からの脱却」などとエラソーなことを口にしてきたドジョウ首相は、8月下旬、解散・総選挙に追い詰められることになる。
◆民主党は250議席から50議席へ転落
解散・総選挙になったら、民主党が歴史的な大敗北を喫するのは明らかだ。
首相側近は、小沢新党のことを「みんな、先がないのによく出ていくよ。次の選挙で8割は落選する」と冷笑したそうだが、8割が落選するのは、民主党の方だ。政治評論家の森田実氏は「現有議席249の約2割しか当選しない。小選挙区で25議席、比例区で25議席、合わせて50議席の大惨敗」と予測していた。
「これだけ期待を裏切られたら、誰も民主党に票を入れませんよ。世論調査でも、比例区の投票先は〈自民22%、民主14%〉と国民が愛想を尽かした自民党より低い。民主党議員は、風だけで当選してきたのに、逆風が吹いたら軒並み落選でしょう。そもそも民主党に、選挙を仕切れる議員がいるのか。07年参院選、09年衆院選で圧勝したのは“選挙のプロ”である小沢一郎が指揮を執ったからですよ。小沢がいなくなったら、選挙を分かっている議員はひとりもいない。大敗するのは目に見えています」(政治評論家・本澤二郎氏)
小沢を追放し、ふんぞり返っているチンピラ大臣の安住財務相や玄葉外相、仙谷由人や前原誠司といった連中も、全員、討ち死にして不思議じゃない。かつて自民党の大物議員が、思わぬ落選に泣いたものだ。「消費税アップ」と「原発再稼働」を推し進めた大物議員に、逆風が集中するはずである。
野田首相が率いる「松下政経塾内閣」は、平気な顔をして悪政を強行してきたが、自業自得、選挙後、雲散霧消の運命が待っている。
◆「小沢新党」が政権復帰する可能性
真夏の8月政局は、日本の政治と、国民生活の行方を決める重大なものになるだろう。
国民が民主党に鉄槌を下して大敗させ、「小沢新党」を政権に復帰させれば、国民の60%が反対している「消費増税法案」も廃案にできる。国民の70%が望む「脱原発」も進むだろう。
「小沢さんは、第三極をまとめ、地域政党で選挙協力する“オリーブの木”のような形を想定しているようです。北海道は鈴木宗男が率いる『新党大地』、名古屋は河村たかしの『減税日本』、大阪は橋下徹の『大阪維新の会』……と、選挙区をすみ分けて戦い、選挙後に連立政権を組む戦略です。みんなの党とも協力する。オリーブの木を成功させられれば、小沢新党は30議席でも十分政権に復帰できる。過去、小沢さんは、当選は不可能とみられてきた難しい選挙をいくつも引っくり返してきた。30議席程度なら簡単でしょう。実際、小沢新党に加わった1年生議員が『増税の前にやるべきことがある』という幟(のぼり)を立てて街頭演説をすると『応援しているぞ』と、次々に声を掛けられている。第三極は、消費増税反対だけでなく“脱原発”でも政策が一致している。無党派層の圧倒的な支持を得るはずです」(鈴木哲夫氏=前出)
国民を見下している「政経塾」出身の連中に、これ以上、デカイ顔をさせてはいけない。この夏は、もう一度、国民の手に政治を取り戻すチャンスとなるはずだ。
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