http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/683.html
Tweet |
(池田恵さんのフォトアルバム)
胸打たれる雨傘!
http://shimotazawa.cohttp://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/388.htmlcolog-wbs.com/akebi/2012/07/post-1789.html
2012年7月 8日 神州の泉
阿修羅掲示板(政治)を散策していて、思わぬ写真を目にし、しばらくの間、深い感慨が胸に充満していた。皆さんにも、この写真が物語るところを深く感じ取って欲しい。この驚くべき写真は、「大飯原発前で機動隊に「傘を差し出す女性」の姿は衝撃的です (民間人です)」という記事中に出ている。
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/388.html
この写真は、大飯原発再稼働に反対するデモ集団に参加した一人の女性が、同じように雨に濡れて立っている若い機動隊員に傘を差しだしている光景である。神州の泉は政治的な言葉を発する以前に、この光景を見て、唖然とする思いである種の強い感動に包まれている。これは、原発再稼働を強行しようとする体制側と、それに反対する住民側が対立する最前線で起きたできごとである。政治的に言うなら、傘を差し出している女性と機動隊員は不倶戴天の敵同士である。
だが、雨に濡れている機動隊員に、そっと傘を掲げる女性の心根を慮(おもんぱか)れば、そこには敵に対する憎しみの感情はなく、住民を弾圧する側に属する人間も、日本人として同じ家族同士の国民の一人であり、原発問題は、体制側、国民側の隔たりもなく、一様に日本人全体の深刻な問題であるという、言わば根源的な部分における問題意識がよく見える。その意味で、この女性のささやかな人間的行為は、実に深い説得力を持って胸に迫ってくる。
機動隊員にも妻もいれば子供もいて、父母もいる。皆大事な家族がいて、大事な友人知己がいるのである。その意味で、同じ日本人同士が敵対し合わなければならぬ原発再稼働問題は深刻である。機動隊員は秩序維持のために、場合によっては職務として、敢然としてデモ隊を鎮圧しなければならない。しかし、本気の憎しみを持ってこの行動を行う隊員が何人いるのだろうか。神州の泉は主に女性が原発問題に対して、強い危機感で臨んでいるのは、子供を産み育てる生物学的本能が強く働いているからだと考えている。この感覚は政治性をはるかに超える種族本能的な領域から出ている。それほど原発問題は深刻なのである。
原発再稼働問題は、突き詰めて言えば、これは政治問題と言うよりも、もっと根源的である。それは人類や生物、環境が、まともな状態で存続できるかどうかを問いかける問題である。もっと言えば、われわれの未来がかかっている問題である。その意味で、この女性が示したささやかな行為は、反原発運動における真の方向性をはっきりと暗示している。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK132掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。