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こんな政治ありか!野田官邸と自民党仕切る亡霊2人
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2012/7/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
死んだはずだよ、お富さん 生きていたとはお釈迦さまでも……の春日八郎の歌じゃないが、“死んだ”と思っていた政治家が、どっこい永田町で生き続けている。それも、政局のキーマンだというから仰天だ。
ひとりは、保守新党の代表だった熊谷弘元通産相だ。72歳。03年の総選挙で落選(静岡7区)して政界引退。それからは一線から消えていたが、驚いたことに野田首相のアドバイザーであり、黒子なんだという。
「熊谷は、小沢一郎と袂を分かってからというもの、反小沢の急先鋒になった。その意味で、元自民党の野中広務や民主党長老の藤井裕久とも近い。そんな関係で、野田に対して、どう小沢と対決するかの術を授けた。“ノーサイド”と言って首相になった野田が、小沢排除、小沢潰しにエスカレートした裏には熊谷がいるのです」(関係者)
もうひとりの亡霊は、自民党の青木幹雄元参院議員会長。78歳。前回参院選で「脳梗塞入院」を理由に引退したが、あれは息子に地盤を譲るための田舎芝居だったことは有名だ。今も自民党の奥の院を仕切っているというから呆れる。
「ヒマなうえ、竹下登の金庫を引き継いだから、カネもある。古賀誠や森喜朗の相談相手になっているし、早大雄弁会人脈で民主党の安住財務大臣が慕っている。民主・自民の談合政治を組み立てているのが青木だし、石原伸晃を操って、再び自民党を手に入れようとしています」(自民党関係者)
タメ息しか出ない政情だ。「政局より政策」と大マスコミは言うが、こういう亡霊を放置しておいて、政策もクソもあったものじゃないだろう。
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