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小沢新党はどうなる運命か それはうまく行くのか、前途多難なのかが関心事 追い詰められた野田はどうなのか
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2012/7/9 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
◆総選挙は9月、小沢新党の行方を専門筋はこう見る
大方の予想は小沢一郎最後のあがきという否定的な見方だが、冷静に見て狼狽し慌てふためいているのは野田政権側ではないのか
11日に発足する「小沢新党」のスタンスは鮮明だ。小沢一郎元民主党代表はきのう(8日)のNHK番組で、民主党への協力について「賛同しようにも、するものが見つからない」と拒絶。自民党との連携も「ない」と断言した。国民世論や国会審議をすっ飛ばして談合した政治家たちに、ハッキリと「ノー」を突き付けたのである。
これが小沢だ。ダメなモノはダメ。筋が通らないことはやらない。かたくなで潔い、直球勝負のスタイル。そこが剛腕といわれるゆえんだが、これだから私利私欲、個利個略でサバイバルしてきた連中から煙たがられる。うまく立ち回ることに精いっぱいという議員たちは、原理原則を重視するやり方に「ついていけない」となるのだ。
体制べったりの大新聞やテレビも小沢を嫌う。発足する新党にも否定的だ。小沢は、有権者との約束をほごにした野田首相にホトホト呆れ、「国民の生活が第一」の原点を忘れた民主党と決別した。にもかかわらず、「理念なき船出」と批判する。一方で、国民の暮らしを切り捨て、財務省の利権を死守した野田を「決められる政治に踏み出した」と持ち上げるのだ。理念を否定して利権を肯定する。マトモな感覚は通用しない。頭がおかしくなりそうな報道の雨あられである。
◆先読みできずに深い傷負った野田
もっとも国民は冷静だ。偏向報道に踊らされていない。
小沢新党も前途洋々だ。消費税に反対する経営者や地方議員が、出馬を希望して小沢の元に殺到しているという。小沢はNHK番組で「まだ民主党を離党したいという人がいる」と強調。「50人で船出できる」と話していたが、近づく選挙への備えは着々と進んでいる。50人はピークの数字ではないし、追い詰められているのも小沢ではない。崖っぷちに立たされているのは野田だ。
政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「野田首相は多くのことを読み違えています。小沢氏に同調して消費増税に反対する民主党議員の数を少なく見積もっていたし、法案成立のメドが立てば支持率も回復すると思っていた。都市部では消費増税やむなしの声が多いから、プラスに作用すると見込んでいたのです。さらにいえば、自民党からの圧力も甘く考えていた。その結果、最低保障年金や後期高齢者医療制度の廃止など、民主党の根幹政策で大幅譲歩する形にならざるを得なかったのです。野党の自民党と党内の小沢グループに突き上げられ、挟み撃ちになるのは、とうに分かっていたのに、いざそうなると軽傷でかわすことができなかった。効果的な対策が取れず、深い傷を負ったのです」
財務省にあっさり取り込まれるような男である。政治家としての資質も能力もないのだ。
◆いまさら「尖閣固有化」「福島訪問」の嫌らしさ
先週金曜日、首相官邸は原発の再稼働に反対する人たちに囲まれた。
3月から始まっている抗議行動の参加者は、毎週、膨らみ続けている。6日は警視庁調べでも2万1000人が集まった。1週間前と比べて4000人の増加である。大学教授や作家、作曲家、ジャーナリストなど著名人の参加も多い。国民の野田への怒りは本物である。
これほど大規模なデモは1960年の「日米安保闘争」以来という。当時の岸信介首相は退陣に追い込まれている。今回も国民が立ち上がった。「反原発」のうねりは首相のクビに迫り、反原発を掲げる小沢新党の背中を押す。抗議行動はドジョウの退陣まで続きそうだ。
狼狽(ろうばい)し、慌てふためいた野田は、なりふり構わぬパフォーマンスを始めている。これまで見向きもしなかった尖閣諸島の国有化に乗り出したり、今年1月から遠ざかっていた福島を視察したりと忙しい。
東京都が尖閣を買い取ると宣言した4月、慎太郎は野田に国有化するよう求めたが、ソッポを向かれたという。それが突然の心変わり。「国がやれ」との主張が通った格好になった慎太郎にも、「人気取り」とバッサリやられた。
「尖閣の国有化をぶち上げたり、福島を訪問したりというのは序の口。選挙までに、次から次へと人気取りをやりますよ。そうやって支持率を上げていこうという計算です」(政治評論家・有馬晴海氏)
◆総選挙の主役も「小沢新党」
むろん、ドジョウのパフォーマンスなど絵にならないし、効果もゼロだ。なにしろ退陣を迫っているのは国民だけではない。総裁選の前に解散・総選挙に持ち込みたい自民党の谷垣総裁、来年の衆参ダブル選を避けたい公明党からも激しく突き上げられている。今の野田は八方ふさがりだ。
「消費増税で3党合意が成立したのは、“早期の解散・総選挙”で握ったからです。でも、野田首相は一日でも長く政権を続けたい。それで、約束をすんなり履行しなくてもすむようなムードをつくってきたが、さすがにムリでしょう。8月解散、9月投開票は堅そうです。永田町では、1人でも議席の多い方が首相ポストを取り、少ない方は副総理として入閣、なんて話まで語られています」(有馬晴海氏=前出)
野田は自民党を1議席でも上回って首相を続ける腹づもりかも知れない。そうだとすれば、本当にオメデタイ。先が読めないにもほどがある。
選挙の主役は民主党でも自民党でもない。カギを握るのは新党だ。
「注目は、やはり小沢新党です。反増税、反原発で勢いがつけば、様子見だった連中も寄ってくる。国民新党を離れた寝業師の亀井静香も動きます。大阪維新の会や石原新党との間を取り持ち、第三極をまとめようと汗をかく。石原都知事は小沢嫌いを公言するが、50という数は魅力。政治は好き嫌いで進むわけではありません」(政界事情通)
野田は消え、小沢が浮上する。そのとき、永田町の風景も大きく変わるのだ。
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