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小沢離党で野田民主党暴走始まる とにかく野田政権は国民生活を破壊
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2012/7/10 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
これは一体、何なのだ!?そう叫びたくなるのが、野田政権の暴走だ。小沢元代表の離党から1週間しかたたないのに、というか、小沢が出ていった瞬間に「待ってました」でやりたい放題。デタラメ政治をエスカレートさせている。
新聞をめくれば、毎日、集団的自衛権の見直しやPKO5原則の再考、尖閣国有化やTPPの話題が出てくる。消費税で味をしめた民・自・公大連立で、これまで国論を二分してきた「積年の課題」を次から次へと片づける腹づもりなのである。
米海兵隊の欠陥輸送機「オスプレイ」の配備なんかもヒドイものだ。玄葉外相は「日本の防衛に貢献する」とか言ったが、この欠陥ヘリは、80年代の試作機から墜落事故が頻発。米兵ら30人以上を死なせ、「ウイドーメーカー」(未亡人製造機)なんてヤユされている。そんな“殺人マシン”を日本の上空で飛ばそうというのだから、トチ狂っている。
それに加えて、野田ドジョウはカネも出す。オバマが足を突っ込んで抜け出せなくなった泥沼アフガンの支援のため、2015年までに2400億円の拠出金を出すことを約束した。こうして、米国ヘーコラを加速化させる一方で、「尖閣諸島の国有化」だから、東アジアはどう思うか。
中国の新華社通信は、「中日関係の大局や地域の安定に影響し、最終的には日本自身の利益も損なうだろう」と警告。韓国の東亜日報も「軍事力強化、右傾化の本心現れる」と断じている。
◆ドジョウの皮の下は右翼タカ派の改憲主義者
それでも野田はお構いなし。尖閣は人気取りになるし、自民党も反対できないと思っているからだ。もちろん、米国にも歓迎されて、政権を支えてもらえるという算段。個利個略で近隣諸国を刺激し、軍事強化、右傾化に突き進んでいるのである。元外交官で評論家の天木直人氏はこう言った。
「野田首相はもともと、松下政経塾出身で、父親が自衛隊員の右翼タカ派です。低姿勢な庶民派を気取ってきたが、隠していたものが一気に表に出てきましたね。とりわけ、小沢氏を切り捨てると決めてから、急激にその本性をムキ出しにし始めました。ドジョウの皮を脱ぎ捨てた野田首相が、この先、何をやってきても不思議ではありません」
野田が議長を務める「国家戦略会議フロンティア分科会」は、集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈について、見直しを検討するよう提言した。3党談合の翼賛体制がスタートすれば、間違いなく改憲まで突き進む。この政権は、だから潰さなければダメなのだ。
◆小沢新党は談合翼賛体制へのアンチテーゼだ
大メディアは相変わらず、小沢に冷たいが、国民は新党の役割をよく考えることだ。民・自・公の談合翼賛体制が好き勝手を始めた時、ダレが歯止めになるのか。野田の暴走に対するアンチテーゼが、小沢新党なのである。大マスコミは「選挙目当てだ」「延命策だ」と書き立てているが、断じて違う。もっと言えば、「選挙目当て」だっていいじゃないか。民主主義の「最後の砦」なのである。
「首相の言う『挙国一致』『決められる政治』とは、数にモノを言わせる翼賛政治のことです。一方の小沢氏は、そうした数の暴力を阻止し、『国民生活が第一』を訴える。どちらがマトモかは明らかです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏)
小沢が対米自立を主張し、この国を本当の意味での独立国にしようとしていることも、私利私欲でないことの表れだ。
元外務省国際情報局長で作家の孫崎享氏が言う。
「米国は、対米追随路線からの脱却を訴えた鳩山政権を潰しにかかった。すると菅政権は米国ベッタリに豹変し、それを露骨に加速させているのが野田政権です。戦後の日本政治を見れば、米国ベッタリの政権ほど長続きするのがハッキリ分かる。しかし、これでは歴代の自民党政権と変わらない。案の定、2党は手を組もうとしています。小沢新党はそのアンチテーゼなのです。自主独立の外交、国造り、基盤となる国民主導がいかに大切か。国民はそれを知るべきです」
◆早くも聞こえる100万リストラの足音
野田政権をこれ以上のさばらせたら、国民生活はどうなるのか。こちらも考えてみることだ。消費増税だけでは恐らく済まない。待ち受けているのは、すさまじい負担増だ。
10月には地球温暖化対策税が導入されるし、来年1月には、所得税増税(給与所得控除に上限)、個人住民税増税(退職金の優遇廃止)、所得税の復興増税と、増税メニューがズラリだ。14年6月には個人住民税増税(給与所得控除に上限)、個人住民税の復興増税。加えて、14年4月の消費税8%、15年4月の消費税10%なのである。
まさに、負担増のフルコースだが、すでに深刻な事態は進行しつつある。前出の小林弥六氏がこう指摘するのだ。
「消費増税法案が衆院で可決した6月26日以降、不況の足音は早くも聞こえています。私の実感でも、小さな商店は客が入らずガラガラで、店主がボーッと外を眺めたり、店先に出てブラブラしている姿を見かけるようになりました。どの地域かによらず、日本中がそうなり始めているのです。早くも、倒産カウントダウンが始まったと言ってもいい。この先、数十万の商店が倒れ、百万単位の人がリストラ、失業の憂き目に遭うことになります。こんな政権を許していいのでしょうか」
◆世論無視、居直り政権の恐怖
さすがに、国民だって気付いている。毎週末の官邸デモに参加する市民は10万人規模にまで膨れ上がっているし、野田のお膝元の千葉・船橋でも、かつての支援者が「票を返せ!」と、怒りのデモを行っている。
しかし、何万人、何十万人が声を上げようとも、野田は聞く耳を持たない。
口先で「聞こえている」とは言うが、首相就任後、街頭に立った例はない。聞く意思がないのである。だから、この男は危険なのだ。
前出の孫崎享氏がこう警鐘を鳴らす。
「世論が望まないことを平気でやる。それも、きちんとした説明もなく、詭弁を並べて、『俺が決める』とばかりに次から次へと実行する。こんな暴力的な政権が、かつてあったでしょうか。本当に危険な首相だと思います。原発再稼働、公約無視の大増税、沖縄全県民が反対しているのに配備を強行するオスプレイ。これにTPPやPKO5原則の見直しが重なる。今の野田首相を見ていると、『どうせ長期政権は無理だから、やりたいことをやる』という居直りのようなものを感じる。余計に怖くなります」
このままでは国民生活は完膚なきまでに破壊される。それを阻止するためにも、選挙で民主党を叩き潰し、悪政を止めることが絶対必要なのだ。
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