54. 2012年7月09日 18:37:19
: esmsVHFkrM
kAIyNbyofcがここに現れて、執拗に小沢に対する中傷を繰り返しているようだが、彼の主張は根本的に大嘘なので指摘しておきたい。 kAlyNbyofcは、 「「原発=過渡的エネルギー」 つまり、 「当分の間は原発容認で行きます」by小沢一郎」 と、小沢の朝日インタビューの言葉尻を捕らえて小沢を原発容認であるかのように中傷しているが、それは部分的に言葉尻を捉えて嘘をつくと言うkAlyNbyofc得意のトリックに過ぎず事実に基づかない。 小沢の真意がそんなものではないことは、小沢自身が日曜日のNHK放送に登場して原発問題について語っているインタヴューに明らかだ。 正確を期すために書き起こしから関連部分を全部以下に引用する。 ***引用開始*** 島田「政策課題で焦点が当たっているもう一つ。原子力発電の問題。こちらについてお伺いしたいんですけど。野田政権は大飯原発の3号機、先日、運転再開に踏み切りました。この今の政府の判断、これに対して新しい新党は原子力発電というこの大きな課題についてどういう基本姿勢で向き合うお考えですか?」 小沢「僕は今度の大飯の原発、これも安全性について国民、住民の納得の得られるようなやり方をやってないという批判は正しいと思います。再開するにしてももっともっと今まで以上の慎重な安全についての検査を、準備をするべきだと。調査をすべきだと思っております。 全体として、私は原子力というのはずっと前から言ってましたが、過渡的なエネルギーだと思います。といいますのは、原発の、いわゆる後に残った高レベルの廃棄物」 島田「放射性廃棄物」 小沢「これは世界的にも、どの国も、ガラス固化技術とか何とか言いますけど、これも完成してないです。そうすると高レベル廃棄物を処理する方法がないんですよ。どこも見つけてない。ですから、その意味では、これはまさに永久に使えるものではないと。ですから、なるべく早く新しいエネルギー開発に全力を尽くすべきだと思います」 島田「そのエネルギー開発で言いますと、いま政府の中の検討では2030年、この時点を一つ目安にして、ベストミックスですね。エネルギーの供給の比率をどうするかという議論が進められていますけれど、原子力の依存度を今あるものが古くなったら、なくしていくという考え方からいくと2030年で15%ぐらいまでと。減らすことになると。これまでは30%ぐらいの依存率がありました。この考え方が結構、議論されているわけなんですけれども、小沢さんはそういった原発の圧縮ということに関しては決して反対ではない?」 小沢「圧縮というのは、僕はある期間を目途に、ドイツでは10年を目途に止めることにしましたよね。これが10年で日本の場合できるかどうか、僕は専門的な情報を持ってませんので、今断言はできませんけども、ひとつの大きな目途だと私も思ってます。 それで、今おっしゃった政府のあれは順次少しづつ廃棄していくんでしょうけども、じゃあ廃棄物どうするんですか?廃棄していく、廃棄していくと言いますけども。だからそういう問題もありますから、原子力をずっと比率は小さくするけれども継続していくというのは現実的に難しいんじゃないかと思います。 ですから、やっぱりドイツが一つの良い例ですので、10年がいいか15年がいいかは分かりませんが、やっぱり原子力はやめて新しいエネルギーに変えていくという方向じゃないかと私は思います」 島田「脱原発依存ということですね」 小沢「そうですね。今すぐは出来なくても、ちゃんと目途をつけてやるべきだと思います」。 ***引用終了*** 以上に明らかだが。 まず小沢は、「原子力をずっと比率は小さくするけれども継続していくという」政府(原子力ムラ)の政策ではなく「やっぱりドイツが一つの良い例ですので、10年がいいか15年がいいかは分かりませんが、やっぱり原子力はやめて新しいエネルギーに変えていくという方向じゃないかと私は思います」と明白に原子力を止めるんだと言い切っている。 これは大きい。