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民意に背く民主党からの離党を勧める  徳山 勝 (olivenews) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/718.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 10 日 00:01:35: igsppGRN/E9PQ
 

民意に背く民主党からの離党を勧める
http://www.olivenews.net/news_30/newsdisp.php?n=129460
2012/07/09 18:15  徳山 勝


自分の考えや行動に自信があれば、他人が何と言おうが堂々と振舞うことができる。
だが、自信がない、或いは後ろめたいとなると、他人の目や批判を気にする。そして他人の批判に対して反論するか言い訳をする。時には逆に他人を批判する。おそらく誰もが一度は、そのような人の風上に置けない人物と接した経験があるだろう。

先週6日、都内某所で仙谷民主党政調会長代行が講演で、「今日の国民の生活を守った瞬間に、明日の国民の生活が倒れかねない状況で、『国民の生活が第一』と100回唱えようと、何の政治的解決にもならない」と、消費税増税関連法案に反対し新党結成を目指す小沢一郎氏を批判したのなどは、さしずめその範疇に入るものだ。国民のための消費税増税だとの信念があるなら、こういう発言はしないはずだ。

さらに言えば、26日衆議院で増税法案の採決直後の記者会見で、野田首相が、反対や棄権した民主党議員を、「党内のルールにのっとって厳正に処分する」と発言したのも、自らのやましさを隠すもの以外の何ものでもない。中世封建国家ならいざ知らず現代の民主国家で、国民との約束を破った者が、国民との約束を守る者を処分するなど、信じられないことだ。自民党小泉進次郎議員が民主党を嘲笑するのも肯ける。

小泉内閣の時、郵政民営化法案が造反議員により参議院では否決された。その時小泉首相は、誰一人造反議員を処分しなかった。処分したのは、「国民に聞く」と言って衆議院を解散し、総選挙の結果、再可決に必要な三分の二以上の議席を獲得し、民意を確認した後であった。一方、増税法案の採決前から「処分」を喚いた民主党。この違いは、民意を背にした者と、民意に背くやましさを隠す者との差だと言える。

菅内閣以後の民主党は、70年代の学生運動の落とし子とも言うべき仙谷氏が、執行部・内閣の中枢に係わっているからだろうか、鳩山内閣の「友愛」の精神を捨て、全共闘的「内ゲバ」体質に変化したように見える。菅直人氏は首相の座に就くや、議会制民主主義は「期限を限った独裁」とまで言い出した。その菅前首相より独裁的に権力を振り回すのが野田首相だ。野田首相の前で「民主」という文字が泣いている。

その独裁振りを示しているのは、何も消費税増税だけではない。TPP交渉への参加声明や大飯原発の再稼動決定も挙げられる。そして最優先で取り組むべき震災復興では、首相が権力を行使している姿が全く見えないのだ。野田首相は、民主国家における権力について、全く理解していないようだ。後述する8日NHK「日曜討論」での小沢氏の発言を聞けば、民主国家における権力の考えについて、二人の違いが分る。

増税反対議員を処分しただけで、民主党が「内ゲバ」体質だと言うのではない。両院議員総会開催の要求を握りつぶす。会議では採決をせずに「一任」を連発する。反対する者を「処分」と言って恫喝する。枚挙にいとまないほど、民主主義とはほど遠い事例が多すぎる。それでいて、外国人政治献金問題、非社会的団体との係わり、セクハラ発言など、菅・野田首相とその一派の不祥事には目をつぶる。その一方、前述のように後ろめたさを隠すために、個人をあからさまに批判する発言も多いのである。

これに比べ、NHK「日曜討論」での小沢氏の発言は堂々としており傾聴に値する。
NHK司会者の(小沢氏は)「政局中心。口の悪い人は権力闘争を最優先という」との質問に対し、「良い政策を実行するために権力闘争があり、政局がある」「国民から何のために権力を与えられているのか。国民のために良い政治をするために与えられている」と説いた。これこそが、主権在民・民主主義の真髄だろう。

小沢氏は、政治家としての理念・哲学を誰にでも分る言葉で明快に語った。そして、離党の理由を問われた時、「自民党政治ではいけないと言って、我々は政権に就いたのに、自民党と組んで増税だけをとにかく遮二無二通す」「もはや今の民主党は民主党でない。ですから、我々は本来の民主党の初心に立ち返って新しい党を作りたい」と語った。これを聞いて耳が痛い民主党議員は沢山いることだろう。


