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2012/07/10 02:24
仕事が忙しくなってくると、このブログの更新が滞ってしまう。毎回、このことの繰り返しだ。親がすごい資産家で、巨額の遺産なんぞが入っていたら、生活の心配をすることもなく、毎日、すごい勢いで更新するのになあ、と夢想するが、あいにく我が一族は皆が皆、典型的なプロレタリアート。したがって、腰痛、膝痛に耐えながら、50の半ばに達しても肉体労働に従事しなければ、食っていける道はない。
愚痴めいたことを書いてしまった。我が身の不遇なんぞは、天下国家とは何の関係もない。言いたいのは、時間がないということだ。反原発を結集軸に、広範な日本人がはじめて、組織や運動体に引きずられることがない自主的な行動にたちあがりつつあるときに、わが糊口を凌ぐことのみに時間を使わなければならない。デモにも集会にも行ける境遇にないのなら、せめて、ブログの更新だけでも頻繁に行いたいのだがそれすらも・・。
完全な愚痴になってしまったので、ここらで話を変えることにする。
今日のNHKニュース、9時のやつ。キャスターの大越某が「世論の反応は小沢新党に対して冷ややかでした」と、冷ややかな顔を殊更につくって言った。自分にはその「冷ややかさ」が、この御用キャスターの「本質」を象徴しているように思えた。いったいに、権力に阿(おもね)り、あるいは権力を志向するようなヤカラは、ゾッとするような「冷たさ」を内包しているものだ。
某東京都知事がそうだろう。彼の言い放ってきた無数の差別発言の根底には、秋霜のような民衆への「冷たさ」がある。そして、野田首相もそうだ。6・29の官邸前抗議行動には「大きな音だね」。7・6には「いろんな声が届いています」。60年安保当時の岸信介首相が、国会を包囲した10万のデモ隊に対し、後楽園球場に集まった観衆5万人を例にとり、「私には『声なき声』が聞こえる」と言い放ったことと、あまりに酷似していないだろうか。
「色々な声が届いている」ということは、大飯原発の再稼動に対し、賛辞の声も寄せられているんだと言いたいのだろう。再稼動を喜ぶ者は、関電と利害が一致している者に他ならない。そんな者の薄汚い賛辞に寄りかかるほど、政権自体が薄汚れてしまっているのだ。「日常に戻れて安堵しました」という現地住民の声をきいて、自分は激しく混乱した。安堵とは何か。安心とは何か。安全とは何か。福島の、故郷を奪われた人達の無念が、なぜ、この人達に届かないのか。
それは、既にこの人達が関電との運命共同体になりきってしまったということのあらわれなのだろう。たしかに、原発がなければ成り立たない環境に生きてきた、いや、生かされてきた。にっちもさっちもいかない、後戻りのできない、泥沼のような関係を持たされてきた。ある意味、被害者のひとりかもしれない。しかし、再稼動を支持し、賛美し、持ち上げる今現在の言動は、到底、認めることはできないのだ。
結構、アルコールが入っているせいか、文章がとりとめのないものになってきた。よくいるだろう。酒席で、いつもより多弁になって、周囲の迷惑も顧みず、我説を大声で述べ立てる酔っ払いが。そんな感じになりつつある。すでに、最初に自分が何を言いたかったのか、見失っているという自覚がある。さてさて、どうしたものか。そうそう、大越某の「冷ややか」さから脱線したのだったな。
世論が冷ややかだと、あの御用キャスターが言った根拠は、NHKが行った「世論調査」によるもの。小沢新党に期待するかどうか。期待する13%、期待しない83%。まあ、他の大メディアの世論調査と似たり寄ったりだ。横並びが大好きな大メディアは、どこかが突出して「違う結果」が出ることを異常に嫌うはず。しかし、いまどき固定電話を持った、たかだか1000人かそこらから聞いた結果を「世論」とは、よくも言えるものだ。
大メディアは、小沢氏らの離党を「理念なき船出」「最後の悪あがき」と徹底的にこきおろした。尾羽打ち枯らしてこぼれ落ちた、みじめな「はぐれ集団」か、「瀬戸際外交」で生き残ろうとする北朝鮮ののような悪イメージを植えつけようとした。
