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アメリカでは頻繁に起きている竜巻が、日本でもよく発生するようになった。5日午後には青森県弘前市で竜巻が発生し、6棟が全壊している。5月のゴールデンウィークには茨城県内から栃木県内にかけて、異常な竜巻現象が起きた。
竜巻の本場であるアメリカでは、2011年は最悪の竜巻被害の年だったとされている。1600個以上の竜巻が発生し、550人が死亡、被害額は数千億ドルという。
特に5月22日にミズリー州を襲った竜巻は、過去60年間で最大だったという。幅1キロ以上で、時速320キロで回転しながら、160人以上の死者と数百人の負傷者を出し、何千もの家屋が全壊した。
アメリカでは竜巻は毎年4月、5月に集中しているという。竜巻は数分で発生するので、竜巻警報が早くに出れば逃げることはできる。警報から居住地域に竜巻が到達するまでの時間は現在は平均13分かかっており、それより早く警報が出せるように研究がされている。ただ、現状では竜巻が発生する州を予測できても、細かい地域までは特定できないという。
竜巻は、高速で回転する大気の渦で、積乱雲の底と地面をつなぐ部分に発生する。今のところ、未解明なのは次の2点だ。
(1)なぜ竜巻が発生するのか。
(2)竜巻ができる積乱雲とできない積乱雲があるのはなぜなのか。
竜巻はその名の通り「竜神」が暴れているようにも見えるが、真っ黒な竜巻が天に向かってクネクネと伸びている様は、超自然的な意志を感じさせる。天変地異というと真っ先に地震を想像するが、竜巻も天変地異の一つ。
天変地異には「為政者の徳が足りないために起こる」という思想は東洋では当たり前のものではある。民主党政権ができてから、日本で竜巻の被害が多発してきたと言ったら、言い過ぎだろうか。
日本で規模の大きい竜巻が発生するようになったことに対して、大川隆法・幸福の科学総裁は、近書『猛女対談――腹をくくって国を守れ』でこう述べている。
「私は象徴だと解釈していますよ。(中略)政局に大きな乱れが起きる予兆だと私は見ています。この程度のものが最終のはずはないので、まず、警告として出たものだと思われます。『ちょっとシグナルが出てきた』ということだと感じています」と述べている。
国民の半分以上が消費税増税に反対しているのに、政治生命をかけて増税法案を成立させようとしている野田首相の間違いを、「竜神」は指摘しているのかもしれない。(静)
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