「今日の国民の生活を守れずして、明日の国民の生活がある訳がない」。それが分らない人が民主党の政調会長代行で、前述のような批判をする。明日の黄金百枚よりは今日のパン一切れだが、その黄金百枚の夢もなく、今日のパンを奪うというのが、税と社会保障一体改革の3党合意の中身なのである。民主党に残っている議員で、たとえ賛成票を投じたにしても、今からでも遅くない、民主党を離党することを勧める。

2012-7.08 小沢一郎氏 森本防衛大臣生出演-1
http://www.dailymotion.com/video/xs1g1r_2012-7-08-yyyyy-yyyyyyyyy-1_news


 

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コメント
 
01. どらみ 2012年7月10日 04:25:06 : TaxpTeHRktbIQ : 384mLCJ0q2
わたしの居住地の選挙区には民主党の1回当選議員(衆議院)がいる。消費増税法案には賛成したが、脱原発をずっと唱えてきたので、このまま野田執行部についていくと、次の選挙で(脱原発派の)支持者の大半がそっぽを向いてしまう。となると落選確実なので、政策秘書は、離党のタイミングを考えているといっていた。

同じような民主党議員が、全国にたくさんいるのではないか。野田内閣がやっていることは、明らかに民主党の主張を支持して前回の選挙で投票した人々の意向に反することで、野田らがどれだけいい訳をしようと、このままでは民主党候補者に票を入れる人はあまりいないだろう。選挙の時期が近づくにつれ、歯が抜けるように離党者続々となると予想。


02. 2012年7月10日 05:14:26 : HkDjpRHO9k
どらみさんの選挙区の議員が一番たちが悪いですね。
選挙の直前だけいい子になって、当選したら又、真逆のことをする。

03. 2012年7月10日 05:43:30 : pphEUA8yso
小増税法案に賛成した悪魔の全国会議員を決して許すことは出来ない!
議員ども覚悟せい!神の鉄槌を思い知れ。

04. どらみ 2012年7月10日 07:36:28 : TaxpTeHRktbIQ : 384mLCJ0q2
たしかにタチが悪いのだけど、それが民主党に残っている250人の衆院議員の実情じゃないですか(全員とはいわないが)。

いちおうわたしは、腹立ちを抑えつつ、「離党したほうが支持する人が多いでしょう。わたしも支持します」といって、野田らとの決別をそそのかしています。

何度か話をした政策秘書は、明らかにリベラルな反執行部派ですしね。

小沢新党から、立候補者がでたら、もちろんそっちを支持しますが、みんなの党の現職がいるので、多分ぶつけてはこないと予想。となると、ヘタレ議員であっても、自民候補に票入れるよりはなんぼかマシなのです。もちろん民主党離党が絶対条件ですけど。


05. 2012年7月10日 07:52:44 : MJCuURRj3o
どらみさま、政治家は局面で判断できない人物は適正が無いのだと思います。新しい人材に入れ替えた方が正解でしょう。その議員も既に執行部からのお金は貰っているはずです。聞いてみたら如何ですか?

06. 2012年7月10日 08:41:03 : 7LkiGXF3eg
何時から民主党は詐欺師集団になってしまったのでしょうか?

アホ菅が首相になる前の参議院議員選挙からでしょうか。

詐欺師集団に投票する気にはなれませんね。

民主党は自然消滅すると思っています。


07. 2012年7月10日 08:43:48 : a7CDidpYxs
05氏に同感

この程度の状況判断もできないようでは、
その選挙区の民主党議員は『才能が無い』ですね。
小沢新党に擦り寄られても迷惑なだけだし、新人に切り替えた方がいい。
彼には、将来、アメリカや対米追従官僚たちと渡りあえる可能性は無い。
政治は確かに数ですが、未来において数を生み出せる素質のない
政治家は育てなくて良いです。

「離党してどうするんですか?。選挙勝てないし、私は絶対支持しません。」と、
親身になって助言してやり、野田と行動を共にするように薦めてあげましょう。
それが本人の為。政治家には向かない。