しかし、日を追って、小沢氏よりも、野田首相のほうが、追い詰められてきていることが露(あらわ)になってきている。
民主党"離党予備軍"50人 小沢新党勢力拡大 (日刊ゲンダイ 7/9)
国会はきょう(9日)の衆院予算委員会から、小沢グループの新会派「国民の生活が第一」が本格始動。全ての委員会で理事ポストを獲得し、野田民主党に揺さぶりをかける。
11日には、いよいよ新党の設立総会。50人前後でのスタートとなるが、さらに人数が増えるのは間違いない。民主党内の“離党予備軍”は膨張しつづけ、離党者は最終的には100人規模に拡大しそうな状況なのだ。
◆鳩山たち残留組は野田批判議員の受け皿、参院から数人が遅れて合流
「まだ民主党を離党したいという人もいる」小沢一郎はきのうのNHK出演で、こう断言した。消費増税法案の衆院採決から10日以上経っても、民主党内のガタガタが収まらない。 それどころか、増税反対の残留組の結束は逆に強まり、鳩山元首相のグループを中心に衆院議員20人強が「消費税研究会」を発足。さらに福田衣里子衆院議員ら1回生13人も増税反対の勉強会を立ち上げた。党内の混乱拡大に小沢は、「今後も離党者が増える」という確信があるのだろう。
先週、離党届を提出した米長晴信参院議員は、当面、無所属で活動するものの、国会では小沢新党の会派に所属する。将来的には新党への合流も視野に入れているようだ。
「米長さんは山梨県選出で来夏の参院選の改選組。しかし、選挙区は民主党の輿石幹事長と表裏の関係ですから、やりにくいでしょうね。小沢新党に入って、衆院に鞍替えする可能性もあるんじゃないでしょうか」(民主党関係者)
他にも参院では、「消費増税法案の審議と採決の状況を見ながら離党のタイミングを計る」という議員が複数いる。少なくとも数人が、遅れて小沢新党に参加することになりそうだ。
鳩山たち民主党残留組も、いずれ離党する構えだ。「今はあえて民主党内に残った」(メンバーのひとり)といった方が正しい。当面は、民主党の中で反増税の声を強め、党内を引っかき回すつもりだという。野田にとっては、党外の小沢新党は「前門の虎」、党内の鳩山たちが「後門の狼」となるわけだ。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「鳩山グループが小沢グループ同様、採決直後に離党していたら、4、5人しか同調しなかったでしょう。しかし、党内に残ったことで、消費増税に納得できない中間派はもちろん、原発再稼働に反対する議員や、TPP反対など、野田執行部に批判的な議員の受け皿になれる。相当な数になる可能性があります。彼らは、次の総選挙では『民主党』の看板では戦わないでしょう。新党をつくり、選挙で小沢新党と連携することになるのではないか」
もはや民主党は、国民の支持を失った沈みゆく船だ。見切りをつける議員はまだまだ増える。 (日刊ゲンダイ)
さすがに「100人離党」はどうかと思うが、野田民主党を少数与党に追い込む情勢には、じゅうぶんになりつつあるのではないか。しかし、大メディアのように、今の現有議席ですべてを云々するのは、もはや「愚の骨頂」なのかもしれない。
今、やるべきことは、解散総選挙に持ち込み、民主、自民、公明、この民衆に違背する3党を壊滅させるか、最低でも泡沫政党に追い込むことだろう。「反増税、反原発」の旗を高く掲げれば、それは決して不可能事ではない。
とってつけたように急に福島を訪問したり、今まで無視してきた某都知事ご執心の「尖閣問題」にくちばしを入れたり、さすがの野田もそういう人気取りパフォーマンスに踏み切らざるを得ないほど、「民心の乖離」を自覚しているようだ。
しかし、時はすでに遅し。野田政権を黄泉に送る「葬送の歌」が、地の底から聞こえはじめている。
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