今の日本の指導的政治家でここまではっきりと原発廃止を明言している政治家はいない。野田も、前原も、仙谷も、岡田も、谷垣も、石原も、山口も、渡辺も、一切口を拭っている。そんなことをはっきり言うやつはまったくいない。これだけでも小沢は反原発に突出している。 つぎに、これが政治家の発言だという意味を考えなければならない。反原発はそれを主張することが大事なのではない、それを実現するという結果を出して初めて意味がある。それが政治だ。小沢は「主張する政治家」ではなく「実現する政治家」だ。 これから小沢はコアな支持者ばかりでなくより多くの多様な人々の支持を得ていかなければならない。また、政党や政治勢力間の政策協定や連携にも備えておかなければならない。それができなければ反原発であれなんであれ目指す政策を実現する権力を手にすることはできない。 だから、一般的に指導的な政治家は特定のイシューについてはっきりした立場を取ることを最後の最後まで忌避する。当然のことだ。それが政治のリアリズムだ。そんな政治勢力の数をめぐる対立と連携の政治リアリティーの中で小沢が原発問題についてここまで明言したことの意義は大きい。 私は小沢のリアリズム政治家としての才能を信用する人間だから、彼が判断した現時点における原発廃止のための最適な立場とその表明がこれなのだろうと理解する。反原発をしっかり目標としながら必要以上に敵を作らないで反原発そのものを早急に実現する。それが、小沢が「主張する政治家」ではなく「実現する政治家」であることの証拠だ。 現に小沢は、 「僕は今度の大飯の原発、これも安全性について国民、住民の納得の得られるようなやり方をやってないという批判は正しいと思います。再開するにしてももっともっと今まで以上の慎重な安全についての検査を、準備をするべきだと。調査をすべきだと思っております」 と明言している。これは大飯であれなんであれ「安全性について国民、住民の納得の得られるようなやり方」がない限り再稼動させないと言うことだ。つまり、「国民、住民の納得」がない限り今止まっている原発は動かさないということで、ドイツ並み10年を待たずにも原発廃止が結果として「実現」してしまうことがあり得るるということだ。これが政治のリアリズムということで、すべては結果がどうなるかだ。 その肝心の「安全性について国民、住民の納得の得られるようなやり方」が野田のようなペテンに成り下がるかどうかは、原子力ムラと官僚利権政府を抑えられるかどうかの問題で、この点においても小沢以外にそんなことをやれる政治家がいないことは明らかだ。そもそもそんな風に邪魔されるのがいやで官僚利権政府はインチキ検察やペテン審査会八百長裁判までやって小沢を抹殺しようとしたんだろう。幸いその小沢が生き残って、「安全性について国民、住民の納得の得られるようなやり方」がない限り再稼動させないと言っているのだ。これ以上確かなことは今の日本の政治状況においては有り得ない。 以上で、kAlyNbyofcが例によって大嘘を振りまいていることが明らかになったものと思う。kAlyNbyofc君においては異論があるようならぜひ聞かせてもらいたい。 したがって、原発を廃止しようと思ったら小沢に票を入れなければならない。敵はそれが分かっているから、ネトウヨが執拗に書き込むように「小沢だって原発容認だ」とか、このNHKの島田のように「脱原発依存ということですね」と言葉を引っ掛けてくる。敵が仕掛けてくる言葉尻を捕らえた印象工作に幻惑されてはならない。小沢が何をやるかすべては小沢の言ったことを虚心坦懐に読めば分かることだ。 と言うわけで、私は小沢の原発に関する発言に大いに満足している。これこそ反原発の宣言だ。だからこそネトウヨが必死で「これは原発容認に過ぎない」と印象操作に出てきているのだ。 私は「主張する政治家」ではなく「実現する政治家」として小沢とその同志に対して喜んで私の一票を投じよう。早く選挙がきてほしい。 日本に原発廃止を「実現」するのは小沢だけだ。 デモにも行くし選挙にも行くのだ。 今度こそ官僚利権政府に正義の鉄槌を下してやる。 |