08. どらみ 2012年7月10日 11:02:08 : TaxpTeHRktbIQ : 384mLCJ0q2
みんなの党の現職無視して、小沢さんの新党から新人が立候補してくれたらいいのですけどね。小選挙区は、こういう場合、選択肢が限られてしまいます。

とりあえずその政策秘書さんは、重要な情報源でもあるので、当面関係維持です。


09. 2012年7月10日 11:29:34 : esmsVHFkrM

どらみさま、

その議員はダメです。切るべきです。

原発再稼動と増税採決こそが「関が原」でした。それこそが政治家としての価値が問われる乾坤一擲の勝負だったのです。小沢とその同志は堂々とその志を果たしました。豊臣家の運命とは異なり、小沢の党にはいまそのお陰で明日が見えています。状況はそのような志によって主体的に切り開かれるのです。

「関が原」でその志を奮うことのできない政治家は一体どこでその志を果たすのでしょうか。

そんなあなたの選挙区の民主党議員は、その志が偽ものであるか馬鹿かのどちらかです。いずれにしても役に立ちません。

あなたの選挙区からはあなたが出るべきです。あなたが不可能ならあなたのお友達なりそのリベラルな秘書なりが小沢の党から出るべきです。

小沢の党はすべての選挙区に候補者を立てる必要があります。また、今度の選挙は小沢の党から出て、原発反対と増税反対を訴えさえすれば勝てる選挙です。あの増税法案に衆議院で賛成票を投じたもの以外なら資格があります。

阿修羅の読者の中からも、自分の選挙区に小沢の党が候補者が出せないようであれば、我はと思はん人が立つべきです。民主主義とは、単に選挙民として票を入れるだけでなく立候補することも含まれています。

自分も含めて「ここがロードスなり」という言葉をかみ締めたいと思います。


10. 2012年7月10日 15:20:06 : BB8Z77objU
まったく投稿の通りだと思う。
>「今日の国民の生活を守れずして、明日の国民の生活がある訳がない」
この一言に尽きる。
それどころか、消費税増税、原発再稼動、TPP、どれを見ても今日の生活も明日の生活も守れないだろう。

11. 2012年7月10日 19:32:56 : Vkk7YVgyeg
>増税反対議員を処分しただけで、民主党が「内ゲバ」体質だと言うのではない。両院議員総会開催の要求を握りつぶす。会議では採決をせずに「一任」を連発する。反対する者を「処分」と言って恫喝する。枚挙にいとまないほど、民主主義とはほど遠い事例が多すぎる。それでいて、外国人政治献金問題、非社会的団体との係わり、セクハラ発言など、菅・野田首相とその一派の不祥事には目をつぶる。その一方、前述のように後ろめたさを隠すために、個人をあからさまに批判する発言も多いのである。>
何から何までその通りだ。両院議員総会も開かず、「処分」と言って脅すのは、「脅迫」そのものではないか。執行部全員を東京地検に告発すべきだ。もう、「似非民主=キムジョンイル・野田内閣」としか言いようがない。似非民主党解党と野田内閣崩壊は近い。


12. 2012年7月10日 21:05:53 : 5Tlw0RO4QE
民意に背く政治。なぜ日本ではこういう流れになってしまうのか、何となく分かってきた。
オスプレイの訓練ルート=日本列島縦断=は正に衝撃的。他国にこれ程の利便を供与する我が国。
未だ占領下と悟った。宗主国の意向を優先すれば、国民の意思に背く政治にならざるを得ない。
「民意に背く政治」を一貫して行い、「政治とはそういうもの」と国民に諦めて貰わなければ、
我が国の米国の意向で動いている部分だけが、国民の前に炙り出されてしまう。
自民党よ。ジャパンハンドラー達よ。よくぞこれまで日本国民を騙してきた。

13. 2012年7月10日 21:19:08 : BQTcQXCFr6

もう騙されない。

14. 2012年7月11日 10:46:48 : C6egJou4rE
どらみ様
来るべき選挙では「消費増税反対」と「脱原発」の2点で一致できるところと手を組み、TPPや脱官僚支配その他の政策課題はとりあえずオブラートにくるんだまま戦いに臨むのが正しい選択ではないでしょうか。いわば、反ファシズム統一戦線、あるいは、中国での国共合作のようなものです。国が滅びるのを避けるためには,小異を挙げたらきりがなくなるのでぎりぎりの共通課題で愛国勢力を結集させる必要があります。敵は民・自・公の売国政力です。これをたたきつぶすためには、前記の2つの政策課題で幅広く連携することが大切で、ハシズムのところやセクト主義の共産党まで含んでも構わないと思います。消費増税可決に手を染めてしまった(良心的な)民主議員は残念ながら除外せざるを得ないでしょう。

15. 2012年7月11日 10:50:21 : 0jrEtTwncA
反発覚悟で申します。
どらみさんがご自身で動かれて生情報を収集、その上でご判断されていることについて、他者が簡単に「やめとけ」と仰るのはいかがなものでしょう。皆さんのお気持ちも理解できないではありませんが、議論の内容以前にこの態度には反感を覚えます。それこそ、小沢さんの悲願である「国民ひとりひとりが自立した民主主義社会」の定着と逆の態度だと思ってます。

その上でドラミさんのお話についてですが、世の中「0か100」ではありません。
確かに私などの庶民は0か100で決められることが多いですが、国会議員ともなると多くの人とのシガラミで雁字搦めですので、難しいことも多いのは確かです。そこを「優柔不断野郎め!」と断罪するのは勝手ですが、政治は説得ですから、そんな人間にも参加しやすい受け皿作りも重要な仕事だと思います。

1回生議員と言っても既に3年程度は経験があるんですから、ズブの素人よりは政治の世界を知っているでしょう。もちろんヤワな人材ではありますが、そんなヤワな政治家が多数を占めるのが日本の立法府の悲しい現実です。あいつ駄目、こいつ駄目では、小沢新党議員以外誰も残らないかも。

どらみさんが仰る議員が離党して小沢新党に参加されるも善し、またどこかの受け皿に所属されるも善しです。今回の50人は皆さん同様オイラにとっても志士ですが、あまりに志士臭を出し過ぎるとどらみさんの仰る議員などは参加しにくいでしょうね。

ただ小沢さんは人、特に国会議員というものを知り抜いておられますし、今回民主党で懲りておられますから、小沢新党が何でもかんでも引き受けるかどうかは今後の選択肢の中で判断されるでしょうね。今のところは数を意識せず、まず政策の具体的な道筋を提示して、それへの賛同者を選別する王道で行かれるようですので安心しています。

今の民主党は執行部、仙石や枝野・野田のお陰で、官僚主導のある意味何でもありの体育会系になりました。対極にあるのが小沢さんの国民主導の体育会系です。サークル会系、ヤワな議員にとって居心地の良かった民主党は既に崩壊しました。当の本人たちは気付いていないでしょうけど。

大多数のサークル会系の議員はこれから徐々にどこに所属するかの選択を迫られます。でもそこでは、サークル会系の反省と今後体育会系の政治家として生きて行く覚悟も迫られるでしょうね。そういう意味では、どらみさんに「やめとけ」と仰る方の気持ちはよく理解できます。

ただ、オイラはまず民主党執行部の政界からの消滅を心底願っています。また、今の民主党の消滅も心底願っています。オイラの場合たまたま小沢新党議員の選挙区ですので小沢新党に寄付したり、デモに参加したり、村上史好議員をボランティアで支えちゃろかなくらいしか今は思いつきませんが、サークル会系の民主党議員の選挙区の皆さんには、是非ともどらみさんのような「離党をそそのかし」の努力をしてほしいと思います。頑張ってください。

それにしても「選挙区の議員を少しでも支えよう」なんて、自分は一番みっともない行動だと思って来たんですがね。でも今回はそうも言ってられません。


16. 2012年7月11日 11:02:12 : 0jrEtTwncA

読み返したら、何を言いたいのかよく分からない文章ですね。
すみません。

鳩山さん辺りがサークル会系の受け皿のひとつになりうるのかな。
あの方は根っからのサークル系で、気持ちは体育会系に憧れる方とお見受けします。
オリーブの木構想の中では受け皿の多様性が重要になりますね。
小沢さんにとっては次善の策でしょうが、立法府の今の現実の力量では「過渡期」としてやむを得ないのでしょう。


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